受講生インタビュー

徹底した情報収集と持ち前のコミュニケーション能力、アイデアあふれる切り口でメディア掲載多数獲得―新井順子さん

これまでさまざまな業界で接客の仕事をされてきた新井順子さん。PR初心者からのスタートでしたが、接客業の経験で培った「視点」と「お客様の満足」にフォーカスする姿勢で数々の掲載を獲得されています。PR塾でどのように学び、どう生かして結果を出されたのか、秘訣をうかがいました。

Profile

新潟県新潟市出身。ブライダル、アパレル、飲食、ゴルフ場などさまざまな業界で接客業に携わる。「お客様の満足」にフォーカスした顧客視点の誠実な接客で、いずれの業界でもNo.1の実績を残す。
現在はPRプロデューサーとして看護師専用オンラインカウンセリングのPRを担当。

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「ファンを増やす接客」でどの業界でもNO.1に

-これまで、サービス業20年以上などさまざまな業界でご活躍なさっていたそうですが、どんなお仕事を経験されてきたのですか?

最初に就職したのは結婚式場でした。洋服が好きだったので、ウエディングドレスに関わる仕事をしたいと思ったのですが、実際にはプランニングから当日の総指揮を執り、司会までこなすような部署に配属され、10件以上の挙式に関わりました。ビジネスや接客のマナーや知識、マインド、姿勢や所作などは全てここでの経験が基本になっています。

でも、やはり洋服に関わる仕事をしたいとアパレルに転職しました。ちょうど、埼玉が拠点の無名なブランドが新潟のファッションビルに初出店するタイミングだったので、すぐ店長になって、バイヤーとして韓国での買い付けも担当していました。同じビルの他の店舗は有名ブランドも多かったので、正直、商品だけでは勝負できないと思い、ファンをつくるために「私自身を商品として売る」というマインドで取り組みました。

心がけていたのは、嘘をつかないこと。似合わなかったらハッキリ似合わないと伝えていました。服を売るというより、お客様に似合うものを提供して、買った後もずっと満足してほしいと思っただけ。着てもらえなかったらお洋服もかわいそうですし。おかげさまで、「あなたの着ている服を全部ください」というお客様も結構いらして、売り上げも競合店を上回るほどになりました。県内外の新規店舗のマネージャーも任されるようになりましたが、会社の拠点が中国に移ったことを機に10年で退職しました。

-新井さんならではの接客で、ファンを増やしていったのですね。

はい。退職後に百貨店や有名ブランドで販売員をしましたが、有名なので売れて当たり前。「私じゃなくても売れる」という環境は面白くなく、長く働くことはありませんでした。

アパレル業界はもうやめようと仕事を探している時に、たまたま声をかけられてクラブのホステスとして働いてみたら、お酒も飲めないのに3店舗で売り上げもリピート率もNo.1になりました。ここでも自分を偽らなかったことと、「売りたい」ではなく「お客様に満足してほしい、お客様にどんな未来をお届けできるか」という事だけを考えて接客していました。

その後、車のディーラーの受付を経て、ゴルフ場の営業とフロントの仕事に就きました。毎日のように新しいアイデアや企画を提案して10年ぶりに目標来場者数を達成したり、新人教育に力を入れたり。私を目当てに来てくださるお客様もいらして、フロント人気No.1にもなりました。でも自分がこれ以上成長できる環境ではないと感じて4年で辞め、キャリアチェンジを模索している時にPR塾の広告が目に留まりました。

-なぜPR塾に興味を持ってくださったのですか?

ただ雇われてする仕事はやりがいがないし、自分の成長を止めたくないという強い思いもあるので、独立して自分で仕事をしたいと思っていました。でも何ができるのか、どうすればいいのかが分からずにいた時にたまたまPR塾の広告を見て、これから自分が何かする時に役に立つスキルが身に付くと思いました。

いろんな広告が流れてくる中で、PR塾の広告だけが心にとまったんです。郁ちゃん(代表の笹木郁乃)の声と話し方は「嘘がない」と感じたし、「無名を有名に」という言葉が、今までの自分の経験とも繋がっていたからだと思います。全くの未経験なので不安はありましたが、学ぶなら今しかないと思ってすぐに入塾を決めました。

-実際に入塾してみていかがでしたか?

