受講生インタビュー

PR塾の仲間がいたから続けられた―朝日新聞、NHK「あさイチ」などに続々と掲載-名嘉地麻美さん

PR塾卒業生の名嘉地さんは、卒業生向けのサポートプランで継続して学びながら、Xジェンダーであるご自身が共感するメンズパターンのオーダースーツ「keuzes」のPRを行っています。9歳から続けてきたサッカーを取り巻く人間関係しかなかったという名嘉地さんが、PR塾に入り、全国の様々な職種の受講生仲間の励ましの中、朝日新聞掲載やNHK「あさイチ」放送などを獲得された経緯をお話しくださいました。

PROFILE

9歳でサッカーを始めLリーグ選手として日興証券女子サッカー部に3年間所属。リーグ3連覇するもチームは廃部。  兵庫のチームに移籍後地元に戻り、サッカーを続けながら飲食店のバイトを経て、現在の医薬品の配送の仕事へ。3.11の地震を機に、昔あきらめたキッチンカーに挑戦。2019年フーレセラピーの資格を取得もコロナに。PR塾に入り、keuzesと出会い『自分らしく』をテーマに。PR&サッカープレイヤーとして活動中。

〈PR〉朝日新聞、日経MJ、NHKあさイチ、沖縄タイムス、琉球新報

〈サッカー〉東京アルテミス、over30 & over40 全国大会優勝。

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keuzesのHP

9歳から続けているサッカーを中心にやりたいことをやる人生が一変

―現在されているお仕事についてお聞かせください。

平日は、医薬品の配送の仕事をしています。メンズパターンのオーダースーツ「keuzes」のPRと、週末は9歳から続けているサッカーをしています。今のなでしこリーグの前身のLリーグに所属していました。

PR塾に入塾する前は、サッカー一筋だったのですか?

スポーツ関連の専門学校を出てから、日興証券や関西のサッカーチームに所属しており、やめてからも週末サッカーができることを大事にしてきました。20代半ばの時にキッチンカーをしたいと思い車も用意したのですが、問題があり諦めざるをえなかった経験があります。

その後、東日本大震災の時に、「何が起こるか分からないなら、好きなことをやっておきたい!」と思い、またキッチンカーに挑戦することにしました。2018年まで6年間淡路島カレーのキッチンカーを続けてきたのですが、経営が難しいことと、週末サッカーがない時にキッチンカーを出していたので、休みがなく体力的にもきつくなりやめました。

最後の3年は、ずっと夢だった地元相模原のサッカーチームのホームゲームでキッチンカーができたので満足です。とはいえ、やはり「自分で何かをしたい」と思っていた時に「悟空の気持ち」というヘッドスパを知り、スクールに行きたいと思ったのですが、人気がありすぎて申し込めず、マッサージ系で興味を持った「フーレセラピー」の資格を取りました。

フーレセラピーとは何ですか?

手を使わず足で行うマッサージです。痛いかなと思われますが、全然痛くなく気持ちがいいんです。

ユニークなマッサージですね。

ところが本格的にしようと思った矢先にコロナウィルスが流行し始めて、何もできなくなってしまいました。

PR塾で出会った仲間たち

PR塾に入ったことでできたサッカー以外の関わり、ご縁に支えられる

―そうでしたか。では、どうしてPR塾に入ろうと思ったのですか?

配送の仕事中にいつも音声配信メディアVoicyを聞いています。起業塾を主宰している大東めぐみさんのVoicyで笹木郁乃さんをゲストに迎えFacebookライブを行うと知り、ライブを見たのがきっかけです。PRでエアウィーヴを有名にしたというお話で、PRに興味が湧きました。「PRで、淡路島カレーやフーレセラピーを広めたい!」と思ったんです。その時の郁乃さんのお話で「この人からぜひ学びたい!」と感じ、個別相談会に申し込み、そこで夢を話したら背中を押してもらったので、入塾しました。

PR塾に入って変化はありましたか?

