40代1児の母が未経験のPRに転職!複数企業とPR契約、ラジオ・新聞・テレビ取材獲得

PR塾卒業生のロングインタビュー第10弾は、PR12期卒業、13期再受講の、PRディレクター寺尾祐子さんです。未経験だったPRを仕事として、企業案件も複数担当。ライターのご経験を生かしてライティング習慣化コーチとして講師活動もされています。子育てをしながら生き生きとアクティブに働く祐子さんにお話を伺いました。

笹木: 寺尾さん、今日はよろしくお願いいたします!

寺尾: こちらこそです!

笹木: まず、寺尾さんの今の活動について教えてください。

寺尾: はい、PRディレクターとして、企業のPR代行を仕事にしています。お客様の目的を共有して、目指す方向に向かって一緒にPRに取り組んでいます。企業や団体がメディアに出られるよう、アプローチすることももちろん、イベントの企画を考えたり、目的に向かってPRでどのようにお役に立てるかを考えたりしながら仕事をしています。

笹木: 寺尾さんはもうPRディレクターのプロ!という感じですが、実はPR塾に入ってからこの仕事を始めたんでしたよね?

寺尾: そうなんです!本格的に始まったのは今年(2019年)の4月からなんですよ。2018年の11月からPR12期に入って、そこから徐々にPRの仕事に向けて準備をしていて。そして、卒業後企業2社とPR契約がスタートしたんです。

笹木: PR塾卒業後のスタート、しかもすぐに2社と契約ってすごいですね!

寺尾: PR塾に入るまでは全くの未経験でしたが、PR塾で学んだおかげで、仕事とすることができました。でも、やっぱり個人でやってみて、改めて聞きたい部分もでてきて。実際に案件を持って動いている今だからこそ、もう一度復習したい!という思いで、思い切って次の13期に入っちゃえ!と再受講しました。そしたら質問し放題じゃないですか。(笑)

笹木: あははは。確かに、最近は、すでに広報・PRを担当されていて、実践しながら受講してくださる方も増えていますね。質問しやすい環境が作れているならうれしいです!

■PRに対する印象が変わった!PR塾12期入塾と13期再受講の理由とは

笹木: PR塾はそもそも何がきっかけで入ろうと思ってくれたんです?

寺尾: 5年ぐらい前にあるコンサルの方から「寺尾さんはPRに向いてるよ」って言われたんですよ。それで、その時はPRの本を56冊買って読んでみたんですが、全然ピンとこなくて。それから、私は元々ビジネス雑誌の編集記者を5年ほどしていたのですが、当時PR会社に対してあまり良いイメージがなかったんです。必要な時だけ、情報を載せたいときだけ寄ってきて、こちらが質問しても反応が薄かったりとか

笹木: そうだったんですね。それは、私も会社員時代、企業側としてPR会社と関わってきた中で感じたことでもあります。だからこそ、そういうPRはしたくないって感じていて。企業に寄り添い、メディア側にも必要としている情報を届ける、日ごろからつながりを意識する、大事なところですよね。

寺尾: 私もPRの仕事を始めて、郁ちゃんと同じこと、感じてます。

笹木: PRに対してあまりいい印象を持っていなかった寺尾さんが、PRを学ぼうと思ったきっかけは何だったんです?

寺尾: 元々私は、大卒後企業に10年間務めていました。結婚後は専業主婦期間の後に、編集記者となったんです。

笹木: PRを受ける側ですね!

寺尾: そうなんです。山のようにプレスリリースを見てました(笑)。編集の他にもWEB構築やインタビュー、セミナーの企画・運営などいろいろやりました。仕事が大好きだったんですが、2010年に主人の転勤で退社することになり、子どもを授かったこともあって、その後はフリーランスのライターとして活動をはじめました。自分で講座も開くようになった2017年に、PR11期を受講していた友人と話す機会があって。「とてもよかったからおすすめだよ!」と聞いて、以前PRが向いていると言われたことを思い出したんです。

笹木: ご友人の紹介だったんですね。そんなふうに、卒業生からお話を聞いて入塾を決めてくださる方も多いんです。ありがたいです!実際入ってみて、PRについて捉え方って変わったところ、ありますか?

寺尾: めちゃくちゃあります!PR塾に入って、いくちゃんとの出会って、PR会社に対するイメージがガラッと変わりました。今までのイメージは、ビジネスライク、ある意味、ガツガツしているのに機械的なイメージが拭えず全く魅力的な仕事には感じられませんでした。だけど目の前のいくちゃんは違いました。強い志があり、情熱があり、愛がある。PRって、お客様のために貢献できる仕事なんだって感じました。

笹木: わ、そんなふうに感じてもらえて本当にうれしいです。私は、PRという仕事が大好きで、PRに恩返しがしたいという思いもあってPR塾をやっているので。

■PR塾のワークが実践に生きた!未経験から3メディアの取材ゲット

笹木: 学んだ内容についてはどうでしたか?

