受講生インタビュー

3人の育児とサロン経営を両立させたノウハウまで伝える独自のネイルスクールを必要な方に届けたいと入塾。「社会性」の言語化と仲間づくりで、3件のラジオ出演などメディア掲載多数獲得―ネイルサロン代表 ETSUさん

神奈川県茅ケ崎市でネイルサロンを経営されている、PR塾VIPメンバーのETSUさん。3人の育児とサロン経営を両立してきたノウハウまで伝えるネイルスクール開講にあたり、必要な方にその情報を届ける方法を模索していました。現在はラジオ出演や雑誌、Webメディアなどの掲載を獲得し、イベントのオファーを受けるなど活動の幅も広がったというETSUさんに、PR塾の活用方法やご自身の変化についてお聞きしました。

◆Profile

大学卒業後、ネイルスクール講師・ネイルサロン店長勤務を経験し、第一子が1歳の時“新天地・顧客ゼロ”でネイルサロン&スクールを開業。今年で15年目。3人育児とサロン経営を両立する過程で女性がプライベートを犠牲にすることのない幸せなサロンづくりを追求、メソッドとして体系化。現在は自分も家族もお客様も笑顔にしたいと頑張る個人サロンオーナーの育成講座にも力を注ぎ、幸せなサロンが増えることで、一人でも多くの笑顔の女性を増やしたいという想いで活動している。

HP:https://mataharise.com/

Instagram(スクール):https://www.instagram.com/mataharise_nail_school/

Instagram(サロン):https://www.instagram.com/mataharise_nail/

軌道に乗ったサロン経営のノウハウを、必要な方に届けたい

-これまでの経歴と現在のお仕事を教えていただけますか?

大学を卒業してからずっと、ネイルの仕事をしています。独身時代6年くらいは都内のネイルサロンに勤務していて、店長やネイルスクールの講師、その会社が関わっている美容専門学校の講師なども経験しました。

でも、もともといつかは独立しようと思っていたんです。というのも、「学業を頑張りなさい」という家庭に育ったにも関わらず、敷かれたレールの上を進んでいく人生に希望が持てなくて反発。興味があった美容系の仕事を志してネイルを選んだので、ネイルの道で成功して立派に稼げるようになりたいと思っていました。

結婚して茅ケ崎に住み始めたのですが、産後も同じ働き方を続けるのは難しいなと思い退職。一人目の子どもの出産を経た時に、たまたま家の近くに、サロンをオープンするのに都合の良い物件が見つかりました。子どもはまだ1歳前だし、顧客もいない、知り合いも少ない土地で不安もありましたが、「いつかは独立したい」という想いを抱いていたこともあり、夫にも背中を押され、いざ開業に踏み切りました。

―目標にしていた独立が叶ったのですね。

その頃はネイルサロンはまだ少なくて、ありがたいことに美容系のフリーペーパーに広告を出せば、集客はできる状態でした。でも、オープンしてすぐに2人目の子どもを妊娠したので、出産で集客はできてもさばけない状態になったり、その後ライバルが増えたり、東日本大震災で計画停電の影響を受けたりと、ワンオペ育児とサロン経営の両立、そして限られた時間内でのスタッフ育成にも苦戦し、上手く行かない時期もありました。

転機となったのは約9年前。フリーペーパーに広告を出すのをやめました。そこから今まで、広告費もかけずにリピーターさまやご紹介だけで予約が埋まり満席が続くようになりました。先日顧客様の継続利用年数を計算してみたら平均8.98年。実は平均客単価は全国平均に比べてだいぶ高単価ではあるのですが、どんなに近隣に競合サロンが増えてもありがたいことに変わらず長年継続で利用していただけるんです。7年前に第3子を妊娠した時も、コロナ禍でも客離れはなく、売り上げにもほとんど影響がありませんでした。

―それはすごいですね。サロン経営は順調のようですが、なぜPR塾に興味を持たれたのでしょうか?

最近、お母さんが子育てしながら自宅サロンを開業するケースも多いのですが、集客の方法が分からない、リピートにつながらないと困っている方も多いと聞きました。確かに、検定試験に合格するまでの技術を教えるスクールは多いのですが、その先のサロン経営も教えられる講師はあまりいません。そこで、皆さんが知りたいと思っている「限られた時間で売り上げを上げる方法」までお伝えする講座を立ち上げました。

(ネイルスクールの様子)

でも、生徒さんは主に近くの方ばかり。もっとたくさんいるであろう、本当に必要としている方々に伝えたいと、苦手だったパソコンを学び、オンライン講座を構築しましたが、オンライン講座の競争率はすでに高くなっていました。SNSや広告だけでは先々限界があるなと思っていた時に、たまたま友人の紹介でPR塾を知ったんです。

初めは自身のビジネスにどう活かせるものなのか全く見当がつかなかったのですが、無料の動画を観ていくうちに、PR塾自体の集客がすごいなと思って。圧倒的な差別化のためには、メディアPRに可能性があるのではないかと感じました。

オンラインに参入するにあたり、起業塾にも行きましたし、広告にお金をかけるなら、自己投資にお金をかけた方がよほど未来に繋がると思っていたんです。「PRは今後絶対学ぶべきスキルに違いない」という想いと裏腹に、「本当に自分に必要?」という葛藤や不安はありましたが、入塾を決めました。

-なるほど、ネイルスクールを必要な方に届けたいという思いがあったのですね。実際に入塾しての第一印象はいかがでしたか?

