芸能界を引退し広告業界に転身 タレントキャリアアドバイザーとして自身の経歴をPRし新聞取材獲得!テレビメディアも注目するタレントキャリアアドバイザー-別府彩さん
フリーアナウンサー、タレントとして10年間の芸能活動の後、広告業界に転身。その経歴から、社内の新規プロジェクトでは「タレントキャリアアドバイザー」に大抜擢!「転職希望のタレントと企業をつなぐ」というこれまでにないサービスを世の中に知ってもらうために、自身の転職経歴をPRし、新聞取材獲得!記事をきっかけに大手テレビ局からは番組企画の問合せが!フリーアナウンサーとPRの掛け合わせで新規プロジェクトの認知拡大を続ける別府彩さんに入塾して半年経った現在までの成果についてお聞きしました。
Profile
元フリーアナウンサー/タレント。
大学卒業後、およそ10年間フリーアナウンサーとして活動。31歳のときにグラビア写真集「彩色」(竹書房)を出版。 「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ)に出演するなど、バラエティ番組やラジオパーソナリティ、テレビCMナレーター等の経験を持つ。 33歳で芸能界を引退、広告代理店に正社員として就職。イベント運営会社、イベントコンパニオン事務所を経て2020年に株式会社エイスリーに入社。 現在は、アナウンサーから会社員へキャリアチェンジした経験を活かし、“タレントキャリアアドバイザー”として、芸能人やクリエイターのパラレルキャリア・セカンドキャリアのサポートを行っている。
Twitter https://twitter.com/a3_ayabeppu
Blog https://note.com/a3_inc/n/na1b09b66e215
Instagram https://www.instagram.com/ayabeppu/
-2022年12月の入塾ですが、PR塾についてはそれよりも前から知って下さっていたそうですね。
学生時代の後輩が、SNSで「今、PRを学んでいます!」という発信をしていて、そこで初めてPR塾の存在を知りました。私は芸能界を引退してから、広告やイベントの仕事に携わる中で、商品やサービスの存在や魅力を世の中に伝えるPRという仕事に興味を持つようになり、そのノウハウを体系的に学びたいという気持ちが高まっていました。
新規プロジェクトの立ち上げで入塾を決意!
‐入塾のきっかけは何でしたか?
フリーアナウンサーとして約10年、芸能界でバラエティ番組やラジオパーソナリティ、テレビCM等を経験し、その後は会社員にキャリアチェンジし、イベント運営やキャスティング、広告の仕事をしてきましたが、この先、60代、70代になってもずっとその仕事を続けていけるのか、漠然とした不安を感じていました。
「人生100年」と言われる時代です。自分のこれからのキャリアについて、年齢とともに実績を重ねた先にはより自由な働き方ができるようになっていたい、しかし今の自分のスキルを考えると何かが不足しているという焦りもありました。
そんな中、2022年の夏に、社内でタレントのパラレルキャリアやセカンドキャリアを支援するプロジェクトを立ち上げることになったのです。その時に、元フリーアナウンサーだった私がその新規プロジェクトを任されることになり「やりたい!まだ世の中には少ないこうしたプロジェクトをたくさんの人に知ってもらいたい!PRを学ぶなら今だ!」と思ったのです。PRの知識をしっかりつけて、新しいプロジェクトを成功させたいと思って入塾を決めました。
フリーアナウンサーをしていた頃からずっと「こんな企画をやったら面白そう」「視聴者はこういう情報を求めているだろうな、だからこんなふうにアナウンスした方がいいな」と制作の視点から考えることも好きだったので、これまでの自分のキャリアとPRには親和性がありそうだな、と感じていました。
‐PR塾に入ってみてどうでしたか?
受講生の方たちがとても親切で、Slackで自己紹介を投稿すると、コメントで声をかけてくれたりしてとても嬉しかったです。PRを仕事にするために共に学ぶ同志でありながらもPRパーソンとしてはお互いが競争相手でもあるので、入塾前は「ライバルのような感じなのかな」と想像していましたが、実際は全くそんなことはなく、実践したPRの有益な情報を、分け隔てなく誰でも交換し高め合える雰囲気があって、素晴らしいコミュニティだなと、とても良い印象を受けました。
-新規プロジェクトのリーダーとして動きながら、PR塾での学びをお仕事にどう活かしていったのですか?
入塾してすぐ、新規プロジェクトに直結しそうなテーマから本講義の動画の視聴を始め、まずどんどんインプットをしていきました。「PR設計」の講義動画を見て、プロジェクトの言語化を先にしていたおかげで、情報発信や、外部の方との打ち合わせでプロジェクト内容をスムーズにお伝えすることができ、すぐに学びの効果を実感しました。現在も、そうした実際のアウトプットで得られた気づきやフィードバックを、PR設計に反映させ、どんどんブラッシュアップしていっているところです。特に「PR設計」の講義動画は、新規プロジェクトを育てていく段階でベースの部分にもなるのでとても役立っています。
自身のストーリーPRで新聞取材獲得!新規プロジェクトへの問い合わせも増加!
-PR塾でどんな成果が得られましたか?
