受講生インタビュー

山奥で3児の子育て中の母親が、PR未経験からのスタートでメディア掲載多数獲得 LINE×PRを強みに安定収入も実現-村山美佳さん

宮崎県の自然豊かな山間の集落で小学生3人の子育てをしながら、LINE公式アカウントのコンサルタント、PRプロデューサーとしてご活躍のPR塾生、村山美佳さん。入塾初期から次々とメディア掲載実績を出され、現在は業務のチーム化も進めるほどです。「PR」の仕事があることすら知らなかった未経験の村山さんが、PR塾をどのように活用されているのか、お話をうかがいました。

■Profile

1985年岐阜県生まれ。大学卒業後、福祉関係に従事。3人の母親。山奥で子育てがしたいと思い、現在は宮崎県の限界集落で家族5人で暮らす。LINE公式アカウントのコンサルタント、PRプロデューサーとして日々奮闘している。

Twitter:https://twitter.com/miyazaki_mura

HP:https://hanana-go.com/

LINE構築の専門家として活躍も、同業者が増える中でPRを強みにしたかった

-これまでのご経歴を教えていただけますか?

大学卒業後、30歳くらいまで愛知、東京、宮崎で福祉関係の仕事をしていました。自然豊かな中で子育てがしたいと山奥に引っ越してからは、通勤が難しくなったので在宅でまずはブログアフェリエイトから始めました。その後、LINE公式アカウントのコンサルタントや、LINE構築講座の講師などに従事するようになり、現在も続いています。

(家族で初めての稲作)

-LINEの専門家が、なぜPRを学ぼうと思われたのですか?

きっかけは、仕事仲間から「村山さんPRの仕事が合ってるんじゃない?」と言われたことです。それまでPRという業種の存在は知らなかったので初めは「え?どういうこと?」と思いました。

そこで『0円PR』(PR塾代表・笹木郁乃の著書)を読んでみたら、確かにPRパーソンに必要な「細やかな裏方の仕事」は苦じゃないなと思って。勧めてくれた方は「PRスキルは必要だと思うけど裏方の仕事は苦手」と話していたので、「そうか、苦手な人もいるんだ。自分は苦じゃないから向いてるかも」と気づきました。また同業者が増える中で、マーケティング的に見てもLINEだけでなくPRのスキルもあったら強みになると思ったんです。

-PRを学ぶ場は他にもある中で、PR塾を選んでくださったのは何故でしょう?

実は他の塾とも比べたのですが、まず直感的にPR塾がよさそうと感じました。笹木郁乃さんのブランディングや「見せ方」がとても上手で。広報PRにはやはり「見せ方」は重要なので、この人から学べば結果が出るかもと思いました。

また、決して安くはない受講料を支払うにあたり、再現性がなかったらかったら困るなと思ったのですが。未経験からPR塾で学んでいる方が、入塾して半年くらいですでにクライアントさんもいて、受講料の元が取れるくらい実績を出している-という話を人づてに聞いたことも決め手になり、ひと月くらいで入塾を決めました。

-実際に入塾してみて、第一印象はいかがでしたか?

最初はとにかく情報量が多くて正直「これ、どうしよう。本当にちゃんと吸収できる?」って思いました。でも、まずは淡々と動画を何度もメモを取りながら観ていたら、だんだん点が繋がっていくような感覚になり、実際に自分が動き出してからはより立体的に分かるようになりました。

初心者でも進めていけるように準備されていたので、これはすごいや、と講座の作りにも驚きました。Slackで分からないところが聞けるし、皆さんの出されている質問や添削が図書館のように検索できるので、PRを進める中でぶつかる問題を、すぐに解決できるんです。メディアの方から直接話を聞ける「メディア交流会」も用意されているし、かゆいところに手の届く仕組みだと思います。

また、初めのうちは「バリキャリママ」みたいな塾生が多いイメージで、キラキラ輝いて見えて、「私ここでやっていけるかな…」とちょっと人見知りしていたんですが、アウトプット練習会のブレイクアウトルームで話したらみんな普通の人で(笑)。だんだん居場所ができてきました。今では、気軽にお互い相談できる仲間の存在がありがたいです。PR塾の仲間って、お客様の取り合いをするような競合関係というより、共存関係な気がします。

