受講生インタビュー

副業でのスタートからわずか半年でPRプロデューサーとして独立。年収は1.5倍、好きな人と、好きな時に、好きな場所で仕事をする理想のスタイルを実現-木村このみさん

独学で取り組んだ小さな企業の広報活動で認知拡大に成功し、広報PRの仕事に魅力を感じた木村このみさん。本格的に広報の仕事をしたいと大きな企業に転職しましたが、自身の思い描いていた「お金をかけない広報」はできない環境でした。それなら自分で学びに行くしかないとPR塾に入塾。わずか半年でPRプロデューサーとして独立し、年収は会社員時代の1.5倍になりました。なぜこんなに短期間で結果を出すことができたのかを木村さんにお話をうかがいました。

■Profile
PRプロデューサー
1992年生まれ。共立女子大学家政学部被服学科卒業。
飲食店店長職、アパレル店長職等を経て、衣装会社営業兼店舗責任者を兼任。
コロナ禍で経営が危うくなった際に広報業務を始め、その可能性に気づく。
転職し大手企業広報職につきながらPR塾で学び始め副業を開始。
2022年12月に会社を退職し、フリーランスへ。2023年1月よりチームとなり契約6社。
個人パフォーマーから、上場を目指す福祉企業まで幅広くサポートしている

■URL

HP https://kimurapr.hp.peraichi.com/ 

Twitter https://twitter.com/KIMURA_PR                          

Facebook https://www.facebook.com/konomi.kimura.3/

-PR塾に入塾された理由を教えてください

元々は小さな企業の広報をしていたのですが、自分なりに勉強して、ちょっと結果を出せたので「広報の仕事って面白いぞ」と魅力を感じて。もっと頑張りたいと思って、ちょっと大きい会社の広報職に転職をしたんです。でも、いざ入ってみたら、大きい企業あるあるなのかもしれませんが、あまり自分主体で動くことができない環境でした。

また、お金をかける広報が主だったので、もともと自分がすごくやりたいと思っていた「お金をかけない広報」、いわゆる郁ちゃん(PR塾代表の笹木郁乃)の「0円PR」の本に書いてあるような広報PRはできないなと思って。それはら、自分が今いる環境で学べる広報をやりながら、自分が本来やりたかった「お金をかけない広報」の仕事はもう自分で学んでやるしかないといろいろ探した結果、「0円PR」の本、そしてPR塾を見つけ出して入塾させていただきました。

-会社のPRとPR塾の内容に違いはありましたか?

そうですね。最初に広報を担当した時は、会社の中に広報の部署があったわけではなくて。店舗のある小売業だったのですが、コロナ禍で店舗がうまくいかなくなった時に、「外向けの発信しますよ」ってSNSから始めた広報活動だったんです。そこで初めて自分なりにプレスリリースというのを知って、書いてみて、PRタイムズに出してみて…という動きをしたっていうだけという形でした。なので、1対大多数という情報の出し方をしていました。
郁ちゃんの本やPR塾では「メディアの中の人もひとりの人である」という考え方や「あなたに届けたい」という意識について伝えてくれていますが、以前はそういう考え方をしたことがなかったんです。実践してみて「なるほど、それはそうだ」という境地にたどり着きました。どうにか独学でやっていた時よりも、本質的な部分を学ばせていただいたと思います。

(自分の倍以上の年齢のクライアント様との食事会)

年収1.5倍。好きな人と好きな時に好きな場所で働く理想のスタイルを手に入れた

-PR塾に入ってどんな変化がありましたか?

最初は本業もあったので、もともと知り合いだった会社さんに声をかけて、まずは無料のモニターという形でお願いをして始め、そこで成果を出すことができたので、お金をいただく形で「副業」として始めることができました。結果として半年で3社とお付き合いをして、その半年で「会社を辞めよう」という決意をするぐらいの収入を得ることができました。
半年で会社をやめてフリーランスになれたというのが、自分の中では一番大きな変化で、収入も年収で1.5倍ぐらいまで増えました。 働き方も変わりましたし、自分の生活も大きく変えることができたかなと思っています。

-思い描いていた未来に近づいていますか

そうですね。お金をかけずに、自分が世の中に広めたいものを広めるPRっていうのに最初から興味があって、それを仕事にするぞと最初から思い描いて入塾したので、それは達成できたかなと思います。
あと、今、本当に好きな人と、好きな時間に、好きな場所で仕事をしているので、自分がやりたい働き方ができているし、クライアント様との関係性もありがたいことによく築けているので、そういった意味でも理想としていた働き方、生き方っていうのができているかなとは思います。

-これからの夢を教えてください

もともとエンタメや衣装といった方向のジャンルに特化してたといいますか、最初に広報を始めた時のジャンルに近いクライアント様から始めていたのですが、たまたま去年SNSからお声がかかって、全く関係のない、今まで自分が関わったことのない業界の会社様とご一緒することになりました。全く勉強不足な業界なので最初はどうしようかと思ったんですが、だからこそ私は第三者目線で携わることができて、「おっしゃってることは一般的には知られていません」っていうのをお伝えできているんです。

広報PRの仕事って、何かを発信する企業や個人と、世の中の人との間に立つ仕事なので、枠を全く決めずに仕事ができるんだな、自分がの今の立ち位置だからこそ役に立てるところがあるんだな、と今感じています。

これからも「私はこの業界しか知らないから」などとは考えずに、まだまだ知られていない、もっと外に出したいと思っているけれど出せていない、出す方法がわからないという企業や個人の方と、二人三脚で寄り添いながら、私だからこそできる外への出し方を模索して 、楽しく仕事ができればいいなと思っています。

-お仕事のお問い合わせはSNSから入ることが多いんですか?