PRの視点(メディア視点)でのプロジェクトの打ち出し方、企画やコンテンツの制作ができるようになったと感じています。実際に他社との共催でイベントを実施し、メディアにも取り上げていただくことができました。
また、任されているプロジェクトの認知や信頼度を高めていくためには、タレントに特化したタレントキャリアアドバイザーである私自身のことをPRしていくことも取材獲得の一つの切り口だとアドバイスをいただき、自分のこれまでのキャリアやストーリーが伝わる企画書でメディアにアプローチした結果、「日刊SPA!」「日刊ゲンダイ」等の取材を獲得することができました。掲載後は、キャリアのことで不安を抱えているタレントさんからの相談が増え、プロジェクトの認知拡大につながっていることを実感しています。また、テレビ番組の構成作家をしている方から、番組企画の問い合わせもいただいている状況です。
‐こうした成果を上げるために、どんなことに工夫しましたか?
これまでは自分が良い、面白い、と思うことだけをプッシュしがちでしたが、PRを学んだ結果、その仕事が社会にどんな影響を与えるか、メディアがどんなところに興味を持ちそうか、どんな効果が得られるかなど一歩先の未来を考えて、伝え方を工夫するようになりました。敢えて言葉にして伝えることを、照れくさいと思ってしまうタイプだったのですが、社会の動きとリンクさせ、タイミングを合わせ、社会課題にどんな貢献ができるのか、相手の方にわかりやすく話すことを意識するようになりました。
新規プロジェクトにおける私の主な仕事は、タレントと企業をつなぐ「タレントキャリアアドバイザー」として、タレントが一般企業で働くなど、パラレルキャリアやセカンドキャリアをサポートすることです。タレントのキャリアチェンジと聞くと、一般の方には関係ないと思われてしまいがちですが「未経験業界や職種でのキャリアチェンジに挑戦しようとしている人」と言うと、もう少し身近に感じてもらえるかもしれませんよね。また、子育てや出産等のライフステージの変化で一度は仕事を辞めた方が、子育てが一段落し、ブランクを乗り越えて新たな仕事に挑戦しようとすることと共通するものがあると思っています。
弊社で運営するWEBメディア「エンタメ人」ではタレントのキャリアデザインに関するインタビュー記事を発信しているのですが、単なるタレントのキャリアストーリーではなく、一般の方のキャリアデザインに置き換えてイメージができるような情報発信の仕方を心がけています。これは今までの私にはない視点で、PR塾で学んだことで徐々に発想の転換ができるようになってきていると感じています。
‐PR塾は在籍期間が一年あります。今、半分ほど経過したところですが、現時点で、PR塾のここが良かった!というところがあれば教えて下さい。
Slackを通じて、色々な塾生の方と知り合えたこと、情報交換ができるようになったこと、個別コンサルで講師の方に直接相談ができたことがとても良かったです。全て、入塾したからこそ出会うことができたかけがえのない人とのつながりです。特に個別コンサルは短い時間の中でもとても内容が濃く、コンサルによって自分の考えを形にすることもできました。
‐入塾前と比べて一番変わったと感じるのはどこですか?
仕事においても、自分の生き方についても、どんなところが魅力なのかを考え、言語化する機会が増えた結果、考え方がポジティブになり、自分に自信を持つことができるようになったと思います。もし、私がタレント活動をしていた時にこうしたPRの視点があったら、もう少し売れたんじゃないかなって思います(笑)。
‐今後はタレント活動を再開するという可能性もあるのでしょうか?
今のところ、その予定はないですが「タレントキャリアアドバイザー」としての専門性を高めた先に、機会があれば…といった感じでしょうか。今は、自分がもう一度表に出て行きたいというより、これから輝くために頑張っている誰かをプロデュースして差し上げたい、という気持ちが強いです。
今後、誰かのPRを手がける時には、自分がフリーアナウンサーやタレントといった「出演する側の人間だった」経験はきっと役に立つと思っています。
タレントの新たなキャリアデザインをサポートしたい!
‐これからの夢や目標をお聞かせ下さい。
メディアの取材を機に、パラレルキャリアやセカンドキャリアを考えるタレントさんからの個別の相談が増えています。初期は芸能事務所の方からのご紹介が多かったのですが、掲載後はタレントさんご本人が直接、「別府さんの記事を見てきました」とご相談に来られます。タレントのパラレルキャリア・セカンドキャリアを世間にもっと浸透させ、一人ひとりが納得のいく転職や次の一歩に踏みだせるようなサポートをし、新たなキャリアデザインの実績を作っていきたいです。
そして、このPRのスキルを磨き育てていった少し先の未来の夢は、自分のキャリア(フリーアナウンサーやイベント制作、タレントのキャスティング、広告プロモーション)とPRプロデューサーの掛け算で、企業や人を幸せにできる人間になりたいです。
‐最後に、PR塾への入塾を迷っている人に、一言お願いいたします!
PRのスキルは、どんな仕事にも結び付けて活かせるスキルです。自分をプロデュースする時にも大いに役立ちます。PR塾には独学では得られない機会がたくさんあり、相談できる仲間もたくさんいます。学ぶタイミングに早すぎる、遅すぎるはないので、ぜひ勇気を出して一歩を踏み出すことをオススメします!
-ありがとうございました!今後もメディア露出が増えそうな勢いの別府さん、益々のご活躍を応援しております!
※2023年5月15日取材当時の情報です。