PR未経験からNHK・FBS福岡放送から取材、朝日新聞・読売新聞・佐賀新聞・ヤフーニュースに掲載! ブログも開始2週間で1万PV超え

PR塾卒業生のロングインタビュー第12弾は、PR塾13期をオンライン受講された、アクシスエボリューション代表、人材育成コンサルタント・コーチ、田中伸一さんです。PR塾受講中にスタートされた声を失ったダウン症の息子さんとの日々を綴ったブログが人気に。全国で講演活動も展開され、取材が続いている田中さんに、お話を伺いました。

笹木: 伸ちゃん! いつもブログ拝読しています。今日はよろしくお願いします!

田中: ありがとうございます! こちらこそ、よろしくお願いします。

笹木: まずは、伸ちゃんの活動について聞かせてください。

田中: はい、現在の人材育成・コーチングの仕事は、始めて12年ぐらいになります。私がこういう仕事を始めたきっかけは、やはり息子がいたからなんです。元々は銀行員だったんですが、息子が生まれて、ダウン症だとわかり、2カ月後に突然呼吸困難になって、気管切開したんです。それで息子の病院や今後の生活を考えて転勤のない会社に転職しました。その会社で、コーチングや人材育成のノウハウを学んでいきました。その後プロコーチとして独立して、今に至ります。息子のおかげで、いろいろなものの見方や考え方が私の中で変わりました。そこで、今私がこういう風に仕事をしている大きなきっかけである息子からの学びを、多くの方に伝えていきたいと思うようになり、2019年から講演活動始めました。

笹木: 伸ちゃんの発信は、私にとっても学びとなるところが本当に大きいです。

■プレスリリースからNHK放送・FBS福岡放送、朝日新聞・読売新聞・佐賀新聞・ヤフーニュースに掲載!

笹木: PR塾に入ったきっかけと、入塾されての変化について教えてください。

田中: 成果としては、本当にいろいろあるのですが、佐賀で講演した時には、塾で教えてもらったように記者クラブへ訪問しました。その時に、教えていただいて作成した自己紹介資料を使ってメディア関係者に説明させてもらいました。それがNHK のニュース、朝日新聞、佐賀新聞に掲載され、ヤフーニュースにも転載されました。その後、初めて福岡都市圏で講演した時は、読売新聞、FBS福岡放送『めんたいワイド』で5分間の特集、JCOM福岡でも報道されました。

笹木: 大きく報道されていましたね! たくさんの方に知っていただく機会になって、私もうれしいです。

田中: ありがとうございます。入塾のきっかけとしては、今の仕事の他に、息子から教わったことについて、講演活動をずっとやっていきたいと思っていて。どうしたらその講演活動できるんだろう、と思ったときに、本を出せばそういう依頼がくるんじゃないかと思って。そこで、本を出すために、出版のための塾へ入りました。実際に複数の出版関係の方へプレゼンをさせていただき、興味を持ってくださった編集者さんも数人いたのですが、最終的にはすぐに「出版しましょう」ということにはなりませんでした。無名の人の体験本は、なかなか売れないとのことでした。

笹木: そうだったのですね。

田中: それで、どうしたらいいか…という話になったとき、「田中さんの認知度を上げる活動しましょう、そのために今は講演活動やブログで発信すること、そういう活動が地元のメディアなどに取り上げられることで、認知が上がったところで出版しましょう」ということになりました。そんな中で、その塾へ郁乃さんがゲスト講師で来られて、プレスリリースについての講義を受けました。私が作成したものを発表したときに、郁乃さんが「ぜひ広げていきましょう、応援しています」と言ってくださって。講演するだけでなく、そういった活動についてメディアに取り上げてもらうことの大切さを感じました。その後、すぐにPR塾13期の募集が始まったので、ぜひ受講したいと思ったのですが、スケジュールが合わなかったんです。でも、やっぱり受けたいなと思い、オンラインで受講することにしました。

笹木: ご縁をいただけてうれしいです!

■講演依頼獲得の秘訣は自己紹介資料

笹木: 実際にPR塾を受講されてみて、どうでしたか?

田中: まず、私はPRのことをあまり知らなかったのですが、よく研究されているなと感じました。郁乃さんの実績もすばらしくて、本当に感心することばかりでした。それから、クライアントを本当に心から応援している姿勢がすごいですよね。

笹木: なんだか恐縮です! 内容的に、役立ったと感じているのはどのあたりですか?

