受講生インタビュー

エンターテイメント業界での経験を生かし“面白い人”をプロデュースー水谷暢宏さん

水谷さんは、エンターテイメントをはじめ、ご自身が“面白い”と思うことにフォーカスし、プロデューサーとして活躍されています。クライアント「さくらサーカス」のヒットや、エンターテイメント業界の元社長でありながら、常に学ばれる姿勢、PR塾で新たに見つかった視点についてお話を聞かせてくださいました。

PROFILE

合同会社オフィスPLAYワーク代表

エンターテイメント会社の元社長。退職後は、「オモシロいコンテンツや人を応援して、街を元気に」をコンセプトに、エンターティンメント・コンテンツや地方創成に関わる企画のコンサルティングおよびプロデュースを行う。主なクライアントは「さくらサーカス」。

「オモシロいコンテンツや人を応援する」が仕事の理念。「オモシロいコンテンツや人」を応援し、街に元気をつくりたい。

Facebook/ https://www.facebook.com/mizutani.nobuhiro

ファイヤーパフォーマンスをする男性

国際的に有名なサーカスフェスティバルで金賞受賞のサーカス団をPR

―まず水谷さんのお仕事について、お聞かせいただけますか?

“面白い人を応援する”ということをしています。具体的には、面白いと思う人が作っているコンテンツをプロデュースする、ということをしています。

映画やイベントなどのエンターテイメントだけではなく、地方で素晴らしいものを創作している職人さん、SNS上で活躍している方々などもそうです。人と出会った時に「面白いな」と思ったら、より深く知りたいので、お付き合いさせていただくことにしています。

―今は具体的にどのようなクライアントさんがいらっしゃいますか?

「さくらサーカス」というモナコで開催される「モンテカルロ国際サーカスフェスティバル」で金賞を受賞したサーカス団が、今はメインのクライアントです。また、サーカスが盛んなウクライナに「笑いで平和」を届けるため、世界中の道化師のパレードを集めた動画サイト「Clown Parade」もサポートしました。その他地方創生や2025年に開催される「大阪・関西万博」関連で進行中の案件がいくつもあります。

―水谷さんが今のお仕事に至るまでの、ご経歴を聞かせていただけますか?

エンターテイメント関連の会社の元社長です。在職中は、ラスベガスやパリなど海外のパフォーマンスの招へいの仕事や、エンターテイメント業界の裏方の学校を立ち上げ、学長をしていたことなどがあります。2019年の退職後は、それらの経験を生かし、プロデューサーをしています。

―クライアントの「さくらサーカス」は、メディアにたくさん取り上げられていますね。

そうですね。僕が書いて添削していただいたプレスリリースからは、新聞2社、Web1社に掲載され、テレビ局1社で放送されました。それを見たメディア数社から連絡をいただいたので、トータルの掲載はもっと多いです。ようやく動き出しました。実は、サーカスの立ち上げと同時にコロナ禍になり、観客はゼロ。サーカス内での問題などもあり、メディアが遠のいていた苦しい時期もありました。そんな時でも各興行先の地元の方たちが差し入れをくれたり、ボランティアの方々がテントの修理を手伝ってくれたり、チラシ配りを手伝ってくれたりと、温かく支えてくれました。この3月からの大阪和泉市公演では、メディアの助けもあり、1カ月で2万人以上のお客さんを動員できたんです。

―それは嬉しいですね!おめでとうございます。

「さくらサーカス」の一家はコロンビア人の旦那さんと日本人の奥さんの間に、お子さんが11人いるんです。奥さんもとても面白い方なので、PR塾で学んだ出版企画書を使って、出版にもチャレンジしたいですね。

さくらサーカス会場前に立つ水谷暢宏さん

SNSなどの新しい発信の仕方を学び、自分を定義し直すために入塾

―水谷さんは、なぜPR塾に入られたのですか?

僕はオールドメディアの人間ですが、今はSNSの時代です。発信の仕方は日々どんどん変わっています。新しい発信の仕方を学び、自分自身を定義し直そうと思い、入塾しました。TiktokやInstagramなど、若い人たちのSNSを僕がすることはないかもしれませんが、学んでおくことは必要だと思っています。

僕の知り合いには、同世代の経営者の方が多いのですが、SNSの普及により新しいマーケットがより大きくなっているにも関わらず、経営者がそれをよく知らなければ、部下の方たちに的確な指示が出せません。それでは会社としても損失になるので、PR塾で僕がまず勉強し、同じ世代の経営者たちに、「一緒に勉強しようよ」と呼び掛けているところです。若い人たちから学ぶことはたくさんあると感じているので、僕たちのような年配の者が、若い人たちから新しいマーケットやSNSについて学ぶ講座のようなものをしてみたいと思っているんです。

―それは、とても需要がありそうですね。PR塾についての印象を聞かせてください。

PR塾は面白い塾ですね。熱がある!三木佳世子さんの教え方は、本当に熱があると感じます。私は学校の学長もしていたことがあるので、教え方については思うところがあります。「こうやったら、こういう道が開けるから頑張ろうよ!」と熱く教えてくれる方には、生徒はついていきますよね。

ニュースサイト「よろず〜」の掲載記事

PR塾に入塾し質問することの面白さを学んだ

PR塾で学べていると思われることは、どんなことですか?

ひとつは、記者目線でのプレスリリースの書き方です。私自身も記者の友人もたくさんおり、よく話すので、記者目線は分かっているつもりでしたが、思っていたより分かっていなかったようです。どうしてもお客様目線で書いてしまっていたんです。でもそうではないということを教えていただけて、とても助かりました。「さくらサーカス」のプレスリリースも僕が書き、添削していただきました。

もうひとつは、メディアの方への1分プレゼンですね。自分の言葉の甘さや相手への伝え方を再認識できています。これまでプレゼンの達人と呼ばれるようなプロの方のプレゼンを毎日見てきましたし、僕自身も何度も記者会見など登壇してきたのですが、また全然違うんです。

そしてもうひとつ、PR塾にとても感謝しているのは、僕自身が新たな視点を得られたことです。実はこれまでは、やりたいことがあったら、それをどんどん人に話していくことが重要だと思っていました。ところがPR塾で学び始めてから、人と初めて会う時に、相手に質問をするようになりました。誰もが僕が知らない知見を持っています。子どもも大人も外国人も日本人も誰でもです。だから僕が知らないことを相手に質問すると、相手の知見がもらえ、僕にとっての勉強になるんです。まるで取材ですよね。いろんな人を通し、世の中にはこんなに面白いことがいっぱいあると気付かせてもらえました。これはPR塾とLITAさんのおかげです。お蔭様で、会社を辞めてからも面白い人にたくさん出会うことができています。

―ありがとうございます。面白いことがたくさんある世界、素敵ですね。水谷さんの今後の目標や夢を教えてください。

自分の経験を生かし、世の中に何をさせていただけるかと常に考えています。世の中の人のために、自分の経験で何ができるか、ということです。まだ「さくらサーカス」しか表に出ていないので、これからもっと多くの方のお役に立ち、勲章を増やしていきたいです。もうひとつは、特に大阪の経営者、地方の経営者に向けて、今の時代に必須のSNSを、僕と一緒に学べる場を設けたいです。あとは、笑いを取り入れたコミュニケーション講座をしたいですね。今、コミュニケーションで苦しんでいる人は多いんです。笑いの力で苦しんでいる人、悩んでいる人たちの少しでもお力になれればと思っています。準備中です。

重要なポジションを退職されても常に学び、世の中の役に立とうとされる水谷さん。今後さらなるご活躍、楽しみにしております。

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