場面緘黙症のみいちゃんの生き方を世の中に広め、育児に悩む親の希望の光に。親子留学を控え在宅ででき、家庭とのバランスがとれる仕事を求めてPR塾へ―羽木桂子さん
今回は、OJT式PR塾の受講生、羽木桂子さんにお話を伺いました。
羽木さんは、東京パラリンピックの聖火ランナーとしても注目された場面緘黙症でパティシエの中学生、杉之原みずきさんのPRを務めています。どんな想いで杉之原さんのPRをされているのか、PR塾に入られてからの気付きなどをお聞かせくださいました。
Profile
旅行会社、輸入会社勤務を経て、夫の転勤に伴い転職した経験や、娘との親子留学を計画するうちに、「世界のどこにいても仕事が出来る環境」を作ろうと考え、フリーランスへ。
在宅ワークを基軸に、インターナショナルスクールや国際教育についてのコラムや記事の執筆、情報を発信。その他にも、PRをはじめコーチング、輸入コンサル、Webメディア運営スタッフ等、好奇心を仕事につなげながら、様々な業務に関わっている。
旅行や海外出張、長期滞在で、これまでに訪れた国は30カ国以上。
今後の教育に必要なのは、語学力と不確実な世の中を生き抜く力と考え、ドイツ親子留学を希望しており、渡航のタイミングを検討中。
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新聞掲載も影響し、クラウドファンディングで目標金額の2倍以上の資金が!
―羽木さんは東京パラリンオリンピックの聖火ランナーを務めた杉之原みずきさんのPRをされているのですね。
はい。夫の仕事の関係で、みいちゃん(杉之原さん)のことを知り、是非PRでお手伝いをさせていただけたらと思いました。
みいちゃんは中学生なのですが場面緘黙症という100人に1人が発症すると言われている不安症を抱えていて 、 家族以外の人とは話せず身動きもとれません。そんなみいちゃんが、スイーツ作りという特技を活かしてパティスリーをオープンしたんです。お店は滋賀の住宅街にあるのですが、見に行きみいちゃんにもお会いしました。
私にも小学生の娘がいるので、「もし、みいちゃんが私の娘だったらどうしたかな?」と考えました。「みいちゃんのご両親のように、子供の特技を見出してサポートできたかな」と。
みいちゃんは、自分にできないことは仕方がないと考え、ご両親の助けを借りつつ特技を活かして好きなことを仕事にしています。みいちゃんの生き方は障害がない子どもやその親たちにも参考になり、それを世の中に広めることで多くの方の希望の光になると思っています。
―みいちゃんの生き方、そしてそれを支えるご家族、素晴らしいですね。
私は国際教育関係のブログを運営したり、コラムを執筆しているのですが、よく読者の方からご相談をいただくのですが、今の子どもたちが大人になる頃は、いい大学に行けば将来は安泰という時代ではないと、どことなく不安を感じている人が多いようなんです。そのような方々に、特にみいちゃんの存在を知っていただきたいと思いました。
―そうだったんですね。みいちゃんは、大々的にメディアに掲載されていましたね。
実は、産経新聞に掲載されることは、私がPRをする前から決まっていたのですが、 生ケーキを冷蔵ロッカーで非対面販売するための資金を募るクラウドファンディングを開始するというプレスリリースを私が書いたところ、みいちゃんの記事が掲載される前日だったにも関わらず、記者さんがクラウドファンディングのことも追記してくださり、そのおかげもありなんと目標金額の2倍以上の資金が集まりました。
前職では2歳の子どもを育てながら海外出張。家庭と仕事のバランスがとれ、在宅でもできる仕事をしたくてPR塾へ
―凄いですね。羽木さんがプレスリリースを書かれたことでクラウドファンディングの成果に繋がったのですね。羽木さんは、もともと教育関係のお仕事をされていたのですか?
いいえ。長年輸入会社や旅行会社に勤めていました。娘が2歳とまだ小さい頃でも海外出張があり、ハードに仕事をしていたのですが、娘の成長をしっかり見たいですし、家族と仕事のバランスが大切だと感じ、今はフリーランスでPRをはじめ執筆業やコーチング、輸入コンサルなど様々なことをしています。娘とドイツ留学する計画があり、娘と一緒に準備中です。
―小さいお子さんがいらして海外出張は大変でしたね。どうしてPRを学ばれようと思ったのですか?
はい。以前勤めていた輸入会社にPR部がありました。そこで、PR部の仕事により雑誌に掲載されることで、まだ誰にも知られていない海外ブランドが一躍大人気になる、という現実を見ていたので、PRの力は知っていました。
―PRの凄さを体感されていたのですね。 そうです。そのブランドを担当した時には、 「まだそんなに知られていないから、大変じゃないよ」
と聞いていたのに、PRで有名になり突然忙しくなりました。ただ、アパレルの会社ということもありましたが、当時の私にはPR部はとても華やかで自分には縁がないと思っていたんです。
―そうだったんですね。
でもやはり、仕事と家庭のバランスがとれる仕事。ドイツ留学も考えているので在宅でできる仕事、ということでPRに興味を持ちました。書くのも好きなのでプレスリリースについて学んでみたいと思ったこともあります。
―どうしてPR塾を選んでくださったのですか?
