受講生インタビュー

入塾初月から取材獲得!副業でPR代行をはじめフリーランスへ転身ー木村このみさん

かつて勤めていた社交ダンス衣装の会社では広報職も兼務し、メディア出演経験もある木村さん。 広報の仕事を極めたいと大企業に転職。その直後にPR塾に入られ、副業としてご自身でもPR代行を開始し初月から新聞取材を獲得!20代最後の年に自分への大きな投資をして得たものは「なりたい自分になれそう」という30代へのわくわく感。会社員をしながらフリーランスの道を自ら切り拓いた木村さんに限られた時間の中でのPR代行の実践方法など伺いました。

■PROFILE 

マーケティング×PR×セールスで伴走するPRプロデューサー

マーケティングを学び、店舗運営、営業、企業広報等を担当してきた経験から、多角的視点に基づいたPR戦略を行う。自身で書いた一本のプレスリリースからNHK朝番組に出演しその影響力を実感、PRの道へ。現在はPR代行として3社のクライアントと契約、全て初月からメディア掲載を獲得している。2023年からは定期コンサルなども行い仕事の幅を広げていく予定。

■URL

HP https://kimurapr.hp.peraichi.com/ 

Twitter https://twitter.com/KIMURA_PR                          

Facebook https://www.facebook.com/konomi.kimura.3/

華やかな衣装を着て動画撮影をする様子
(衣装会社広報時に自分で企画した動画撮影中の様子)

-PR塾に入る前は何をされていたんですか?

もともとは社交ダンス衣装の会社に5年ほど勤め接客営業業務などをしていたのですが、新型コロナウイルスが流行し始めてから衣装があまり売れなくなったので、SNSを使った広報活動も兼務するようになりました。当初、私はずっと接客や営業をしてきたので、対面で一人の方に向き合うのは得意でしたが、SNSのような対大勢の発信はあまり得意じゃないと思っていたんです。
しかし、SNSでの発信を通じて商品が売れたり、今まで来たことがなかった方が来店してくれたりして、大勢に発信することの大きな効果を感じました。また、プレスリリースを書いてプレスリリース配信サイトに出したところ、それがきっかけでNHKの『あさイチ』に出演することができ、たくさんのお問い合わせや来店につなげることができました。この時、知ってもらうことでたくさんの人に貢献することができると初めて気が付いたんです。「広報」の特にお金をかけないPRに夢中になっていきました。

-なるほど。そこから働き方を変えられたのですか?

去年4月、もっと広報の仕事に挑戦してみたいと考えて転職を決意し、大きな会社に入ることができました。「できることも増えるし、会社に貢献しながら自分の広報としての実力も伸ばすぞ!」と最初はすごく前向きな気持ちだったのですが、いざ入社してみたら思い描いていた働き方とは全然違っていました。自分の見えないところで全ての決定が行われ、私が担うのはその会議のための資料の一部を作るような仕事のみ。そして直属の上司にすら広報活動の決定権がなかったので、いつまでたっても「私の動きによる広報活動」はできないことを悟りました。

また、お金をかける広報活動をしていたので、今まで私が仕事では扱ってこなかった規模の大きなお金が動いていましたが、私自身は郁乃さん(講師の笹木)の著書のタイトルでもある『0円PR』(代表・笹木郁乃の著書)という言葉が好きで共感しているので、お金をかけた広報活動自体にはあまり興味を持てなかったんです。前職でお金をかけない形の広報に挑戦して、それで成果が出せるんだっていうところに魅力を感じていましたし、自分の周りでもスモールビジネスや個人事業主の方が多いこともあって…。「自分のやりたいPRの方向性とは違うから、その部分は自分で学ぼう。その両方を手に入れたら、私はさらに強くなるはず!」と思っていたときに出会ったのがPR塾でした。

‐転職したばかりの会社勤めと、PR塾の学びの両立は大変だったと思います。そんな中、何が入塾の決め手になりましたか?

