テレビ・新聞・雑誌、9社のメディア掲載ゲット!18年勤務の会社を独立、PRプロデューサーに

PR塾卒業生のロングインタビュー第11弾は、PR塾13期卒業、「WEB×PRプロデュース」PR WEAVE代表、中谷早織さんです。大手企業の広報・WEB担当として18年勤務され、PR塾での学びを生かして企業への取材を9社もゲット。その後独立され、飛躍がとまらない早織さんに、お話を伺いました。

笹木: さおりんこんにちは!今日はよろしくお願いします!

中谷: こちらこそ、よろしくお願いします!

笹木: まずは、さおりんの現在の活動について教えてください。WEBのお仕事をずっとされてきたということでしたよね?

中谷: はい、18年間、大手企業のWEB担当として、HPの更新やメルマガの発行など、販促・広報・企業プロモーションに広く携わってきました。現在は独立して、WEBマーケティングとPR塾で学んだメディアPR・SNSPRを掛け合わせた企業支援をしています。

笹木: 18年間!!それはすごい実績ですね!今、LITAでも企業PRの案件を多数担当していますが、WEB構築とPRは切り離せないもの。両方をしっかり行うことでの相乗効果は大きいと感じています。そこはさおりんの強みですね!

中谷: ありがとうございます!

■3年越しでPRへ入塾 そのきっかけとは

笹木: さおりんがPR塾に入ったきっかけは何だったのですか?

中谷: 実は、3年前からずっと郁ちゃんのこと見てたんですよ。髪の長い頃からです!

笹木: わ!そんなに前から!うれしいです。

中谷: そうなんです。郁ちゃんのブログやfacebookを拝見し、PR塾のことも気になっていたのですが、なかなか仕事で生かせそうな時期がなく、そのままになっていました。それが今年、勤務先の社長からも「メディアにPRしてはどうか」という話が出たんです。

笹木: 社長からのご提案だったのですね。何かきっかけがあったのですか?

中谷: 私の勤務していた会社は、制御機器の販売・提案をする企業なのですが、お客様がお子さまの学校でPTA会長をされていたご縁で、地域の小学校で「モノづくりの総合学習」を行うことになったんです。小学生にも分かりやすいように、実際のロボットや機器を動かし、「ものづくり」のデモをご覧いただきました。そのときに、「これはメディアにも取材してもらうといいんじゃないか」という話が出たんです。

笹木: なるほど!確かに、社会貢献の意義ある取り組みですから、メディアにもニーズがありますね!

中谷: はい。それで数年越しの念願がかなって、PR塾を受講することになったんです。

■固定概念を覆すアドバイスから学んだPR視点

笹木:PR塾に入ってみて、どうでしたか?

中谷: まず、郁ちゃんが愛にあふれた人だな、ということをすごく感じました。

笹木: そうなんですか!?光栄です。どうしてそう思ったんです?

中谷: 実績もあってすごい人なのに、とても近い距離で、一人ひとりに親身になって質問や相談を聞いてくれていて。

笹木: みなさん、覚悟を持って、決して安くない受講料をかけて来てくれているので…。私もみなさんの人生に、本気で向き合って、成果につなげていくことをいつも考えていて。個別質問会も、やっぱり熱が入ります!

中谷: 特に私はずっと会社員として働いてきたので、その業界のことしかわからなくて。質問会でアドバイスをいただく視点が自分とは全然違っていて、衝撃でした。こういう業種はSNSなんて使えないだろう、という固定概念があったのですが、具体的にどんなふうに活用していけばよいのかアドバイスをもらえたことは、すごくためになりました。

笹木: PR視点だと自社では気が付いていなかった部分が強みになるということはありますよね。

中谷: はい。そして、WEBもそうなんですけど、自分が出したいものを出していても駄目だっていうことがすごく勉強になりました。例えば、プレスリリースだったら、記者さんが記事に載せやすいような、社会性のある切り口を考えて情報提供していく。WEBだと検索される形に合わせた情報を出していきますが、PRも自分が出したいものをそのまま出しちゃいけない。その視点と方法を教えてもらったっていうのがすごく大きかったです。

■メディア9社の掲載ゲット!その裏側は!?

笹木: そんなさおりん、先日はメディアPRで驚きの取材9社をゲットされていましたね!

中谷: そうなんです。自分でもびっくりしてしまって。

笹木: それはどのような内容のものだったんですか?

中谷: はい、実は先ほどお話した、勤務先の会社で開催した小学校への授業の取材だったんです。

笹木: そうなんですね!