郁乃さんの「0円PR」を読んで、無料の動画も見て、PRって華やかな世界だと思っていたけど案外地道な作業があり、在宅でもできると分かったからです。
―PR塾に入塾されて、新しい気付きはありましたか。
まず、メディアの方への情報提供を個人がしていいということは、これまでは知りませんでした。メディアの方が勝手に見つけて取材をすると思っていたんです。
PR塾では郁乃さんや佳世さんが、いつも「メディアの方は情報を求めている」とおっしゃっていますし、PR塾のメディア交流会では、実際にメディアの方が熱心に私たちのプレゼンを聞いてくださいますよね。
―そうですね。
そこで、私も気軽に夫が仕事で関わりのある老舗の和菓子店について、情報提供をしてみたところ、号外NETに掲載され、それがYahoo!に転載されて、お店の方がとても喜んでくださいました。情報提供の仕方に、PR塾で学んだメディア視点を使ってみました。
―そうだったんですね。
講義で聞いていた「メディアは情報を求めている」というのは、ほんとだったんだと思いました。軽い気持ちで自ら情報提供をしていいと分かったのは大きいと思います。これまでは、何かの雑誌に 載りたいと思ったとしても、どうしたら良いか知りませんでした。 どんなことにも活かせそうな学びです。
メディアの方の視点を学べたというのも大きいですね。プレスリリースについては知っていましたが、お知らせを書いたものだと思っていたんです。PR塾でメディアの方の目に留めてもらうには、ストーリーが大切なんだと分かりました。
―PR塾に入られて、羽木さんご自身に変化もありますか?
メディアの方の視点を意識して世間が見られるようになり、今改めて世の中の仕組みを学んでいるという気持ちがしています。世の中を見る目が変わりました。
今、一般社団法人さんのサイトの運営スタッフとして仕事もしているのですが、そちらでPRも任せていただけるようになり、仕事の幅が広がりました。
―OJT式PR塾の講義のどのような点を気に入っていただけていますか?
最初はただひたすら講義を聞いているのかな、と思ったのですが、全然違いました。
郁乃さんや佳世さんに直接質問できる相談会もあり、メディアの人に直接プレゼンもできます。
会員サイトでプレスリリースを添削してもらえ、他の方の添削も見られるのでとても参考になっています。成果報告も、受講生の方々の成果を見て、「こういう方向で掲載されるんだ」ととても参考になります。
今で入塾して半年ですが、常に改善されている点が素晴らしいですね。私はコーチングのコーチもしていることもあり、現状を見てさらに良くなるように 自ら行動されるクライアントさんのようなPR塾の皆さんの行動力に 驚いています。
例えば動画は見るのが追い付かないくらいしょっちゅう追加されていますし、講義の直前に追加の資料が送られてきたり。今の内容でも充分なのに、私たちのためそこまでしてくださっているのが凄いと思います。
それから、例えばちょっと「こんなこと郁乃さんに聞いていいのかな」と気が引けることでも会員サイトにえりさんが担当する初心者用の質問コーナーがありますね。物凄く受講者の気持ちを考えてくださっているなと。
最初は 講義は一巡受けたら、もういいかなと思っていたのですが、PR 設計など見直したほうがいいと思う講義がたくさんあります。
そして、受講生の方々も温かい方ばかりですね。みいちゃんの記事がYahoo!に転載されたことを私は知らなかったのですが、受講生の方が見つけて教えてくださり、郁乃さんや佳世さんはもちろん、見たことも話したこともない受講生の方々が祝福してくださいました。
娘との経験や国際教育についての本を出版したい!PR塾で夢をかたちにできそう
―ありがとうございます。最後に羽木さんの目標をお聞かせください。
PRを学んで夢が広がりました。3年くらいブログを 運営 しており、今ではメルマガに登録してくださる方々もいるのですが、やはり時間がかかりました。
それが、自分や自分の周りの人にも活かせる、世の中に広める手段を学べていると感じています。PR塾在籍中に、いろんな案件の経験を積んでいきたいです。
私はエッセイ集を共同出版していて、2冊目の計画があるので、講義で学んだ出版PRを活かせそうです。そして 娘がドイツ留学の準備も兼ねてインターナショナルスクールに通い出した経験なども含め、記事を書いたりしているので、 いつかこれらをまとめた本も書きたいという夢があります。
PR塾で学んでいるPRを使って、夢をかたちにしていける気がしています。