受講生インタビュー

コロナ禍で仕事に行き詰まり将来を模索 PRが複業の大きな柱に―恒川仁美さん

PR塾卒業生の恒川仁美さんは、コロナ前に昼は外資系ファッションブランドのショップ、夜は飲食店で働き、休日を中心にイメージコンサルタントの仕事をしていました。しかし、コロナ禍の緊急事態宣言で勤務先がすべて休業、イメージコンサルタントとして契約していた結婚相談所の仕事も休止になってしまいました。92歳の祖母と暮らしていたため、感染の不安から外出もためらわれ、窮地に陥っていたという恒川さん。在宅で複業のひとつとしてできる仕事を始めようと、OJT式PR塾に入塾し、昨年秋に卒業されました。卒業後の今、PRで見えてきた道筋を話してくれました。

Profile

LITSOL(リットソル)代表。イメージコンサルタント。 PRプロデューサー。大切な人たちの死や詐欺などつらい出来事に深く落ち込んでいた時に、イメージコンサルタントの仕事に出会う。ファッションを通して誰かに希望を与えられるこの職業を天職だと感じ、20以上もの資格やディプロマを取得。愛知県豊橋市で開業、「自分の為が人の為」をモットーとし、多くの方をサポートしている。
OJT式PR塾受講中から、PRで企業をサポートする活動も行う。クライアントは新聞3社に掲載、テレビ局1社で放送。

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コロナ禍で仕事が不安定に…認知度を上げるために再びPR塾へ

―恒川さんは2021年秋にPR塾を卒業していますが、どんな経緯でPR塾に入塾したのか経緯を聞かせてください。

昼はデパートのファッションブランドのショップで、夜は飲食店で働き、休日はイメージコンサルタントの仕事をしていました。結婚相談所と正式に契約して、「これから」という時に、コロナによる緊急事態宣言で白紙になってしまったんです。それと同時に、デパートや飲食店での仕事もなくなりました。

私はアルバイト契約だったため、賃金の保障がされるか分からず、とても不安でした。しかも私は92歳の祖母と暮らしていたので、コロナの感染が心配で他の仕事を探すこともためらわれ、思うように動けなくて…。OJT式PR塾に申し込んだのは、2020年10月のそんなギリギリの状態に置かれたタイミングでした。

―ピンチの状態だったのですね。

そうなんです。PR塾のことは、以前対面で行われていた時に受講したことがあったので、知ってはいたんです。ちょうどイメージコンサルタントの仕事を始めた頃で、自分の事業のPR方法を学ぶために入りました。でもその時は、自分自身のPRをすることに抵抗があり、あまり何もできなかったんです。

―再受講したんですね。

コロナ禍で全て止まってしまったタイミングで、イメージコンサルタントの講座の仲間とClubhouse(クラブハウス)で話す機会があり、そこで、やっぱり認知度を上げる必要があると感じ、ちょうどOJT式という新しいPR塾が始まる時だったので、入塾しました。

テレビ番組の撮影風景

在宅でできるPRプロデューサーの仕事にチャレンジ

―当初は、ご自身のイメージコンサルタントのお仕事をPRするために入ったんですね。

そうです。収入がどうなるか分からない不安定な時だったのに、「よく入ったな」と自分でも思います。とにかくやってみようと思っていましたね。

入塾して半年くらいは何もできず、相変わらずコロナ禍は続いていたので危機感が募っていました。企業に属して働いていたら安定していると思いがちですが、コロナ禍のような自分で操作できない状況に対処できない働き方に危機感を感じ、在宅でできるPRの仕事をとにかくやってみようと思いました。そこで、「自分のPRではなく他の人のPRを仕事にしてみたらどうだろう?」と思ったんです。

―クライアントはすぐに見つかったのですか?

はい。FacebookやInstagramで募集をかけたら大学の公開講座を開催される方、着物コラージュアートをしている方、そして姿勢と口腔機能の企業が連絡をくれて、PRを担当することになりました 。

―「姿勢と口腔機能の企業のイベント」は、新聞やテレビで取り上げられましたね。

PR塾の受講中にモニターを募集してPRをしてみて、自分が前に出るより人のサポートをするほうがしっくりくると感じたんです。意外と向いているなと思いました。「PR塾で学んだとおりにしたら、本当に掲載された」と、答え合わせができた気分でした。プレスリリースには、私が探したデータも載せたのですが、テレビでそれがそのまま使われたんです。「こうやって放送されるんだ!」と流れが分かりました。

―PRを新たな仕事の柱にすることができて、複業がもうひとつ加わり、忙しいですね。

そうですね。大学の公開講座の方と着物コラージュアーティストの方は、今も引き続きPRを担当しています。今春からはイメージコンサルタントとPRのお仕事のみをしていこうと思っています。継続案件以外に新しいクライアントも見つかり、今は出版の企画書を作成しています。

対個人のサービス業から対法人の仕事ができるように!

―ご自身の新たな側面が分かった点以外で、OJT式PR塾のどんなところがよかったですか?

長期に渡って幅広いサポートが受けられるのがよかったです。Slack(会員サイト)では講義の動画だけではなく最新情報に合わせた追加の動画が常に公開され、リリースの添削や質問が気軽にできるのも役立ちました。私は、Slackを辞書代わりに使っているんです。検索窓にキーワードを入れたら、他の受講生さんの質問など関連することがずらっとでてくるので、それがとても勉強になっています。同じ一つの言葉でもいろんなパターンの質問があり、より広く深く情報をキャッチできます。質問できるのもありがたいですが、私は検索機能を駆使して、それでも分からなかったら質問することにしていました。みんなで情報を共有できるのがありがたいですね。

―PR塾で学んでよかったと思うことは何ですか?

まさか私が対法人で仕事ができるとは思ってもみませんでした。これまでずっとサービス業で対個人のお仕事をしてきましたが、対法人では対個人とは違ったより大きな意義のある仕事もできると思います。マーケティング思考を学べたのもよかったです。何事も「どういう意図でこれがもたらされているんだろう?」と考えるようになり、その裏にはプロの仕事があることも知ったので、全てのことにリスペクトできるようになりました。

はい。PRは結果が明確に出るのが面白いと感じています。掲載されるか、されないかという結果が明白なので、アスリートのような気持ちで新鮮です。そして、「一人じゃない」というのもPRの仕事の魅力ですね。掲載を一緒に喜べるクライアントがいるのが嬉しいです。

―物事の見方が変わったのですね。

私は以前から、人の役に立つことを生活の糧にしたいと思っていたんです。世の中には本当にいいものなのに知られていないものが多いです。それをPRで広めることでクライアントにも世の中の人々にも役に立つことをしていきたいです。

―春からのお仕事の一新、楽しみですね。

はい。今から楽しみでワクワクしています。あと何年元気に働いたり好きなことができるだろうと考えると、人生って案外短いと実感しています。やりたいことは、すぐやらないと!

―不安定な雇用状態から抜け出し、PRで新たな道を見つけた恒川さん、今後もご活躍を期待しています。

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