受講生インタビュー

コロナ禍で集客に苦戦するも朝日新聞デジタル、日経MJ、地元ラジオ局など取材獲得 ものづくり業界の職場環境改善をより多くの人に伝えていきたい―井ノ口英明さん

エンジニア歴20年以上の井ノ口さんは、相互理解(コミュケーション)不足で伸び悩む企業・組織の職場環境を改善しようと、レゴブロックを使った研修で起業するもコロナの影響で対面開催が困難になり集客に苦戦。PR塾での学びを実践され、朝日新聞デジタル、日経MJ、地元ラジオ局などこれまで5社の取材を獲得し、ユニークな研修の認知度もアップ!PR塾の仲間のおかげで折れない心も身に付き、今後はメディアの力を活用してものづくり業界の職場環境改善をより多くの人に伝えていきたいと力強く語る井ノ口さんに当時の悩みなどをお聞きしました。

PROFILE

おとなのレゴ研修研究家、ココロ・ヅクリ工房(株)代表。元大手素材メーカーのエンジニアにして、組織開発の実践者。レゴシリアスプレイメソッド活用研修、その効果を引き出すファシリテーション手法では日本の第一人者。また、心理カウンセリング、アンガーマネジメント、だじゃれ活用、PR・広報によるブランディング戦略など職場をハッピーにするための引き出しも唯一無二の抱負さを誇る。

URL

HP:https://kokoro-zukuri.com/

Instagram:https://www.instagram.com/hideakiinokuchi/

研修を行う井ノ口英明さん
(実際のレゴ研修の一コマ みんな夢中になって作品作り)

業績の悪化で活力を失っていた職場の雰囲気が

レゴブロックの研修導入でみるみる改善!

-もともとはモノづくりのエンジニアとして20年以上の大ベテラン、そこからどのようにキャリアチェンジしていったのですか?

新卒からこれまで、大手製造会社3社で機械技術者をしていました。3社目では技術部門だけでなく、モノづくりを影で支える企画開発の部署にも入り、人材育成にも携わっていました。ちょうどその頃、

会社の業績が下降に転じ始め、社内ではリストラが始まり、ベテラン技術者が次々と退職に追い込まれる中、連動するかのようにせっかく育った若者も辞めていく負の連鎖を目の当たりにしました。当時、私はちょうど40歳。もうひと頑張りしてキャリアアップしたいと考えていました。ここでリストラされるわけにはいかない、という危機感もあり、仕事が終わった後、異業種が集まる勉強会に参加し、「人材育成」について学び始めたんです。ここで、レゴのブロックを使ったワークショップを初めて知りました。社内ムードの改善にもつながればと、研修を提供できるファシリテーターの資格を取ることを決めました。

-井ノ口さんがファシリテーターになったことで、社内にレゴ研修を導入されていくのですね。

自分から直属の部長、幹部(CTO,現社長)に提案し、レゴブロックを使った研修を社内で初めて実施したのですが、とても好評で、社員のモチベーションアップや組織の立て直しにかなり大きな改善がみられ、生産性向上にも貢献することができました。研修は社内に大きく広がり、私以外に新たに2名、この資格を持つ社員も増えました。私もこのままエンジニアとファシリテーターの二軸でやっていきたかったのですが、エンジニア職に専念するようにと言われ、散々悩んだ末に、レゴブロックを活用した研修講師としてキャリアチェンジする道を選び、会社を退職。2020年に独立しました。

研修受講者に配っている「笑い文字」を両手に持つ井ノ口英明さん
(研修受講者に配っている「笑い文字」を持つ井ノ口さん)

何としてでもメディアに出て、集客の悩みを解消したかった

-入塾したのは今年の1月。何に一番悩んでいましたか?

やっぱり、「集客」です。会社を設立した直後にコロナ禍になって、2020年の春~秋に予定されていた企業研修が全部キャンセルになってしまいました。レゴブロックを使うので、この研修は対面じゃないとできないんですね。2021年になってから少しずつ持ち直してきたものの、やっぱり集客は難しく、どうにかしたいと解決策を探していた中でPR塾を知りました。まずは話を聞いてみようと軽い気持ちで説明会に申し込みました。私としては、レゴブロックを使った研修の認知度を上げられずに悩んでいたので、やっぱりメディアに出たかった。それで単刀直入に「ほんとうにメディアに出れるんですか?」と訊きました。嘘でもいいから「出れます」って言ってほしかったくらい、集客の悩みを何とかしたかったんです。そうしたら「100%ということは言えませんが、全力でサポートします」という答えが返ってきました。この「100%ということは言えません」が、私の中ですごく引っ掛かっていました。

-井ノ口さんが求める答えではなかった。そんなやりとりの中で、入塾を決めたのはなぜですか?

郁乃さんの経歴を知ったからです。郁乃さんは元々、技術屋さんなんですね。地方の大学を出てらして、理系で、機械技術職の経歴がある。私と同じだと感じたんですね。それで、「自分もやってみればできるかもしれない」「この人から学んでみよう」と思えたんです。

-入塾して一番変わったなと感じるのはどんなところですか?

