PR塾でPRプロデューサーに転職・独立!卒塾後1ヶ月で7つのメディア掲載 新聞・TV・ラジオ取材続々ゲット

PR塾卒業生へのロングインタビュー第七弾は、eikoPR代表、PRプロデューサーの八幡英子(やはたえいこ)さんです。企業のPR担当者としてPR塾に入塾後、PRの魅力を知ってPRプロデューサーとして独立を決意され、現在企業と契約、地元北海道を中心にご活躍されています。そんなえいこさんに、PRを仕事にする中で感じてきて難しさややりがい、今後の活動について伺いました。

笹木:今日はPR塾10期卒業生で、現在PRプロデューサーとして活躍されているえいこさんに話を伺います。よろしくお願いします!まずは現在のお仕事の内容を教えてください。

八幡:よろしくお願いします!今はPRプロデューサーとして、プレスリリースを作成してメディアにアプローチしたり、SNSの運用、イベントや出版のPRしたりなど、幅広く担当しています。

笹木:完全にPRがお仕事ということなんですね!出版PRでインフルエンサーイベントを企画されて、発売初日に重版決定されたり、イベントPRで新聞取材・掲載4社、テレビ局2社、ラジオ局1社獲得されたり、本当にご活躍ですよね!企業とも複数PR契約されてるとお聞きしました。

八幡:はい。お陰様で現在3社とご契約いただいてます。2社が地元、北海道。1社が東京の会社です。

■企業のPR担当として入塾、PRに魅力を感じ、独立へ

笹木:PR塾に入塾された時は、企業でお勤めでしたよね。

八幡:そうなんです。PR塾に入ったのは、以前勤務していた会社でPRのことを勉強してくるようにと言われ、学びに行ったことがきっかけだったんです。塾で学ぶうちに、PR一本でやっていきたいと思うようになり、社長さんが私の思いを応援してくれて。そこで、PR業で個人事業主として独立し、当時お世話になっていた会社とは現在PR代行で業務委託契約を結んでいます。

笹木:そうなんですね!元の会社とも、とても素敵な関係ですね。

八幡:はい。本当に恵まれていると感じます。

笹木:PR塾に入ってから、PRを仕事にしたいと思ったとのことですが、どのあたりが決め手になったんですか?

八幡:本当に自分がやりたいことって何かな、というのを探していたところだったというのもありました。そして、PR塾では、郁乃さんのアドバイスにしたがって、素直な気持ちで動くことができました。

笹木:どんどんメディアに訪問して、『挨拶してきました!!』という感じでしたよね!PRが合ってるんだなと感じていました。

八幡:ふふふ。でもその時に、迷っていることがあったんです。今自分は、 真剣に会社のことを考えてるのか、お給料をもらってPRをやっていくことができるのか。商品のこと、会社のことについて、塾のワークの中で資料を作りながら、自分は自社についてうわべだけしか知らないと気づいたんです。そんな今の自分が、会社を心からPRできるのかということが不安でした。そこで、そういう迷いがあるままでPR担当者としてやっていけるのかということを、塾の休憩時間、個別質問の時間に、郁乃さんへ質問したんです。

笹木:うんうん、そうでしたね。

八幡:その時郁乃さんが、「会社と商品を愛さなければ、PRはできない」とはっきりとおっしゃったんです。それで心が決まったんです。愛すればいいんだ、それだけなんだ、と思ったんです。

笹木:なるほどね!難しいことでなく。まずは愛するというところですね。

八幡:はい。「愛せばいいんじゃん!」と思ったら、ますますPRが好きになったんです。今もPR塾で作成した自己紹介資料を常に持ち歩いているんですけど、郁乃さんのその言葉で、PRを仕事にしていくと決めましたっていうのも書いてあります!

笹木:えー!!うれしいです!!