他の受講生さんたちの中には、経営者さんやご自身のサービスを持っている人も多く、最初は「ついていけるかな」と心配でした。私は話すのが苦手なので、講義でランダムに振り分けられる方たちとワークをするのはドキドキしましたが、やっていくうちに鍛えられました。初めての講義の最初のワークで福島でバスクチーズケーキのカフェなどをされている鈴木浩三さんとご一緒し、いつか会いに行きたいと思っていたことが、最近叶いました。

PR塾でPRのスキルを学べたことももちろんですが、何よりも、なかなか出会えないようないろんな職業の仲間が全国にできたことが大きいです。もしPR塾に入っていなかったら、サッカーの枠から出られなかったと思います。いろんな方たちとのご縁がとても有難く、「あの場所に行ったら会いたいな」と思う人がいろんなところにたくさんいます。なかでも同期の方たちとは名古屋で実際に会い、Zoomでも定期的に集まり雑談も含めいろいろ話しています。

―名嘉地さんがつないだご縁、素敵ですね。Keuzesさんとはどんなご縁でPRをすることになったのですか?

Voicyでいつも聞いていた方が発電機を持っている人を探していたので、持って行った先で知り合った性的マイノリティの方が、ご自身のTwitterでkeuzesのスーツを着て紹介していたことがきっかけで知りました。KeuzesのHPを見て、代表の田中史緒里さんのストーリーに共感し、メディア交流会でプレゼンをしてみました。

日経MJ掲載

メディア交流会のフィードバックが自信になった

―ご自身で情報を集めてメディア交流会でプレゼンをしたのですね。

そうなんです。自分のことも含めプレゼンをしたら、その時のゲストのメディアの方が、印象に残ったプレゼンにあげてくださり、翌日、PR塾主宰の笹木郁乃さんも「昨日のプレゼンがすごくよかった」とメッセージをくださり、自信になりました。その後東京でのスーツの採寸会に行き、「PRをさせてください」とお願いし、正式にメディアアプローチをさせていただけることになりました。

Keuzesさんとの出会いも人がきっかけだったのですね。

そうですね。PRを始め、いい反応をいただき取材もしていただいたのですが、掲載がなかなか決まらなかったんです。もやもやした気持ちのままPR塾の卒業式がきてしまいました。ちょうど年末だったのですが、Zoomで話したPR塾の仲間が、「来年もう一回PRに向き合ってお互い頑張ってみようよ!」と声をかけてくれて、頑張ってみようと思えました。一人だったら続けられなかったと思います。応援しあえる仲間がいる環境だからこそ続けられています。

―卒業後は、どんどん掲載を獲得されていますね。

はい。ようやくです。昨年は一時止まっていた採寸会が再開したこともあります。私のプレゼンをほめてくださったメディア交流会のゲストの方とは、ずっとやり取りをしており、その方が知り合いのディレクターさんにつないでくださりNHKの「あさイチ」に出演できました。なかなか掲載されなかった取材済みのメディアの方にも再度連絡をとってみたところ、改めて取材をし直してくださり、なんと一面に大きく掲載されたんです。

PR塾の仲間が励ましてくれたからこそ、もう一回連絡してみようと思えたので、本当に感謝しています。掲載により、これまでと違う年齢層の方から問い合わせがくるようになったと、keuzesの田中代表も喜んでくださっているのが嬉しいです。

keuzesのスーツを着た名嘉地さん

―よかったですね!では、最後に名嘉地さんの今後の夢や目標をお聞かせください。

keuzesは私自身が大好きなブランドなので、引き続き応援したいです。そしてこれまで関わってきたスポーツやモノ、LGBT関連のサービスなどもPRでサポートしたいです。まだあまり知られていないけれど、素晴らしいものがたくさんあるので、世の中に届けていきたいですね。

それともうひとつ、50代、60代の女性がプレイするサッカーの大会を開くのが夢です。40代まではありますが、その先はないんです。サッカーの試合を応援に来る人たちが合間に楽しめるような大会にしたいですね。キッチンカーが来たり、マッサージがあったり。LITAさんにスポンサーになっていただいてLITA杯なんて、できたら最高です。PR塾の皆さんがPRしているいろんなモノやサービスが集結する場にもしたいです。

―PR塾卒業後も同期の仲間と相談、励ましあいながら、着実に結果を出せるPRプロデューサーになった名嘉地さん、今後のご活躍も楽しみにしています。

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