ぶっちゃけ最初は「やめたい…間違えたかな…」と思いました(笑)

みなさん未経験とはいえ、私のようにパソコンを使う仕事はあまり得意ではない、サービス業しかやったことがないような人は少ないし、自身にPRするものがあるか、モニターさんがいないと勉強が進まないと思いました。知り合いの方のPR設計をしてみたり、架空のイベントでプレスリリースを書いてみたりしたのですが、やはりしっくりこなくて。

急いでモニターさんを探さなきゃと、入塾した月の懇親会でモニターになってくださる受講生を見つけ、看護師専門のカウンセリングサービス「セラとぴあ」のPRをすることになりました。

後悔している暇はない、やるしかない 

-モニターさんが決まって、気持ちは変わりましたか?

後悔している暇はない、もうやるしかないという気持ちでした。講義の動画を観て、クライアントさんにヒアリングをして、それだけでは足りないのでクライアントさんのHPやSNS、YouTubeなどの情報はもちろん、関連する知識は片っ端から調べました。

私は新潟に住んでいて、クライアントさんは愛知県なのですが、PRプロデューサーはクライアントさんの代弁者だと講義でも言われていたので、思いを全部汲み取れるように、何でも話せる関係を作り、コミュニケーションを深めにとることを心がけています。

クライアントである看護師専門のカウンセリングサービス「セラとぴあ」の方とオンラインミーティングをする新井順子さん
(クライアントさんとのミーティング)

-わりと早い段階でテレビのニュースに取り上げられましたね。

はい、もともとは医療従事者やセラピストなど「ケアをする」業務を行う人を広く対象にしたオンラインカウンセリングだったのですが、利用者は看護師が多く、より専門性を高めるため、看護師専門にリニューアルすることを提案して、そのプレスリリースを書きました。

サービスは全国の看護師が対象なので、まずは私の住んでいる新潟の記者クラブに連絡をして、講義で教えていただいた通り、記者さんたちに説明をする「記者レク」をする予定でした。でも実際に行ってみたら「記者会見」の準備がされていたんです。

いきなりテレビカメラが回る中で説明をして質疑応答ということで驚きましたが、答えられなかった質問はひとつだけ。クライアントさんの情報をしっかりインプットしておいてよかったです。その様子がすぐお昼のニュースで放送され、夕方のニュースでも放送され、Yahoo!ニュースにも転載されました。

切り口を変えたアプローチで同じ新聞に2度掲載

-既存のサービスをリニューアルして、プレスリリースを出すというアイデアは、新井さんから提案されたということですか?

そうなんです。アイデアはポンポン出てくるんです。

このプレスリリースは、愛知の記者クラブにも郵送したので、中日新聞の記者さんからもご連絡をいただきました。でも実は、同じ新聞社の別の記者さんからも翌日にお問い合わせがあって。すでに他の記者さんからご連絡があったことを伝えたら「ではそちらで…」と一度は話が終わりかけたんです。でも「もったいない」と思って、その場でひらめいた違う切り口を提案して30分近く粘りました。

その結果、最初の記者さんにはプレスリリースの内容を記事にしていただき、2人目の記者さんには『セラとぴあ』代表のインタビューを記事にしていただくことができました。

-豊富なアイデアと粘り強さで引き寄せた掲載、素晴らしいです。メディアPR以外にも挑戦されたことはありますか?

クライアントさんがカウンセリングの講座も開いているのですが、せっかく学んでも発信方法が分からない人が多いということで、PRの基本をお伝えする講座を開催してほしいとのご要望をいただきました。かなり内容を詰め込んだ1回の講座だったのですが、オンラインで18名の方に受講していただきました。また希望者に個別のコンサルティングも募集したところ、6名にお申し込みいただきました。

オンラインでPR講座を行う様子
(PR講座の様子 )

-ご活躍の場が広がりましたね。今後の夢や目標を教えてください。

人に何かを教える、コンサル業をするということにずっと憧れていたのですが、今回講座と個別コンサルを両方体験してみて、大勢に向けて教えるよりも、1対1で密にコミュニケーションするスタイルが向いているということが分かりました。

今、「WEBマーケティング」や「新ファッションスタイリスト」の勉強もしているので、将来的には40代以上の女性起業家さんに向けて、「PR×WEBマーケティング×ファッション」の新しいスタイルで、総合的に集客やブランディングをしていきたいです。

-最後に、入塾を迷っている方にひとことメッセージをお願いします。

PRは知っておいた方が良いスキルですし、知ることで可能性が広がります。新しい自分が発見できるし、思考が変わります。テレビ番組を観ていても「この番組を作った方はどんなことを伝えたいのだろう」「私は何ができるのだろう」と考えるようになりました。「社会貢献」の視点が自然と身に付くので、学んで損はないと思います。

-貴重なお話をきかせていただきありがとうございました。今後のご活躍も楽しみにしております。

※2022年12月14日取材当時の情報です。

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