■独立して初めてわかったPRの難しさ 3年を目標に邁進する日々

笹木:その後PRという仕事がご自分に合っていると感じるようになったのでしょうか。

八幡:私は元々、一般財団法人ほめ育マスターインストラクターをやっていて。その方の長所を見つけ、伝えて自己肯定感をあげるというものなんですが、私の一番やりたいことって、それなんです。あっという間にみなさん行動を始めるんです。でもそれは、あくまでも、財団なので寄付をする団体なので、別に仕事をしながら、ほめ育はずっと活動していきたいという風に思っていたんです。

笹木:うんうん。

八幡:そしたら。PRって、その人の良さを伝えることができるわけですよね。もう、私のやりたいこととばっちり合ったんです。その人の良さをご本人にわかってもらうというのが私のやりたいことなんです。

笹木:確かに、えいこさんの思いと、そしてとても社交的なところと、とても合ってますよね!そして、日本人って控えめで謙虚なところがあるので、自分の良さを知るのが苦手な方も多いですよね。えいこさんみたく、『もっとやりましょうよ!』ってお尻を叩いてくれる人が横にいるっていうのが、安心な社長さんも多いでしょうね。

八幡:そうですね。クライアントの社長さんには、私と話をするのが心地よい、と言って喜んでいただけているのもうれしいです。

笹木:個人事業主のPRプロデューサーとして本格的にスタートされて、今の率直なお気持ちはどういう感じですか?

八幡:やってみると奥が深くて…。勉強しなくちゃいけないことがどんどん出てきて。

笹木:わかります。私も日々勉強です。

八幡:PR塾に入って、初めに自分のことをプレスリリースに書いたんです。それはある意味簡単だったんです。今はお客様から依頼をいただいて、それを伝えるというところに難しさがありますね。

笹木:お客様について勉強しなければならないですもんね。

八幡:そうなんです。その企業の理念や、大切にしていることなどもしっかり理解できていないと、柔軟な対応ができないということがよく分かりました。

笹木:いや、本当によく頑張られてるなぁと思います。

八幡:3年はかかるな、というのが自分の中であります。PR塾のテキストを、今もずっと使っていて。プレスリリース書いて、持っていくだけじゃ取材って来てもらえないことが多いんですよね。PR塾のテキストのすごいところは、そのあとのフォローをどういう風にすればいいのか、テレビ局だったら、新聞だったら…と、媒体別に具体的な方法が細かく書かれていることだと思います。でも、教えていただいたことだけでは限界がくると思っていて。やはり、自分で経験してこそ学べることもあると思うんです。ですので、初めから「3年はかかる」と思ってスタートしました。

笹木:「3年かかる」とまず思ってのスタートというのがすごくいいですね。「最初からバシバシメディア取材が取って、売り上げにすぐつなげたい!」という思いが強すぎると、やはりはじめはなかなか取材につながらなかったり、難しさも絶対あるじゃないですか。でもそこで、向いてないのかなって諦めちゃうのはすごくもったいないと思うんです。

八幡:ご依頼いただいても、掲載されないことももちろんあります。そういう場合は、私自身の学びのためにも、報酬はいただかないで再度チャレンジさせてもらって、勉強しているというケースもあります。まだ実績のない私を選んでご依頼くださっている、その気持ちに応えたいという思いで取り組んでいます。

笹木:うまくいかないと諦めてしまう方や、焦ってしまう方もいると思うんです。そこを、なんとか成果と実績に結びつけようと、ご自分の引き出しを実践の中で増やすための努力を惜しまないっていうのは、これから長くPRを続けていける方だなと感じます。

■落ち込んだ時、救ってくれたのはお客様からの叱咤激励

八幡:PRを始めた当初、私はちょっと傲慢だったなと今は思うんです。自分に自信があったんです。自信があるということと、お客様の思いを伝えられるというのは、また別の話で。そこを見直していきたいと感じていて。本当にいいお客様ばかりで、私のことを叱ってくださるんですよ。

笹木:え、そうなんですね!なんでも言い合える関係性も素敵ですけど、「いいお客様」と捉えられるえいこさんも素敵ですね。へこまずに。(笑)

八幡:いやいや、へこみますよ!(笑)でも、取材が取れずに落ち込んでいると、そこをすかさず叱ってくださるお客様がいて。八幡さんがそういう落ち込んだ状態でPRの仕事をしていても、誰もその商品買わないよって言ってくださって。そう言った話をお客様と、一時間くらい一緒に本音で話し合うこともありました。

