受講生インタビュー

未経験からのPRでメディア掲載多数獲得。PRプロデューサーとして企業の新設PR部門も任される-中江希さん

ハワイ挙式専門プロデュース会社の現地統括マネージャーとして活躍されていた中江希さん。コロナ禍を機に今後の働き方について考えていた時に、友人の紹介でPR塾に出会いました。退職して退路を断ち、未経験からのスタートでしたが、PR塾在籍中に数々のメディア掲載実績を獲得。現在PRプロデューサーとして企業の新設PR部門を任されています。中江さんがPR塾・PR塾VIPをどのように活用されているのかうかがいました。

Profile

香川県出身。高校卒業後アメリカ(カリフォルニア)へ留学する。帰国後は、国内ウェディング会社を経てハワイ挙式専門プロデュース会社へ転職。現地統括マネージャーとしてコロナ前までハワイで働く。

現在はウェブ関係のコンサルティング会社のPR部門のメンバーとしてPR業務を主にしている。

Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100078689180592

―以前は海外にいらしたと伺いましたが、これまでのご経歴を教えてください。

はい。高校卒業後にアメリカに留学しました。日本に帰ったら英語関係の仕事をしたいと漠然と考えていた頃に兄の結婚式に参加して「ウェディングのお仕事も素敵だな」と思い、まず国内のウェディング会社に就職しました。

2年ほどでハワイ挙式専門の会社に転職して、去年まで11年間勤めていました。はじめは国内で営業からハワイ挙式される方のプロデュース、出発までのサポート業務に携わり、2015年からはハワイに出向し、現地マネージャーとして挙式運営、カスタマーサポート、企画などあらゆる業務を経験しました。

当時、日本のスタッフの「お客様の思い描くプランを実現したい」という要望と、現地スタッフの「日本と違ってそれはハワイでは実現が難しい」というギャップがあって。そこをうまくつなぐパイプ役を担ってほしいと社長に任命され、初めて日本側からハワイにマネージャーとして出向したのでしばらくは大変でしたが、とてもやりがいのある仕事でした。

―ウェディング業界一筋でご活躍されていたのですね。なぜPRに興味を持たれたのですか?

2020年8月、コロナ禍真っただ中に就労ビザの更新で一時帰国しました。なんとかビザは取れたものの、長引くコロナ禍にハワイ渡航が叶わず、海外ウエディングのお客様も激減してしまったので、日本で勤務していました。

会社自体も、国内ウエディングを手掛ける大手の会社に買収され、組織が変わってしまっていて、久し振りに国内ウエディングの現場をお手伝いしたんです。

その時、打ち合わせがオンラインになったり、カタログがデジタル化されていたり、以前と変化している部分ももちろんあったのですが、やはり「人」が直接かかわる業務が多く、「激務」は変わっていないということに気づきました。

この先10年この仕事を続けられるのだろうか…とふと考えた時に、キャリアチェンジという選択肢が思い浮かんのですが、他の業界を知らなかったので、まずは手に職をつけるというか、何か学んで資格を取らなくてはと思いました。

またこの先結婚して子どもを産んでも自宅でもできるような仕事や働き方がいいな…と、いろいろ探している時に、友人が「PRとか向いてるんじゃない?」ってPR塾を紹介してくれたんです。

―ご友人にPRを勧められて、どう思われましたか?

PRの仕事のことはあまり知らなかったのですが、ウェディングの経験が生かせるとしたら「主役を支える黒子である」という部分かなと思いました。

ウェディングは新郎新婦という主役がいてスタッフは黒子、でも当日を引き立てるために必要な人です。PRパーソンは企業の代表が主役で、そこを支えるのが自分という、やはりサポートのプロだと思います。

これまでずっと続けてきた「主」ではなく「サポートをする」ことで「人のお役に立つ」というサービスの本質的な精神は、PRにも共通するのではと気づいたんです。

第三者の意見はありがたかったです。まだ結婚も出産もしていなけれど、いつかやるなら今やってしまおうと、アドバイスに乗っかってみることにしました。

プレスリリースセミナーを受けてみたら「私にもできるかも」ってワクワクしたので、退職を決めて退路を断ち、入塾しました。やると決めたら専念したいタイプなんです。本当に収入がなくなったので、最初は飲食店でアルバイトをしながら学んでいました。

―覚悟を決め手の入塾だったのですね。実際に入ってみての印象はいかがでしたか?

