受講生インタビュー

基礎に忠実に行動しメディア掲載多数獲得 自身の“うさぎ”インフルエンサー活動も好調で海外からも注目―加納和子さん

WEB運用サポートのお仕事でご活躍されていた加納和子さん。ご家族の介護やコロナ禍で思うように仕事ができなくなり、一時期は廃業を考えたそうです。介護問題に目途がついて仕事を再開するにあたり、手に入れたかったスキルは「PR」。なぜWEBの第一線で活躍していた加納さんがPRの必要性を感じたのか、実際にPR塾での学びをどのように生かしているのか、お話をうかがいました。

Profile

株式会社KANOWA 代表

現在は中小企業専門の広報PR代行と、SNSやWEB運用のサポートを行う。

同志社大学卒業後、会社員として3社で営業販売やマネジメントに従事。

WEBデザイナーの夫の手伝いでWEB集客販売を担当し独立開業。営業経験を生かしたライティングでLP反応改善6倍、無反応のメルマガから7日で7割が新規購入に至るなど実績を出し2018年に法人化。

2020年よりYouTubeとSNSでうさぎメディアを主宰し総フォロワー4万人超。

HP:https://kanowa-pr.com

Facebook:https://www.facebook.com/k.kano508

意図的にメディア掲載を獲得できれば、ブランド構築に活かせると思った

-これまでにどんなお仕事を経験されてきましたか?

会社員としてスターバックスの店長、宝石商の営業、保険会社の代理店営業職とコールセンターマネジメントを経験。WEBデザイナーの夫に「企業のLPのライティングを手伝ってほしい」と言われたのがきっかけで副業としてWEBの世界に入りました。

ライティングの練習を兼ねてブロガーをやったり、中小企業のWEBプロモーションのライティング、オウンドメディアのコンサルティングなど、WEBでの集客販売につながるコンテンツ作りは何でもやったりしているうちに、本業のお給料を超えるようになって独立。2022年からはペットのうさぎのYouTubeでのライブ配信とSNSインフルエンサー活動(2022年11月現在総フォロワー4.8万人)もしています。

-セールスやWEBプロモーションで十分な実績を出されている中で、どうしてPR塾で学ぼうと思われたのですか?

以前はWEBプロモーションのライティングや制作を一式まとめて受注するような仕事の仕方をしていたので、そのお仕事が終わったらクライアントさんとの関係も一旦終わり。リピートがあるとはいえ、もっと継続して長期的にお手伝いしたいという思いがありました。

また2018年くらいから、ブランディングを意識される方や、認知度を高めるために出版をしたいという声をいただくことも増えましたが、その時の自分には為す術がなくて。いつか力になりたい、できることを増やしたいと考えていました。

しかしその矢先、義理の父が突然病に倒れ、介護が必要になりました。いつ何があるか分からない、時間の読めない生活で、締め切りがある仕事を請けられなくなり、一度全てリセット。ほどなくしてコロナ禍と、もう会社を畳むしかないかもしれないという状況でした。

-せっかく軌道に乗ってきたお仕事が、できなくなってしまったのですね。

はい。そんな生活の中で唯一の社会との繋がりが、ペットのうさぎの様子を配信するYouTubeとSNSでした。これがじわじわ広がり、2021年にはInstagramを見たテレビ制作会社から、全国放送の番組に動画を使わせてほしいと依頼が来ました。

また、以前お付き合いのあったクライアントさんのオウンドメディアにも、地域メディアから取材のオファーが来ていたことを知り、コロナ渦でネットの活用が進み、メディアの在り方が変わってきたのを肌で感じていました。

雑誌掲載記事、出版社から発売の手帳にうさぎの写真が採用
(【雑誌掲載記事(右)出版社から発売の手帳に写真が採用された(左))

去年、介護問題に目途がついて、もう一度本格的に仕事にチャレンジできることになり、「意図的にメディア掲載を獲得できれば、クライアントさんのブランド構築に活かせるのでは」と考えていたところ、本屋さんで『0円PR』(PR塾代表 笹木郁乃の書籍)に出会いました。

『SNS×PR』のフレーズに自分が求めているものだとピンときましたし、知りたかった「出版PR」の講義もあると知って、求めていたものが全部そろっていると思ったので、入塾を決めました。PRを教えているところは他にもありますが、「中小企業の売り上げにつながる」と、PRしたその先のことまで言っていたのは郁乃さんだけだったのも、決め手のひとつですね。

-入塾されてみてどんな印象でしたか?