笹木:それだけ、本気で長くえいこさんと一緒にやっていきたいと思ってくださってるんでしょうね。

八幡:私は結果が出なかった時、実は「首を切られてしまうんだ」と、そればかり思っていたんです。でも、そんなふうにお話くださる社長さんは、郁乃さんがおっしゃるように、私と長くやっていきたいと思ってくださっていたんですね。その社長さんとは、1年間の契約が先日終わって、さらに更新の契約をしてくださいました。

笹木:すごい!!うれしいですね。それはやはりえいこさんの頑張りですよ。

八幡:その社長さんがどんな思いで会社を立ち上げ、経営されてきたか。この会社のPRのために自分は何ができるのかということを常に考えるようになりました。

笹木:始めは自分の属している会社や自分が起業しているコンテンツなどをPRしようとPR塾に入塾された方の中に、PRを学ぶ中で、えいこさんのように『PRを仕事にしたい』と考える方が今本当に増えてきているんです。「PRが好き」と感じた方もいれば、ご自身のサービスや商品の弱さを感じて、『自分はサポートの方が力になれるんじゃないか』とPRを仕事にする決意をされる方もいます。そういうみなさんにとって、えいこさんのストーリーというのは希望だと思うんです。

■PRを志す仲間に伝えたい PRの魅力とは

笹木:これからPRを仕事にしていきたいという方に向けてえいこさんから見たPRの魅力を伝えるとしたら、どういうところですか?

八幡:こういうPRをしてくださいと言われた時に、お客様からお話を伺うと、私はその場でお客様の良さを感じることができるんです。でも、こんなにいいものがあるのに、知らない人が世の中にたくさんいる。私がPRを担当することで、その方のお仕事、サービスや商品を世の中に知ってもらうことができるというのは、本当に幸せな気持ちになれるんです。商品を世の中に広めたい人がいる、そしてその商品を求めている人がいる。そこをつなげることができたら、それは社会貢献になると私は思っているんです。 多くの人に知ってもらうことで、求めている人に届けられるんだ、ということをこの一年PRに取り組んできて、感じています。私でも、社会の役に立つことができる、という喜びや貢献感を感じることができるのは、本当に幸せなことだと思っています。

笹木:会社として多くのスタッフを抱えながら良い仕事をしていても、世の中に知られていない企業というのはたくさんありますからね。そういう企業の社長さんや社員さんのお力になれる、PRを通してたくさんの方に伝えられるというのは、自分だけの商品を扱うよりもある意味大きなやりがいにつながるし、すごくおもしろいところですよね。

笹木:今後の展望を聞かせてください!

八幡:今年はまず47都道府県全てでプレスリリースを配信したいと考えています。今年、北海道にいながら、新潟、大阪のメディア掲載を獲得することができました。離れていてもできるんだ!ということを知ったので、そこに挑戦していきたいです。「伝えたい想いを形にして、より多くの人に知ってもらい、社会を輝かせる!」ということをミッションとしています。PRで社会貢献をしていきたいと思っているんです。47都道府県での展開を目指しながら、地元でのPR活動に力を入れたいという思いも強いです。やはり、PRで最初に貢献したいと思ったのは、地元の北海道だったんです。地域に還元できるPR活動が、私にとっては最高の幸せだと思っています。

笹木:なるほど。今は3社だけれど、これからもっとたくさんの企業と、行政と、一緒にやっていきたいということなんですね。素敵ですね。

八幡:はい。どういう生き方が自分にとって一番幸せなのかということを私はずっと探していたんです。ですから、本当に郁乃さんと、PR塾との出会いに感謝しています。

笹木:そんなふうに言っていただけて、本当にうれしいです。これからも応援しています!

編集後記

PR塾を卒業してPRを仕事にする方が増えている中、英子さんのご活躍は多くの方にとって希望と学びになると感じました。また、華々しいご活躍の裏には、挫折や地道な努力の上に築いてきたお客様との信頼関係があるのだと知って、英子さんの努力が実績につながっているのだと思いました。これからの活動も楽しみにしています!