中谷: はじめにこの授業をしたときは、PRもしませんでしたから、取材は0件でした。ところが、全く同じ内容の授業で、今度はPR塾で学んだプレスリリースによるメディアPRを行ったところ、なんとテレビ5社、新聞2社、雑誌特集4ページ、タウン誌、経済レポート1社の取材と放送・掲載、ヤフーニュースにも転載されました。

笹木: すごすぎます(笑)!9社ってなかなかないことですよ!!さおりん、自分では何が一番取材につながったと思いますか!?

中谷: そうですね。まずはプレスリリースの内容かなと思います。これはPR塾受講中に作成したものなんです。塾で教えてもらった、情報の内容を社会性と組み合わせて書くことを意識しました。具体的には、「来年から小学校でプログラミング教育が始まる」という部分に絡めて書いたんです。PR塾講師の坂本さんに、内容やタイトルも見てもらって、元記者さんの視点からアドバイスいただきました。

笹木: 坂本さんのアドバイス、私もいつも勉強になってます。

中谷: そのプレスリリースのタイトルや内容が、ほとんどそのまま使われていたんです。びっくりしたのと、情報を出す時には本当に記者さんが使いやすい形で出すのがいいんだなって思いました。

笹木: こちらが出したい情報ありきでなく、メディアや世の中の人たちがどのような情報を必要としているかを意識することが大切ですね。

中谷:本当に、そこを実感しました。そして、もうひとつ大事だったのは、実際に会いに行って情報を届けるということです。実は、始めにプレスリリースを選定したメディアに郵送したのですが、全く反応がなかったんです。

笹木:おお、そうだったんですね!どこから反応が来たんですか!?

中谷:もう、本当に直前のことだったんですが、授業の5日前に、「このままじゃだめだ」と思って、記者クラブにもプレスリリースを持ち込むことにしたんです。私は広島支社の勤務だったので、イベント(授業)が開催される岡山の担当者にお願いして、岡山の記者クラブへ持ち込みをしてもらいました。

笹木:地方は特に、記者クラブから取材につながることが多いですからね。

中谷:はい。その後、開催2日前からいきなり電話が次々とかかってきて。しかもテレビが多かったのも予想外でした。他に大きなニュースがなくて来てくれたというのももしかしたらあったのかな、と思います。

笹木:本当に直前での取材決定だったのですね!そこであきらめずに行動したことの結果ですね。すばらしい!会社のみなさん、どんな反応でしたか?

中谷:いやもう、喜ぶっていうより、本当にびっくりしてしまって。同じ授業なのに、こんなに来ていただけるとは。もちろんうれしかったのですが、とにかくみんなでびっくりでした(笑)。当日にも、もう授業が始まっているのに電話がかかってきたりして、途中からはお断りするくらいだったので…。

笹木:いや、本当に大きな反響でしたね。小学校へつなげてくださったお客様もうれしかったでしょう。お仕事の信頼にもつながる大きな成果でしたね。

■独立の転機 WEB×PR×SNSで長期的なサポートを

笹木: さおりんは前から独立を考えていたのですか?

中谷: いえ、全然なんです。実はPR塾に入って、受講中に独立を決めました。一緒に学んでいるみんなに刺激を受けたことと、とにかくPRが楽しくて。これは、自分がやってきたことと掛け合わせたらすごくいいなと思いました。PRをするには、WEBの情報が整理されていることもやっぱり大事。また、せっかくHPを作っても、それが知られないと認知が広まらない。その両方を必要な方に提供していきたいと思い、独立しました。

笹木: さおりんは、HP制作も、マーケティング戦略もできるというのが本当に強みですね!

中谷: PR塾でSNSPRを教えていただいたことも大きくて。私はまだfacebookはお友達限定で投稿していたのですが、そこから複数の企業にご依頼をいただいて、現在HP制作やメディアPRのサポート、SNSの使い方の講座も主宰しています。お客さんと話していて感じているのは、やはりWEBだけじゃだめ。SNSも、メディアPRも必要で、どれがひとつかけていてもだめなんだなと。WEBを作って終わりというところが多いけれど、本当はそこからが大事。長期的にその後のPRまでをサポートできる、そういうサービスをお客様に提供していきたいと考えています。

笹木: すばらしいですね!これからますますのご活躍、楽しみにしています!

■インタビュー後の感想

9社取材獲得の裏には、直前まで取材0、そこからの行動があったのだと聞いて驚きました。やはり、PRで成果を出せる人は、成果を信じて行動し続けられる人なのだということを、さおりんからまた新たに学ばせていただきました!独立されたさおりんのご活躍、これからも応援しています!