受講生インタビュー

初めてのプレスリリースでテレビ出演。読書感想文講座主宰のメンタルコーチ―長安知子さん

今回のLITA MAGAZINEは、受講生の長安知子さんにお話を伺いました。長安さんは親子で参加する読書感想文講座などを主宰されています。夏休みの宿題の感想文が上手に書けて良かった!というだけではなく、親も子も素直に感情を表現できるようになり絆が深まる素敵な講座のようです。初めてのプレスリリースでテレビ放送を獲得!PR塾での意外な学びが、テレビ撮影の際に役立ったとのことでした。

Profile

「想いを言語化するメンタルプロデューサー」

読書感想文キッズインストラクター

the answer認定メンタルコーチ

中学校・高等学校教諭一種免許(国語科)

J-SHINE 小学校英語指導者⁺(+)資格

魔法の質問認定マスター

山口県在住。2021年9月現在高校1年生の息子と中学2年生の娘を持つ二児の母。

HP https://tomoko-nagayasu.mykajabi.com/

ブログ https://ameblo.jp/happy8-magic/

FB https://www.facebook.com/TomoChiko.smile

「読書感想文講座」でご自身がテレビ出演!

―長安さんは、「読書感想文講座」が(2021年)8月にテレビ山口と山口ケーブルテレビの番組で放送されたのですよね?まずは主宰されている講座やお仕事についてお聞かせいただけますか。

5年前から、子どもたちが夏休みの宿題で持って帰ってくる読書感想文のサポートを行っています。以前は対面で行っていたのですが、今はこんなご時世ということもあり、オンラインをメインで行っています。

―読書感想文に苦しむ小学生は多いですよね。

読書感想文の宿題って、学校からそれだけを持って帰ってきますよね。親はどうしていいか分からないので「本を読みなさい」「書きなさい」と言うしかできず、子どもは嫌がって先延ばしにするので、イライラして親子喧嘩になるということがよくあります。実は私も自分の子どもたちとそんな感じでした。

―ご自身の体験がベースになっているのですね。今はお子さんたちはもう大きいのですか?

はい、上の子は高校生で下の娘は中学2年生なのですが、娘は私の講座のアシスタントをしてくれています。コロナ禍の前は自宅や出張で講座を開催していました。今は、地域の公共施設の親子イベントなどで講座を開催しているのですが、娘が手伝ってくれて、お母さんたちからはいろんな質問を受けたりしていました。

―それは頼もしい娘さんですね!読書感想文が原因で喧嘩していた親子が、今では講座を開催!

そうですね。学校って、テストがあるじゃないですか。テストには答えがあって、「正解」か「不正解」のどちらかで。そういったことも読書感想文が書きにくい原因になっていると思います。先生にOKされることを書かなきゃと思うから、書けないんです。ほんとはつまらなければ、どうすれば面白い本になるかを書いてもいいので、つまらないって書いてもいいはずなんですが。

漢字が書けないとか、文としての構成だったり、本来感想文にはどうでもいいことがハードルになっています。一番大事なのは、気持ちを出すことなんですよ。

―なるほど、確かにそういうところがありますね。

私の講座は親子で参加してもらい、親御さんも書くんです。分からなくてもOK、お互いに質問して感想を口頭で話して、いいね!と認める。おしゃべりの中で気持ちを引き出して、最後にはパズルのように感想文が書けている……といった講座です。

―それは面白そうですね。楽しく話しながらなら感情が湧いてきそう。

そうなんです。間違いはないのだから、お互いに認め合います。お子さんにはもちろん、お母さんにも凄くいいんですよ。お母さんたちって、あまり認められる場面って少ないじゃないですか?認められることで不安がなくなり、自信になるんです、親も子どもも。

本や絵本を通して、親子、自分自身とのコミュニケーション

―わあ、読書感想文の書き方のテクニック的な講座かと思ったら、自己肯定感を高めて親子の関係を良くしながら、産物として読書感想文が書ける!といった内容なのですね。長安さんは、もともと教育関係のお仕事をされていたのですか?

大学のときに教職を取って、まずは学校以外の社会を知るために会社員になりました。その後結婚して子どもが生まれてから、英語を習わせたかったのですが、あまり好みの教室がなくて。だったら私がやろうと思って、自宅で子ども向けの英語の先生をしていました。

―そうだったんですね!