オンラインでの講義は初めてだったのですが、想像以上の熱量で「すごい所に来ちゃったな…」と圧倒されました。自分やクライアントさんの商品・サービスに思い入れのある方が多いので、最初は心がついていかなくて「大丈夫かな?」とも思いましたが、同時に刺激にもなりました。

数々の掲載獲得 インフルエンサー活動でも大きな成果

-最初からご活躍のイメージだったので、圧倒されていたとは意外でした。でも割と早い段階でクライアントさんのイベントが新聞に掲載されていましたよね。

早いうちから実践したいという意識はあったので、以前オウンドメディアのお手伝いをしたクライアントさんとモニター契約しました。開催まで2週間しかないイベントのPRを依頼されて、慌てて初めてのプレスリリースを書いて添削していただき、記者クラブに投げ込んだり、地元メディアや業界誌、WEBメディアに連絡したり、ダメもとで動いてみたところ、業界新聞に掲載されました。

この経験で、期間が短くても結果を出すチャンスがあることや、メディアの方に電話をかけてフィードバックをいただくことのメリットなど、PR塾で学んだ知識が経験と結びついたのも自信につながっています。また自分としては、広報PRの仕事を始められたこともまず大きな成果です。

(イベント直前のPRで花卉園芸新聞の掲載獲得)

-現在は専門家のPRも担当されていますよね。

はい。経営コンサルタントのPRを担当しています。ちょうど金融教育分野での本を出版された後だったので、まずは書籍のメディア掲載を狙ってアプローチしたところ、WEBメディア2社で掲載されました。また、複数の連載も決まっています。

また、詳しくはお話しできないのですが、PR塾生との協業でアプローチを担当した結果、テレビ出演が決定した案件もあります。

あと実は、うさぎのインフルエンサー活動でも大きな成果があったんです。SNSのプロフィールや公式サイトをPR設計に基づき見直し、想いを多めに伝える内容に変更したところファンからも好評ですし、3月~10月で、海外メディアも含め雑誌、WEB、テレビ、ラジオなど10件のメディアに露出しました。

幻冬舎WEBメディア「GOLD ONLINE」書籍掲載と連載開始
(出版社のWEBメディアで書籍紹介と連載開始)

「迷うことがない」環境がありがたい

-海外メディアにも注目されるとは、驚きました。着実に成果を出されていますが、工夫されたことはありますか?

本講義はすべて出席。アウトプット練習会、メディア交流会も毎月出席しています。PR塾には実績が出た実例が豊富なので、まずは講義内容を実践することを意識しています。基礎に忠実、それだけです。あとは行動あるのみ。

例えば、電話アプローチが成果につながると聞いて積極的に行っていますし、追加の動画講座を観て、トークスクリプトや言い回しもノートにストックしています。また企画書は、テキストをずっと手元に置いて参考にしていますし、専門家PRの時には「お手紙の文例」もとても参考になりました。

それからSlackの成果報告と質問は過去の文を全部読み返しました。最初に書いたプレスリリースが2週間しかない中で掲載に結びついたのは、Slackで同じように短期間でも成果を出した事例を検索して参考にしたからだと思います。Slackは本当に活用していますよ。とにかく困ったらSlackで検索したり、質問したり、添削を受けたりすることで「迷うことがない」環境がありがたいです。

-PR塾のコンテンツをフルに活用してくださっているのですね。ありがとうございます。これからの夢や目標を教えていただけますか?

攻めの広報とWEBの情報発信で、中小企業経営者と共に長期のスパンで事業を大きく成長させるような仕事がしたいと考えています。今後は広報PRでお付き合いする企業さんを増やし、PRで関わった企業さんにWEBのプロモーションについてもワンストップで相談に乗れるのを強みとしていきたいです。

また、「うさぎは家族」を合言葉にうさぎさんのライブも続けていきます。インフルエンサーとしての影響力が強まったら、人と動物の幸せな暮らしを作る活動にいかしていきたいと思っているんです。ウサギの飼育はまだまだ誤解が多く、思ったようになつかないという理由で飼育放棄があったり、問題のある飼育の動画や写真がネットに上がっていたりすることも少なくありません。そういう問題をなくしていきたいので。

-最後に、入塾を迷われている方にひとことお願いします!

講師陣が前向きでサポートも丁寧な、とてもよい学びの環境です。私はこの環境をフル活用させてもらった結果、仕事にも出会いにも恵まれて感謝しかありません。もしPRを学びたいと思いながら迷っているなら、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか。

-強みを生かした加納さんならではのPRと、うさぎインフルエンサーとしてのご活躍。これからも楽しみにしております。ありがとうございました。

※2022年11月18日取材当時の情報です。

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