決め手は、何度でも添削に出せることです。4月に入社して、6月にPR塾に入塾したので、有給もまだなく、平日日中開催の本講義に生では出られないことはわかっていました。その上で、お金をかけて入るだけの価値が何かを考えたとき、私の中では“Slackで講師にとことん相談できる”ところが一番に感じられました。講義には参加できなくても、頑張って動画を見ればいい。わからないことがあったら、Slackで“いつでも”プロからフィードバックをもらえる。さらに、ほかの方のフィードバックを自分事として見ることもできる。“教わる”だけなら書籍やYouTubeやほかのところでもできるけれど、“自分へのフィードバックがプロからいつでももらえる”というのは大きな価値でしたね。

-実際に入塾してみて最初の印象はいかがでしたか?

本格的ですごく面白いと感じました。これまでも、「Twitter×PR」のような講座を受けたことはありましたが、そのさらに上をいく真髄がPR塾だと感じました。自分でも以前に学んだ手法を試してみて、感覚的に分かっていたことが、学び進めるほど”PRとは何か”という本質を習得している感覚がありました。また、多額の広告費をかけなくても、私が貢献したいと思えば誰にでも貢献ができると思うと、その先がどんどん楽しみになってきました。

‐平日日中は会社員勤めをしながら、大きなお金で広告を動かす広報の仕事を現場で学び、土日や夜は“0円PR”の世界で学び、真逆の世界を行き来していた感じなのですね!

転職したばかりで学び始めたので仕方がないことなのですが、「もっと学びたい!アウトプットもしたい!」と思うようになってきて、圧倒的に時間の足りなさを感じ始めました。PR塾にはすごい人が本当に多くいらっしゃいます。お子さんを何人も育てながら副業されている女性とか、自分と同時期に入塾した方がどんどんメディア取材獲得の結果を出されているのを見て、正直に言うと焦りを感じていました。

-そのような中でどうやって学びを進めていかれましたか?

私はあまり要領が良いタイプじゃないので、人より何倍も努力しないといけないということはわかっていました。ですから、もうとことん120%で体当たりしていくしかない、やるしかないという気持ちでした。私にとって、入塾の費用は大きな投資だったので、その中で成果も出さず遊んでいる余裕はなかったんです。だからこそ、仕事以外の空いてる時間は全部PR塾での学びや実践に使いました。会社員から抜け出して、違うステージに行きたかったという気持ちもありました。 “本業の収入に副業が追いついたら会社員をやめよう”という意識を持って、「やるぞ」と覚悟を決めました。

講師の三木とのランチの様子
(フリーランスになろうと決意したかよちゃん(講師の三木)とのランチ会)

フリーランスになって、会社員時代の収入を超えられた

‐昨年2022年の年末に会社を退職され、フリーランスの道へ。この間、入塾からわずか半年ですね!

ずっと本業が好きになれず、副業するにも時間がないし、体力的にも疲れるしと、絶賛悩み中だったんですが、去年9月に参加したPR塾の「リアル懇親会」で、大勢いる参加者の中から抽選でたった一人、佳世ちゃん(講師の三木)との1対1のランチ会を当てたんです。その貴重なチャンスを得た瞬間に、なぜか自然と「会社を辞めよう」と決意できました。いろいろなタイミングを大事にしなくてはいけないと感じたんです。

いつまでも本業を嫌だと思いながら働くのも良くないし、副業のクライアントにももっと貢献したいのにこれ以上時間が取れないのも良くないと思って。佳世ちゃんと1対1のランチ会が終わったあとすぐに、会社の上司に退職の意向を伝えました。

正直に言って、その時副業の収入は本業の収入には追いついていなかったのですが、フリーになった後に結果がついてきて、今は会社員時代の収入を超えられました。

‐会社員時代は、副業として時間的な制約もあった中、成果を上げるために、どんなことに工夫しましたか?

できることは全部取り組みました。「これでいいかな?できるかな?」と悩む時間が私にはなかったので、迷わずになんでもやりました。そもそも時間が圧倒的に足りないので、企画書やプレスリリース作成には数時間しかかけられません。パッと書いて、誤字脱字などを見直したらすぐに添削に出して、フィードバックが戻ってくるまでの間に、アプローチ先のメディアリストを用意するというスケジュールで動いていかないと、追いつかなかったんです。リストは30〜40件作って、電話、メール、郵送、できる限りの方法で全て連絡をしました。平日日中に使える時間はお昼休憩の1時間だけなので、毎日少しずつやっていくしかなかったから、悩む暇なく取り組みましたね。