今も少し続けています。英語教育で伝えたいことは、どの国の人でも感情は一緒。いろんな人と触れ合って多様性を認めること。分からないことはあって当たり前という点です。英語の読み書きを教えているのですが、躓くには原因があるのだから、その原因を取り除こうということを心掛けています。子どもによっては、その躓きは、使っているペンが書きにくいということとか、些細なことだったりするんですよ。

―ユニークなコンセプトで教えられているんですね。

英語でも国語力って大事なんです。そもそも日本語で思い浮かばないことは英語にもできないので。だから読み聞かせで語彙力を上げることがポイントですね。読み聞かせは、読書感想文にももちろん大事なんですよ。

―なるほど。長安さんは他にも様々な講座を開催されているのですね?

はい。読書や絵本を通しての親子や自分自身とのコミュニケーションというテーマで、お子さんだけではなく、お母さんたち(お父さんも中にはいらっしゃいます)のメンタルコーチもしています。

絵本や本に触れることで豊かな時間を過ごせるんですね。大人ってあまり絵を見ないので、子どもと一緒に視点を変えて絵本を読むことで、気付きがあるんです。気づきがあったら豊かな時間を過ごせたと思えますし。読書感想文もですが、コーチングを取り入れたメソッドです。

―それは、ユニークでなんだかお得な講座です。さて、PRについては以前からご存知でしたか?

いえ。友人が登壇するというので、スピーカーとして少しお手伝いした、鈴木実歩さんの「めざチア」というオンラインコミュニティの講座で、郁乃さんのPRについてのLIVE配信を見て、PRとPR塾について知りました。

―そうだったんですね。2021年4月に入塾されて、8月にもうテレビ出演。早いですね。

はい。プレスリリースを書いて、佳世さんに添削してもらいました。記者クラブへ行って、イベントの2日前くらいに取材のご依頼をいただきました。初めての取材は新聞かなと思っていたので、テレビ取材の依頼にはびっくりしました!

「メディア交流会」の1分プレゼンがどれだけ大事か分かった

―テレビ取材の体験はいかがでしたか?

講座の参加者の方たちもびっくりしていました。私、撮り直しをされてしまいました。1分で想いを伝えたら、「今のを20秒にまとめてください」と言われて…。

―えっ、それは難しいですね。

ええ。でもOJT式PR塾の「メディア交流会」の1分プレゼンがどれだけ大事で、役に立つものかを実感しました。1分で言えるようになれば、そこから大事な部分を抽出したらいいだけなので。

―メディア交流会が役立ったのですね!

はい。「メディア交流会」に参加し始めた頃は、プレゼンでゲストの方のメディアへ掲載されることが目的だと思っていました。でもそれより大事なのは、実際の現場の感覚を掴むことだと分かりました。「メディア交流会」では、ほんとにメディアの方がいらっしゃるからこそ、メディアの方の視点でのフィードバックも頂けるし、想いを伝える力を磨け、精神面も鍛えられます。

―確かに、緊張すると思いますが得られるものは大きいですね。「メディア交流会」以外で、PR塾での学びで役立っている点はありますか?

全部が活かされています!講義では、郁乃さんはいろんな地道な水面下での動きまで教えてくださって「郁乃さんでも、そこまでしてるんだ!」ととても励みになります。華やかに見えるけれど、地道に頑張られていて……。私は気にしすぎていたのかな、とブレーキを踏んでいたことに踏み出す勇気がもらえます。

プレスリリースも佳世さんが添削してくれるから安心です。ほんとは記者クラブに行ったりするのが好きではなく、どうしようかなと思ったのですが、佳世さんが、絶対これで掲載されるって励ましてくださったので、「とにかく持って行ってみようか」と。

郁乃さんも佳世さんもLITAのスタッフの方たちもとても励まして、背中を押してくれたり、はっぱをかけてくれたり。私だけだったら、躊躇してできなかったかもしれないことも、応援してくれる皆さんの想いも乗っていると感じるから頑張れました。

―そうだったんですね!テレビ取材の後は新聞にも掲載されたとか。ほんとに良かったですね。

はい。テレビは夕方のいい時間に放送されたこともあり、反響が大きかったです。

―読書と感想文を通して温かな親子関係を築くヒントになりそうな、素敵な講座ですね。長安さんの今後の目標を教えてください。

著作権の問題などがあり、難しい面もあるのですが、絵本のイベントをもっと開催したいです。そして、今年の反省点でもあるのですが「読書感想文コンクール」の主催者の毎日新聞さんが結構早くから情報発信をして動かれていたので、私も来年は早くから取り組んでアプローチしたいです。

―ありがとうございました!

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