寺尾: もう、とにかく楽しくて。まず、自分のおせっかい気質がすごく役立てられるなと感じてます。堂々とおせっかいができる。クライアントに「こういうふうにやったらどうですか?」と提案して、取り組んでいくのが楽しいんです。人の切り口を見つける、ネタを見つけるのがすきで。できない理由でなく、「やろうよ!」と背中を押して、その人が輝く姿を見ること、それをお手伝いをすることが好きなんです。それで、学んで行くうちに気持ちも盛り上がって、これ、絶対仕事にするしかない!!と思いました。新しいことに対する不安とかも全くなく、やるしかない!という感じでした。

笹木: PR塾12期では、契約した2社のメディア取材、早速獲得されてましたよね!

寺尾: そうなんです。ラジオ、新聞、テレビの取材を3件獲得することができました。もう、「やったー!」という感じで。それから、ほっとしたのもありましたね

笹木: 入塾中や卒業後、寺尾さんのように企業契約でPRを仕事にする方、増えてるんです。始めのメディア掲載を獲得できた瞬間ってやっぱり特別ですよね。塾で学んだ内容、一番実践で役に立ったと感じているのはどのあたりですか?

寺尾: そうですね、特に電話のワークがすごくよかったです。あの練習があったことで、実際のメディアアプローチで電話をするときに緊張が薄れました。あと、記者クラブへの具体的な訪問を教えてもらえたことや、プレスリリースについても、書いたことがない私でも、どこに何を書くのか詳しくカテゴリー分けされていたので、書くことができました。

笹木: 順調にお仕事スタートされた寺尾さんが次の13期で再受講してくださったのはどうしてですか?

寺尾: 実際に動いてみて、仕事としてやっていく中で、さらに知りたいことが出てきて。PR塾ではリリースを作っても添削してもらえるというのが12期の経験で知っていたので、さらにスキルを習得していきたいと感じたんです。自分が受講して、PRがはじめての人はもちろん、PRを始めたばかりという人にもすごくいいと感じました。復習したときに、自分の中で「これ抜け落ちてた!」ということなどもわかってすごくよかったです。

笹木: そして13期のときにも新聞、ラジオ取材を獲得されてましたね!

寺尾: あの取材獲得のときに、いくちゃんが講座で話していた「実績の大切さ」をすごく感じました。

笹木: そうなんですね!

寺尾: はい。13期でのラジオ出演獲得は、12期で獲得したのと同じ番組だったんです。1回目の時に、別の方について簡単な資料でご紹介していたんです。そして、私の方でも一度取材を受けたというつながりが実績となって、再度別の方の取材にもつなげることができました。

笹木: そういう経緯があったんですね。メディアとのつながりって、大事なところですね。

■PRのやりがいは、人を輝かせること 言い訳を探すより、やりたいことにフォーカスする

笹木: 今一番やりがいを感じていることはなんですか?

寺尾: PRを仕事にしてみて、PRは人を輝かせる仕事だと思いました。そこが一番のやりがい。それから、今、PRのチームを作って活動をしています。メンバーはみんな子育て中のママで。フリーランスで子育てとのバランスを取りながら、みなさんやってくれています。私自身、結婚10年目、40で子どもを授かったので、同じ子育て中の方と働けることにもやりがいを感じてます。一人の方は、専業主婦をやっていた方で。プレスリリースの送付を担当してもらっています。それぞれの得意を生かして。得意分野を生かして働くことで、WIN-WINの関係ができて、みんなに「こんな楽しい仕事をさせてくれてありがとう」とメンバーから言われて。PRという仕事のお陰だな、とうれしく思っています。

笹木: そんな寺尾さんに、私もぜひLITAに関わってほしいと思って。半年前からジョインいただきました。LITAのチームで働いてみて、どうですか?

寺尾: 元々、チームでやるのがすきなんです。LITAチームの仲間と、スピード感を持ってメディア掲載、企業への貢献へ向かっていく。それぞれの得意を生かして働くことで、お客様にも感謝される。本当に価値ある仕事だと感じるし、LITAのみんなと仲間として頑張れる楽しさに、感謝しています。みんなとこれからも、日々感動していたいですね。

笹木: 私もフットワーク軽く、エネルギーあふれる寺尾さんとご一緒できて、本当にうれしいです。ありがとうございます!

笹木: 最後に、これからPRを仕事にしたいという女性たちに、メッセージをお願いします。

寺尾: 私は今49歳なんです。そして、今年からPRを新しい仕事としてスタートさせました。年齢とか、子どもがいるとか、主婦とか、関係ない。できないことがあっても、自分の苦手なことは、得意な人に手伝ってもらえばいい。それが社会のためになることでもある。言い訳なんて、探せば山のように出てくるんですよね。でも、そこにフォーカスするんじゃなくて、やりたいと思ったらやっちゃえばいいんじゃないって思うんです。どうせ死ぬんだし!(笑)いつだって、今が一番若いんだからね!

笹木: うんうん。本当に、そうですね!

■インタビュー後の感想

寺尾さんのポジティブさ、新しいことにも楽しんで挑戦する姿に私も元気をもらっています。おせっかい気質はPRでは武器になりますね!そして、「PRが好き」「楽しい」と思ってくれるようになったというお話も伺え、うれしく思いました。これからも、一緒にPR業界でお客様に貢献して行きましょう!