そうですね。TwitterとPR塾入ってから始めたFacebookですね。Webサイトも一応作ったのですが、基本的にお仕事をいただくのはご紹介とSNSです。

SNSでは、無料モニターさんのPRをしている状態であっても、「私は勉強中だから無償でやってます」っていう出し方は一切していませんでしたし、PR塾に入りたての時から「もうプロです」っていう顔で、仕事内容も、クライアント様への想いみたいな部分もガンガン発信していました。

私はSNSで知っていただいた方とその後お会いしたり、ズームでお話しさせていただいても「そのままだね」って言われることが多いんですが、比較的「私自身」がわかるような感じで発信しています。PRやってますとか、フリーランスの広報ですっていう方はSNSにたくさんいらっしゃると思うんですが、その中でも「木村このみに頼みたい」っていうご依頼があるのは、自分のキャラクターだったり、自分の仕事への想いだったりを、しっかり出せているからかなって思います。

-PR塾にはSNSのコンテンツもありますが、役に立ったものはありますか?

クライアント様のSNSを動かしているのもあって、SNS編の「軸を決めて情報を出そう」という部分はしっかり考えましたし、自分のSNS発信も、今の自分の立ち位置や「どういう風に見られたいか」をその都度考えるようになりました。
例えば、今は仕事が欲しい時期だから、こういう話をしないといけないなとか、今は仕事は手一杯だけれど、「自分は仕事ができている人間なんだ」っていうブランディングを高めていきたいフェーズだから、こういう投稿だな…とか考えられるような指針をいただいたと思います。

-PRだけではなく、ご自身のブランディングも学んでいただけましたか?

やはり最初は「フリーランスになるぞ」って、がむしゃらに突っ走っていたので、技術的な部分をしっかり学び、実践してというのが最初の半年。後半は仕事としてどうにかできるようになったので「より確立していくために、今後持続的なものにするために、どうブランディングしていこう」というところまでステップアップできた1年だったかなと思っています。

(PR塾卒業式の様子)

限られた時間の中で活用したのは動画とSlack。チームの仲間とも出会えた。

-塾の中で特によかったコンテンツはなんですか?

会社員時代はカレンダー通りの働き方をしていたので、平日の日中に開催される講義には何一つリアルタイムでは参加できないことは承知の上で入塾しました。なので、動画で全部学んで、Slackはどこまでも活用しようと思って、分からないことはどんどん質問したし、添削にも出しました。そして、その質問や添削のお返事が早く、的確であるというのが非常に助かりました。
というのも、とくに副業時代は本当に時間が限られていたので、ポンポンお返事をくださるし、そこで自分もペースをつかんで動くことができたというのもあるので、一番活用させてもらったのはやはりSlackかなと思います。学びを得て、実践して、自分に置き換えた時に、「これはどうなの?」って思うところに、懇切丁寧にお返事をくださるというのがすごくありがたいなと思います。

また、今、チーム化して仕事を分担しているんですが、中でもPR塾生の中で募集して来てくれた方や、一緒にやりたいって言ってくれた方に手伝ってもらっているので、そういった仕事の仲間づくりという面でもすごくありがたかったです。絶対的に熱量の高いコミュニティの中で、より熱量の高い人が集まるというのがすごくありがたい環境だなと思っています。

仕事とは関係ない部分でも、やはり社会人になると、外とのつながりを作るのって自分で動かないと絶対的に無理だと思うんですが、PR塾って比較的年齢層の高い方や、経営者の方で「すごいことをやっていらっしゃいますね」っていう方が結構いますよね。
そういった人も本当にフラットに年齢や役職、地位みたいなものも全然関係なく接してくださるので、仕事の面でももちろんアドバイスをいただきますが、それだけでなく人生の大先輩といろんなお話ができコミュニティって、ほかにあまりないように思います。気を遣うことなく本当にフラットに接していただけるのは、講義で「あだ名で呼び合おうよ」とか 「ぶっちゃけフィードバックしようよ」っていう環境を作ってくださっているから。ありがたいなぁと思います。

PRは「企業」や「人」を「世の中」と結びつけるスキル

-PRのスキルはどのようなものだと感じていますか?

会社や人と世の中とを結びつけるものだと思っています。
もともと営業職や店舗での接客業をしていたので、一対一の対応は得意だという自負があったのですが、広報の仕事についてからは、それが一対多数、もしくは一対“世の中”に広がったなという感覚があって。目の前の方のためだけでなく、その会社のことを知らない人たちに知らせることでとても喜んでもらえるとか、届けるべき人のところへ届くとか、世の中の役に立つとか、そういうことができるスキルだなと思います。

-PR塾をどのような人に勧めたいですか?

PRとか広報を学びたいとか、今やっているという人にはもちろんですが、そうではなくて、人の役に立つのが好きとか、どなたかを支えたいとか、サポートするのが好きっていう人にも向いていると思います。広報とかPRの仕事は、人前に出る華やかな部分も目立つんですが、そうでない部分もだいぶ多いなというのは、やはり実際にやってみて感じているので。

あとは私自身が結構キャリアに悩んでいたというのもあるので、何かしらキャリアに悩んでいて、次のステップに行きたいとか手に職をつけたいとか思っているなら、例えば「在宅でできる」とか「副業でできる」とか、どういうものかなって覗いてみたら「楽しいぞ」ってハマる方もいらっしゃるんじゃないかと思います。

-ありがとうございました。この夏にご出産されて、さらにパワーアップされた木村さんの、ますますのご活躍を楽しみにしております。

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