心が折れなくなりました。PR塾で仲間ができたおかげです。PR塾の仲間って、すごくいいですよね。LITAという社名にもあるように、利他の精神を持ってる人が多くて、slackで仲間の成果に対しての拍手や応援のスタンプがものすごくたくさんついて、それを見た時に「こんなに応援してくれる人がいるの!」って驚いたんですね。PR塾は、アットホーム感もありながら、実践的。同じ方法で一緒に頑張っている仲間が周りにいるということがすごく心強くて、メディアアプローチがうまくいかなかったり、なかなか目に見える成果につながらない時があっても心が折れなくなり、チャレンジを続けられるようになりました。

-成果を上げるためにどんな工夫をされましたか?

まず、本講義には欠かさずリアルタイムで出席し、関連する動画は徹底的に何度も繰り返し視聴しました。メディアへの電話アプローチの動画は、どうやったらこの台本ができていくんだろう?言葉遣いは?タイミングはどうしているんだろう?という視点でとことん見ました。PRの最新のアプローチ方法をシェアしてくれているので、それを見ることで、「メディアに出るためにはスーパーマンが何か特別なことをしているわけではないんだ」「できるアプローチを最適なタイミングでしっかりやっているだけなんだ」ということがわかりました。「特別すごい人だけがメディアに出ている」というこれまでの見方もなくなりました。

-入塾後は学びを実践され、着実に取材を獲得されておりますね。反響はいかがですか?

これまで、ラジオ、新聞、WEBメディアから合計5社、取材を受けました。メディアに出ることの反響はすごくありますね。記事を見た方から研修の問い合わせも増えています。PR塾で習ったことを正直に実践すれば、必ずメディア掲載につなげられるという確信を得ることができました。

-入塾前に悩んでいた「集客」に対する考え方に変化はありましたか?

お金をかけなくても良いんだ、って思えるようになりました。広告を出さないとダメなんじゃないかという考えがあって、「集客するためにはいったいどれだけお金がかかるんだろう?」と思っていました。でも広告を出しても、企業から企業へのBtoBだとなかなか響かないところもあるので、「だったら0円でPRしちゃえばいいんじゃないの?」と思えるように変わったと思います。

-これからチャレンジしたいことがあるそうですね。

レゴブロックを職場の円滑なコミュニケーションツールとしてもっとたくさんの人に使ってほしいと思っていて、活用方法をわかりやすくまとめたオリジナルの冊子を作成するためにクラウドファンディングへの挑戦を考えています。レゴブロックは身近で手に入るものなので、私がファシリテーターとして出向かなくても、もっと気軽に職場で相手の心を感じて、読み取るということをやってみてほしいと思っています。

職場の環境って、従業員の幸福度を大きく左右し、結果的に生産性にとても重要なものなんです。生産性を上げるためには、社内での「伝達ミス」や「伝達不足」、「伝達の省略」(伝達への恐怖心や躊躇)をなくしていくことが大切で、普段から職場内に何でも話せる関係性(心理的安全性)を築けているかどうかがカギになります。その関係性を築くために、レゴがすごく役立つんですよね。

レゴ研修で作品作りをする参加者に説明を行う井ノ口英明さん
(実際のレゴ研修の一コマ)

ものづくりの職場環境の改善、生産性向上に貢献したい

-これからの夢を教えて下さい。

ものづくりの企業、製造業の会社の職場環境が、もっともっと良くなっていってほしいと思っています。生産性が上がることで利益が出て、社員の給料が上がったり、幸福度が上がったりする、経営者に、この好循環を作る意識をもってもらいたいと思っています。そのためには、社内の人間関係を良くする、関係性を築くしかないんですね。一緒に生産性向上に向けて頑張って、賃金や満足度(ES)にもそれが反映される、そういう気運を高めていきたいです。そこに、このレゴブロックを使った研修で貢献していきたいです。そのために、私自身ももっともっとPRして、「モノづくり企業へのレゴ研修といえば井ノ口に」と言ってもらえるようになるのが夢です。

-最後に、入塾を迷っている方へメッセージをお願いします。

「チャンスの神様には前髪しかない」って、ほんとうにその通りだと思っているんですね。「あ、これ良いな!」って感じたのであれば、その時が、その人にとっての最適な時期なんだと思います。これはやってみないとわからないと思います。私も、入ったばかりの頃はメディアに出れるかどうか半信半疑でしたけれど、郁乃さんのエンジニアから出発して現在までのストーリーを考えると、ほかにこういうところってないと思っています。入って本当に良かったと思っています。一緒に頑張る仲間が出来るし、実践的で必ず結果が出るので、まずは素直にやってみて効果を実感いただきたいですね!

-ありがとうございました。井ノ口さんの今後のご活躍を応援しております!

※2022年9月21日取材当時の情報です。

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