田中: 一番学べてよかったのは、先ほどお話した、自己紹介資料です。自己紹介資料はもともとフォーマットをいただきましたが、さらに個別相談で、私の目的や状況ににあったものに修正するためのアドバイスをいただきました。商品やサービスの説明でなく、提案もなく、ストーリーだけの企画書です。自治体や大学などへのアプローチ方法も学べたことで、実践に生かすことができました。取材への説明だけでなく、作成した資料を持って、講演を主催して欲しいところへ訪問しました。すると、活動を始めて2カ月後には講演の依頼をいただくことができました。また、現在前向きに検討していただいているところも2、3件あります。

笹木: わ! うれしいです! そうなんです。PR塾では、ノウハウを共有しながら、やはりみなさんがそれぞれ成果を出せるように、個別でのアドバイスも大切にしています。

田中: それがすごくありがたかったです。それから、やはりプレスリリースについての学びは大きかったですね。すごく実用的で、そんなに細く色々なことをやるものなんだと思って、びっくりしました。でも、その全部が役に立っているんです。コンテンツに無駄なところがない。オンラインで学び始めて、地元で大きな講演が決まっていたので、それについてのプレスリリースを作成しました。Facebook グループで添削してもらえるのがすごくよかったです。 半年間質問し放題というのも非常にありがたかったです。いくつ質問しても、全部に答えてくれるので。これ、もう1年ぐらいあったらいいなと思いました(笑)。作成したプレスリリースは、郁乃さん、坂本さんからアドバイスをいただいたおかげで、完成度が高くなって、すぐに新聞社の方から採用されました。

笹木: 田中さんのプレスリリース、完成度高かったです! 坂本さんの新聞記者視点のアドバイスも、良い形で生かせましたよね!

■ブログ×facebookで認知拡大!開始半月で1万PV獲得

田中: SNSについて学べたのもすごくよかった。例えば、Facebook のお友達は、入塾した時点で1300人ぐらいだったんですが、お友達申請についても教えてもらったことで、半月ぐらいでお友達を3000人にすることができました。それが8月の前半のことです。そして、元々、息子専用のブログをやった方がいいだろうとは思っていたのですが、9月に入って、ブログを開設したんですよ。すると、新しくFacebook のお友達になった方からもかなり良い反応がありました。

笹木: ブログランキングでも1位を獲得されたんですよね!

田中: はい、そうなんです。それは、教えていただいたとおりに、Facebookでお友達を増やしてあったからなんです。むやみに増やしたのでなく、学んだポイントを意識してつながりを増やしていたので、みなさんブログを見てくれて、「頑張って」「応援してます」「次はどんな話ですか」といったコメントもたくさんいただきました。それがすごく励みになって。結局初回から今まで、毎日更新しています。スタートして1週間で1日に1000アクセスを超えて、半月で累計PVは1万を超えることができました。

笹木: すばらしいですね! 内容も、人間力を学べるので、私もいつも楽しみに読んでいます。

田中: ありがとうございます。息子から学んだことというのは、結局は「人はどう生きていけばいいのか」とうい話になると思っています。最終的には自分自身がどう生きるか。私は人材育成の仕事ではコンサルやコーチングもしているのですが、結局は部下の育成に対して何をするか、ということでなく、あなたがどういう考えで、どういう生き方をしていくかっていうことになるんですよ。息子の話しから入っても、人材育成の話でも、最終着地点は全部一緒なんです。

■伝えたい思い「全ては愛」息子と共に全国へ広めたい

笹木: 今後の活動について、どのように考えているかぜひ教えてください!

田中: これからもブログで発信を続けて、講演についての営業活動をしながら、講演が決まったらちゃんとプレスリリースを作って配信して、取材を受けて…これをずっと繰り返していくイメージです。そうやって実績を作っていくことで、その先にはまた本の出版、ということも見えてくるのかなと。最終的には、仕事の半分ぐらいが講演の依頼になって、息子を連れて全国を旅しながら仕事をする、家族旅行しながら講演活動できるようになれたらと思います。

笹木: 田中さんの思いが今後ますます広がって行きますね!

田中: 私が一番伝えたいことだけ言うと、変に思われるかもしれませんが…本当にこの世界は愛しかないということです。息子はそれを私に気づかせてくれました。生まれた子に障がいがあっても、呼吸ができなくて窒息しかけたことも、その時はもう本当に不安や恐怖しかなかった。でも、今だって障がいがなくなったわけではないのですが、それでよかったんだということに気づいたんです。それがあったからこそ、私も仕事が変わって、子どもと向き合うようになり、いろいろなことに気づかされました。そんな息子のことを、私は誇りに思っています。息子は、声が出せないし、しゃべれませんので直接は言わないのだけれど、私が息子のことを自慢していることを、息子も誇らしいって言ってくれているように、私には感じるんです。心の会話ですけれどね。

笹木: そうなんですね。ぜひ、全国の必要としている方に、息子さんと、伸ちゃんの言葉、届けていただきたいです。今日はお忙しい中、ありがとうございました!

■インタビュー後の感想

SNSPRで大きな成果を出されている田中さん。発信の内容がすばらしく、学びも多いため、たくさんの方に知っていただきたいです。出版は信頼と認知拡大のための大きなツールですが、まずはSNSから認知拡大をしていくことも重要なステップ。これからも伸ちゃんのご活躍、応援しています!