そしてそれを自分のSNS(主にTwitter)でも発信し続けていったことで、その後問い合わせにつながり、複数のクライアント獲得ができました。

-入塾と同時にすぐにクライアントさんを見つけ、実践を始めたのですよね。

6月に入塾してすぐにクライアントを探し、社交ダンスの衣装会社勤務の頃からのお付き合いの方に声をかけました。NHKの『あさイチ』の取材を受けたときに一緒に生放送に出演した方なので、PRの効果もわかってくれていたんです。まずは最初の1カ月間はモニターという形で無料。その間に、業界新聞の取材を獲得することができたので、その後に改めて正式な契約のお話をして、現在もサポートさせてもらっています。

クライアントであるヘアメイクさんには、PRの伴走をするにあたって、同業他社との違いや強みをお伝えしたのですが、そういった視点での話をすごく感謝していただけました。メディアの取材で、インタビューを受けることも、“人生の棚卸になっている”と言っていました。

今ご縁があるほかのクライアントも、“お客様”である以前に私が大好きな方で、一ファンでもあるので、心から応援したいと思っています。かつて勤めていた社交ダンス衣装の会社ともご縁が復活し、今年からPRでまた応援していくことにもなったんです。

掲載実績「2022年9月 高齢者住宅新聞」「2022年10月 Re rise News」「2022年12月 エフエム東京」「2022年12月 中央エフエム」「2022年12月 ZIEL」
(掲載実績の一部)

入塾半年で、なりたい自分になれそうな予感がしてきた

-入塾して大きく変わったのはどんなところですか?

「なりたい自分になれる気がしてきた」というマインドの変化です。

コロナ禍で初めて「広報って面白いな」と感じ、転職して大きな会社でそれを叶えようと思ったけど、企業風土への違和感が拭えず悶々としていました。それでも今こうして、2022年12月に晴れてフリーランスになれて、ありがたいことに好きな人と好きな時間に仕事ができています。「この先もきっとこうして仕事をしていけそうだな。私、割となりたい自分になれそうだぞ」とワクワクしています。

 -木村さんがPR塾で得たものは何ですか?

まだまだ道の途中ですが、自分が求めていたPRの力、お金をかけずに良いものを適正な形で世の中に広める力をつけることができていると思います。そして、そのPRを実践する中で、いろいろな物事を“自分で切り拓く力”がついてきて、自信がついたようにも感じています。

-PR塾の何が一番良かったですか?

フィードバックですね。しっかりと価値のある質と量でした。自分だけでは気づかなかった視点からの的確なフィードバックを迅速にもらえたのは大きな価値でした。

-これからの目標を教えて下さい。

今のクライアントを大事にしていくのはもちろん、新たにお問い合わせをいただいている方の声に、いつでもベストな提案やベストな伴走ができる人材になりたいと思っています。1人ではできることが限られているので、これからチーム化することが近々の目標です。

-現在妊娠中でいらっしゃる木村さん、またライフステージも大きな変化の兆しですね!

ここから先は未知の世界ですけど、PR塾では講師の方も塾生の中にも働くかっこいい年上女性たちがたくさんいて、すごく励みになっています。できないことはないと、背中を見せてくれていることがありがたくて、私もそんな格好良く働くママになりたいなって思ってます!

-キャリアアップを視野に29歳でPR塾に入塾された木村さん。同年代でPR塾への入塾を検討している方にぜひメッセージをお願いします。

ちょうど20代後半くらいは、自分のキャリアに悩み始める方が多いと思います。私自身もそうでした。私のように「何か1つスキルを身に付けたい」、「違うステージに行きたい」、「今行かないといけない!」と思っている人は、PR塾に入れば頑張れるし、頑張っただけ世界を切り拓くことができると思っています。

PR塾には、「年齢関係なくお話しましょう」というルールがあるので、40代や50代、60代の方であってもフラットに話せます。素敵な方々とつながれて、「一緒に頑張ろうよ」と言い合える仲間ができました。PR塾の費用は私たちの世代からすると、結構思い切った金額だと思いますが、きっとその後のかけがえのない財産になるよ、と伝えたいです。

-PR塾での学びもちょうど折り返し。独立され、クライアントにどこまでもコミットし続ける木村さんのご活躍をこれからも楽しみにしております!ありがとうございました。

※2023年1月12日取材当時の情報です。

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