先ほどお話した通り、ここで自身が何を学び、どのように活用し、どう変われるか不安があった上、ちょうど業務が忙しい時期だったにも関わらず、勢いで飛び込んでしまった という経緯があったので、最初の3カ月くらいは、この環境をどう使ったらいいのか、良く分からないまま時が流れてしまいまったのが正直なところでした。コンテンツは分かりやすいのですが、自分のPRにどう活かせば良いのか分からなかったんです。

「1年間あるからきっと大丈夫」と思いながらも、子育てしながら日々の仕事に学び…と、目まぐるしく過ぎ去る日々に焦りを感じつつ、動けない自分がいました。

そんな中、Slackの成果報告で知ったラジオ番組にアプローチしようと思いつつ動けないまま温めていたら、放送が終了してしまうことを知りました。その時「後でやろう」ではダメだと気づいて、そこから「今できること」に食らいつくようになりました。

メディア掲載だけでなく仲間を得たこともPR塾の成果

―ETSUさんは積極的に動かれているイメージがありましたが、それはスイッチが入った後でしたか。実際に動き出して成果は得られましたか?

ラジオ出演、雑誌、Webメディアへの掲載など複数のメディアに取り上げていただきました。また、ライターさんのご縁で展示会にお招きいただいたり、ワークショップイベントなどのお話もいただいています。

実は、この成果はほとんどPR塾で出会った仲間のつながりがあって実現しているもので、動いたものはほぼ全て結果につながっているというありがたい状態なんです。私にとっては仲間を得られたこともPR塾で学んだ大きな成果だと思っています。

(ネイル雑誌撮影風景)

―その成果を得るために、意識されたことがあれば教えてください。

忙しい時期と重なっていましたが、時間の合う限り、本講義やアウトプット練習会など講義やイベントにはリアリタイムで参加しました。また、SNSでもなるべく他の塾生と関わって、「幽霊部員」にならないようにしていました。

メディア交流会のプレゼンにも他の時間を削ってでもできる限り参加して、メディアに合わせた切り口を考える経験ができたことや、Slackで成果報告からヒントや勇気をいただいたことも、とても役に立っています。また、フル活用したのが個別コンサルです。その時その時で必要なことを、そのまま相談していました。Slackで質問できるのもありがたいですが、個別コンサルはその場で自分だけの返答をいただけるのは大きいですよね。

例えば、伊藤さん(LITA PR代行の伊藤誉英)に「私をPRするならどういうシャンパンタワーのルートをつくりますか?」と相談して、「社会性を打ち出すと良いので、高齢者施設でボランティアするなどの切り口はどうか」という答えをいただく。そしたら今度は、相談会でふじともさん(PR塾講師の藤田智子)に「ボランティアの受け入れ先を探すために行政に出す資料はどういうポイントで書けばいいですか?」と相談するといった感じです。

これで実際に市役所に問い合わせをしたら、担当の方がわざわざサロンまで施設の一覧などの資料を届けてくださったんですよ。まだ具体的な話までは進んでいませんが、今後につなげたいと思います。

―お忙しい中、講義やイベントにも仲間づくりにも、積極的に参加されたことが結果につながっているのですね。PR塾で学んで、ご自身が「変化したな」と思う事はありますか?

売り上げへの影響は正直まだ分からないのですが、自分の打ち出し方が変わりました。意識として「自分のビジネスを売り込む」のではなく「世の中の人の役に立つのでこの活動をしたい」という方向で発信することの大切さは、マーケティング目線でも大切だと認識していましたが、改めて腹落ちしたという実感はあります。

また、身近な仲間が新聞やテレビに載る姿・過程を見ることで、別世界のことではなく、自分にも可能性があるという認識を持てるようになりました。一年前はラジオに出ている自分なんて想像できませんでした。

また、企画書やプレスリリースなどの資料を作成する過程で、自分の仕事の「社会性」など技術以外の部分を言語化できたことで思考も整理されました。結果として台本のないラジオでの質問などにも、スムーズに受け答えができるようになりましたし、かながわSDGsパートナー企業にも登録することができました。同業で登録している企業はまだほとんどなかったのですが、この情報もPR塾の仲間から得たものです。

(ラジオ収録の様子)

ネイルへの偏った印象をなくして、ひとりでも多くの方の笑顔を増やしたい

-今後の夢や目標をお聞かせいただけますか?

ネイルを通して一人でも多くの方の笑顔を増やしたいというのが夢です。

ネイルは一部の人が楽しむものではありません。年齢も性別も問わず、爪が整うだけでどんなに心が整うかを知ってもらって、笑顔になってほしいと思っています。そして、そんなネイルの仕事を素敵だと思って技術は身につけたのに、経営が分からずに悩んでいる人も笑顔にしたいと思っています。

ネイルアーティストとして活躍してみたいという思いもあるけれど、まずはネイルに対する偏った印象をなくしたいですね。

-最後に、入塾を迷っている方にひとことメッセージをお願いします。

PR塾は学ぶコンテンツも盛りだくさんですが、それだけでなく同じ目線で学ぶ志の高い仲間に出会う価値が、ほかのどの塾よりもはるかに大きくあるように感じています。

さまざまな異業種の方と出会えることは刺激になりますし、学びの幅も広く、これまでのキャリアやスキルとPR塾での学びを掛け合わせることで、期待値を超える自分になれる可能性を秘めている環境だと思います。迷っていたら一旦飛び込んでほしい。チャレンジして動けば、人生変わると思います。

―貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

※2023年6月21日取材当時の情報です。

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