当初は、「リリースを書いて適切なメディアにアプローチする」という流れは、未経験の私でもできそう!という印象だったのですが、いざ始めてみたら、アプローチが自分の苦手分野だったことに気づきました。

ウェディングの仕事は、基本的には相手ありきで、来てくださったお客さんに対してのアプローチですし、その後は主にマネジメント業務だったので、自分からアプローチをかけることに抵抗があって、不安に思っていました。

―そうなのですね。意外でした。不安に思われていたとは思えないくらい、成果を出されている印象ですが。

0円のモニターからはじめ、半年契約のクライアントを2社獲得し、その中でメディア掲載をそれぞれ獲得することができました。

発酵系食品メーカーのPRでは、代表の地元北海道でのイベントをきっかけに地元新聞やラジオなどのメディアに取り上げられたり、東京ビッグサイトで開催されたイベントがWebメディアに掲載されたりと成果を出すことができて、半年契約を更新していただだいています。

また洋酒輸入卸の会社のPRは、業界の事情でPRの仕方が難しかったのですが、新商品がWebメディアに掲載され、代表のストーリーが地元新聞に取り上げられました。

東京ビッグサイトでのイベントで「HAKKO GINGER」をPRする様子
(東京ビッグサイトでのイベント)

―成果を出すために工夫されたことはありますか?

リリースを書く、講義に参加する、Slackや相談会で質問するなど、とにかく行動しました。本講義は全て出席しましたし、アウトプット練習会も毎月参加しました。またメディア交流会も途中からは毎月1分間プレゼンにチャレンジしていました。

最近はPR塾VIPの勉強会が、より深みのある内容でとても面白かったです。

行動してみて分かったことは、実は電話が一番掲載につながるということ。もちろんアプローチの際にはラブレターも書いて、名刺も添えて、いろいろやってみたのですが、返事を待つのが苦手だなと気づいたんです。

電話も初めはすごく抵抗があったのですが、何度か電話するうちに、相手にとっても情報はありがたいもので、よほど方向性が間違っていたり、マッチしないメディアじゃない限り迷惑ではないのだなと理解出来てからは、怖くなくなりました。

電話の方がすぐリアクションもらえるから、いいのかダメなのか分からずに待つよりずっといいですよね。例え掲載に至らなくても、直接お話することでいい反応がいただけたり、他部署に共有してもらえたりするので、絶対電話した方がいいと思います。

―PR塾に入って、ご自身が一番変わったと思うところはどこですか?

働き方を変えることに自信がつきました。初めて業種を変えて、個人で飛び込んだPRの世界だったのでとても不安でした。でも、行動力とやる気があって、サポートができるタイプなら、未経験からでも大丈夫だと実感できたことが自信につながったと思います。

PR塾リアル懇親会で代表・笹木郁乃、講師・三木佳世子と中江希さん
(PR塾リアル懇親会で代表・笹木郁乃、講師・三木佳世子と)

―行動が自信につながったのですね。将来の夢や目標を教えていただけますか?

実は今年の春からマーケティングコンサルティング会社で、新設のPR部門を任せていただいています。メディアアプローチはあまり得意ではないですが、組織マネジメントや人材育成が得意なことは、前職の経験からも分かっていたので、チームで動けるのはありがたいです。自分の強みを生かしてPR パーソンとして活躍していきたいと思います。経営者の考え方がとても尊敬できるので、PR部門を大きくして貢献していきたいですね。

海外ウェディングの会社の時もそうでしたが、私は尊敬するリーダーがいてその下で人をつなぐ役割を果たすのが性に合っているのかもしれません。人生の第二ステージが始まったような感覚です。

今後はより社会的貢献性の高い活動をしている人や企業をサポートしたいという思いもありますし、将来的にライフステージが変わってもPRの仕事なら一生続けられそうです。

―最後にPR塾入塾を迷われている方に、ひとことお願いいたします。

人のサポートをして喜んでもらえることを、自分の成果だと思える人は、PRが向いていると思います。

また、PRの仕事は意外と地味で、なかなか反応が得られないこともあるので、そんなときは「種をまいているだけ」と、地味な部分に耐えて気長に待てる人にも向いていると思います。当てはまったらぜひ行動してください!

―第二ステージでのご活躍、楽しみにしております。貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

※2023年4月13日取材当時の情報です。

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