持ち前のリサーチ力と分析力で、次々とメディア掲載を獲得

-早い段階からしっかり活用してくださって、成果も次々に出されていましたよね。

ありがたいことに、早い段階から2社のクライアントさんと契約していたので「結果を出さなくちゃ」というプレッシャーもありましたが、メディアアプローチの成果としては、大手新聞社、業界紙、Webメディアへの掲載や連載など10件以上は、現段階で掲載もしくは掲載が決まっています。

メディア掲載だけでなく、たとえPRの仕事をしていなくても役に立つ知識を得られたことも大きな成果です。例えば、PR設計はLINE公式アカウントの仕事でのヒアリングに応用できます。これまでもヒアリングシートを用意して聞き取りをしていましたが、PR設計の項目に沿って質問したらよりスムーズに漏れなく情報を得られるので、相手のサービスが把握しやすくなりました。

また、これまで仕事の相談を受けた時に、自分の会社を説明する資料がなかったのですが、さっそく作成して商談に持っていったら、スムーズに話せたし、相手にも関心を持っていただけたので、成果を実感しました。

-大活躍ですね!成果につなげるために工夫されていること、意識されていることなどがありましたら教えていただきたいのですが。

メディアの研究は結構していると思います。掲載されたい媒体をしっかりチェックして、図書館にもないような専門雑誌のバックナンバーも手に入れて、「この人はこういう記事を書いている」と「Twitterでこういう発信をしている」とかリサーチしています。やはりアプローチの際に、そのメディアの読者・視聴者の方が聞く耳を持っていただけると思ったので、可能な限り読んで、実際に感想をお伝えしました。

また、クライアントさんと同じジャンルの企業が、これまでどのような内容で、どのような媒体に掲載されているかということもリサーチして独自にリスト化しています。一歩先行く、似たようなジャンルの方のこれまでの掲載実績が分かれば、自分のクライアントさんにもチャンスがあると思うので。それ以外にも、ネットサーフィンしたり、雑誌を読んだりする時には「自分のクライアントさんだったらこの切り口があるかも」とアンテナを立てながら閲覧して、いいヒントがあった時には、メモに残しています。

LINE×PRで収入安定。宮崎の企業の力になりたい

-素晴らしいリサーチ力と分析力が結果につながっているのですね。PR塾で学ぶようになって、ご自身が変化されたと思う事はありますか?

まずはPRの知識ゼロから、自信を持って語れるようになったことが一番の変化です。PR視点も身に付き、今までならテレビでも、雑誌でも「視聴者・読者」の立場で面白いかどうかという観点でしか観ていなかったのが「この裏側には、情報提供している人がいるんだろうな」「どういう企画書だったのかな」とか考えるようになりました。

また、電話アプローチがすごく苦手だったのですが、頑張っているうちに、塩対応をされても落ち込んだり引きずらなくなりました。そして、収入が安定しました。

LINE構築の仕事は、受注した時に一度に大きな収入がありますが、その後は保守管理になるため、金額は少なくなります。波があるんですね。その点PRは、契約期間中ずっと決まった額の安定した収入があります。それがすごく良いと思います。

(LINE構築講座の様子)

-なるほど、収入面も安定されたのですね。短期間でどんどん飛躍されていますが、今後の夢や目標を聞かせてください。

今住んでいる宮崎県で、認知拡大にお困りの企業さんの力になりたいと思っています。地方だからか、いいサービスやユニークな会社があっても、届けようという気持ちがある人が、都会に比べると少ないように思います。

去年から宮崎の経済団体に入っているのですが、そこで出会う社長さんたちはみんなすごくポジティブだし、視点もユニークで、すごく面白いな、いいなと思う取り組みもたくさんあります。積極的にメディアに連絡して情報を伝えることができたら、もっと多くの人に知ってもらえるのに…と思いました。そのような企業さんに伴走して、知名度を高くするお手伝いをすることで、お役に立ちたいと思っています。

また最近、中学生や高校生向けにPRやLINE構築の仕事についてお話する機会をいただいているのですが。会社員ではない働き方や、あまり知られていない分野の仕事だからか、みなさん新鮮に感じてくれているようなので、機会があればこれからも伝えていきたいと思っています。

(中学校での職業講和)

-最後に、入塾を迷っている方にメッセージをお願いします。

やる気さえあれば、未経験でも大丈夫。サポートもしっかりしているので、PR力を身につけることができます。小手先のテクニックだけではなく、ビジネスの基本も学べるので、これから自分でビジネスをしていきたいという人にもおすすめです。

-貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございます。宮崎のためにも、ますますのご活躍を期待しております。

※2023年7月14日取材当時の情報です。

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