PR塾レポート

9月本講義 メディアアプローチ企画書編&PRプロデユーサーとしての仕事の進め方

本講義

今回は、9月16日のOJT式PR塾本講義についてレポートします。この日の講義はメディアアプローチの応用編として企画書の作成がメインテーマでした。新商品やイベントがない場合や、専門家としてメディア露出を狙いたい場合は、プレスリリースではなく企画書でのアプローチが効果的です。

前半はプレゼンやテレビ局へのアプローチ、エピソード企画について。後半はこの日のメインである、専門家枠を獲得するための企画書作成。最後にPRプロデューサーとしての仕事の進め方について、と盛沢山の内容でした。

それでは、詳細をお伝え致します。

メディアPRはプレゼンで掲載率が上がる!

新商品やイベントなどは、メディアの方にプレスリリースでお伝えしますが、新しい動きがない時でもPRはじっとしているわけにはいきません。メディアPRはプレスリリースだけではなく、企画書でもできます。

新商品やイベントなど新しい話題がない場合は、プレスリリースではなく、企画書を作成してアプローチをします。企画書、プレスリリースどちらも宛名を調べて郵送するだけよりも、電話をしてから担当者に郵送、もしくはお会いしてプレゼンすると、掲載確率が高まるでしょう。

この講義ではまず、実際にお会いして、もしくはオンラインでプレゼンをするメリットを3つご紹介しています。

1.相手のニーズをヒアリングしてカスタマイズできる

2.想いや感情が伝わりやすい

3.継続的なお付き合いに繋がる名刺交換ができる

メディアの方が興味を持っていることを聞いたり、持ち込んだ企画書に興味を示されない場合でもどの部分が今一つなのか質問して、再度企画を練り直し提案することができるのは、最大のメリットです。

また、メディアの方の心を動かすには、想いや感情を伝えることが大事です。お手紙以上に熱量が伝わるのは、プレゼンのメリットです。

さらに、以降何度もプレスリリースや企画書をお送りできるための連絡先を頂けるのも嬉しいポイントです。

上記のようなメリットがあるプレゼンですが、会社紹介の資料がないと手持無沙汰で提案が難しくなります。講師の笹木も会社の資料なしでは怖くてプレゼンができなかったとお伝えしています。

直接お会いできずZOOMなどオンラインでのプレゼンでも、やはり資料は必要です。(会社紹介資料の作成の仕方については、別の講義で説明しています)

さらにこの講義では、ZOOMでのプレゼンのスムーズな流れについても説明がありました。

さて、最初のレクチャーが一息ついたら、次はワークです。プレゼンでメディアの方にしっかりお伝えしなければならないのは、OJT式PR塾でしっかり作り込む「PR設計」。ここをまずお伝えしないと「何の会社なのか?」「なぜその事業をしているのか?」がぼんやりしてしまい、提案が通りにくくなります。

スラスラと話せることが大切な部分なので、ワークはしっかり時間をとって行われました。まず個人で「PR設計」を書き出し、その後2、3人のグループで発表しフィードバック。OJT式PR塾の講義では、本音のフィードバックがお約束になっているので、自分事として活かせる意見が得られます。

株式会社LITA PR代行チームがテレビ局へのアプローチ方法を直伝

笹木がOJT式PR塾の受講生の方々からよくご質問をいただくのが、テレビ番組で放送されるためのアプローチ方法についてだそうです。基本的には他の媒体と変わりませんが、いつ、誰に、どのようにアプローチすればいいのか分からず尻込みしてしまう場合もあるでしょう。

受講生の方々の疑問にプロがお答えすべく、この日の講義では、OJT式PR塾を運営する株式会社LITAのPR代行チームのメンバーが登場。

テレビ番組のディレクター経験もあるメンバーなので、内情にも詳しくPR代行チームが実際に行っている方法を詳しく解説しました。例えば、担当者の探し方、電話番号の探し方、トークの内容など、そのまま真似すればいいところまで詳細をお伝えしています。

さらに、受講生の方々からのリアルな質問にもその場で返答。PRについての書籍や講座は他にもありますが、他ではなかなか得られないコアな情報を公開しました。

ひな型に沿って企画書の本文を作成

ここから企画書についての講義が始まりましたが、まずはストーリーを盛り込んだエピソードの企画書について説明があり、直近の実績や挫折、どう乗り越えたかについて受講生同士で発表するワークをしました。

その後は、専門家枠を獲得するための企画書作成についてでした。笹木郁乃が「エコノミスト」などの掲載を獲得したときに実際に使用したひな型に沿って、1時間で本文を一緒に作成しました。

笹木の場合同様に、起業家や経営者を専門家として取り上げてもらうことで、掲載の確率はさらに広がります。そのためには、プレスリリースではなく企画書が必要なのです。

まずはひな型を一緒に追いながら企画書の構成をご説明しました。1ページ目には企画の概要、2ページ目にはプロフィール、3枚目以降は実績が記載されています。

最初にどんな専門家のどんなことを薦める企画書かを各自で落とし込み、その後受講生同士で発表しフィードバックをし合いました。

次にプレスリリースでも大切な、社会の現状について個人で考えました。PRする専門家を社会の現状と結びつけて紹介します。ワークで書き出したことは、グループで発表とフィードバックを行いました。

その後もひな型の構成に沿って、タイトルや画像などについてもポイントをお伝えしました。企画書について初めて知った方でも概ね企画書とはどんなものか、どう書けばいいのか実践的に理解できる内容でした。

PRプロデューサーの仕事の進め方、相場は?

PRは人材派遣会社の成約率がトップな職種というくらい、今とても需要がある仕事です。そのためフリーランスや副業でもPRの仕事をしたいという方が増えていますが、実際にはどのようにクライアントを獲得し、どのような価格帯で始めればいいのか分からないという方が多いようです。

ここでは、PRプロデューサーとして仕事を始めるために知っておきたい情報を、PR塾の受講生や元受講生たちの例なども交えて詳しくお伝えしました。

今回の講義は「プレゼン」「企画書」「テレビ局へのアプローチ」「PRプロデューサー」と4つの角度からPRについて理解を深められる充実した内容でした。