受講生インタビュー

保育士の地位向上がミッション PRを学んだことでテレビ取材を効果的に生かせた―野上美希さん

野上さんは、都内に幼稚園や保育園、アフタースクールを複数経営しながら、保育士の人材紹介や学童指導員の民間資格の協会運営を行っています。2022年1月に東京都の「女性活躍推進大賞」を受賞し、雑誌やWebメディアでの連載、講演などで活躍する野上さんが、PRを学んだことによる取り組みや、ご自身のミッションなどについて聞かせてくれました。

PROFILE

社会福祉法人風の森 統括/学校法人野上学園 主事/株式会社野上アカデミー 代表取締役/
一般社団法人キッズコンサルタント協会 代表理事

大手シンクタンクや人材紹介会社を経て、妊娠を機に久我山幼稚園の運営に携わる。0歳~9歳(シングルエイジ期)においての一貫した教育を提唱し、子育てひろばや学童保育、6つの認可保育園を開設。キャリアカウンセラー資格を生かし、保育士のための仕事紹介サービス『保育ウィルキャリア』も主宰。自園以外の保育士のキャリアにも寄り添う。認可保育園を毎年 1 園ずつ増やす中で、独自の採用手法により、国基準の 2 倍の保育士確保を実現。業界に先駆け保育者の働き方改革を実践。

HP: https://www.kazenomori.or.jp/
Twitter:https://twitter.com/miki_nogami0321
Instagram:https://www.instagram.com/pico.teachery/
TikTok:https://www.tiktok.com/@kazenomori.piconursery
Facebook:https://www.facebook.com/nogami.miki

幼稚園や保育園を運営する法人を立ち上げ家族で運営

―野上さんは、幼稚園や保育園などを経営されているそうですね。お仕事についてお聞かせください。

夫の実家が幼稚園を経営しており、私も妊娠をきっかけに退職し、夫の母が園長を務める幼稚園の経営に関わりました。ちょうどその頃、園創立60周年の記念館を建てたので、その中に0〜2歳までの子育てに悩む親子のための「子育てひろば Picobaby」という施設を設けました。幼稚園は3〜5歳児なので、幼稚園にスムーズに進めるようなプレスクール的なものです。その後、幼稚園卒園後の子どもたちをサポートできるように、アフタースクールを立ち上げました。

同時に保育事業の重要性も感じたので、社会福祉法人を立ち上げ、保育園も開園し、現在東京の杉並区内に6園運営しています。定年退職した夫の父親も経営陣に加わり、家族で経営しています。その他にも、保育士の人材紹介や学童指導員の民間資格の協会運営も行っています。

―子育てひろば、幼稚園、アフタースクール、保育園6園、たくさんの施設を経営されているのですね。PRにはどのように興味を持ったのですか?

きっかけは、2020年に致知出版社さんの別冊『母』のPRに携わったことです。私は致知出版社さんからお声掛けいただき、PRメンバーになったのですが、笹木郁乃さんがPR塾の方たちを率いてPRチームをまとめており、その時にPRの考え方ややり方などを実践しながら学べて、「PRってこうやってやるんだ!」と知ったんです。郁乃さんから直接、PRで実現できることや、重要性を見せていただき、「PRってすごい!」と思い、FacebookライブやSNSでの発信などを園のPRにも生かしました。

―致知出版社さんがつないでくださったご縁だったのですね。

その翌年の致知出版社さんの別冊『母』のPRキャンペーンで、今度は、三木佳世子さんがPRメンバーとして入ってこられ、そこでLITAという組織を知りました。佳世さんとはチームを組ませていただくことが多く、いろんなお話ができ、とても信頼していました。ちょうどその後すぐに郁乃さんが本を出版されたので、無料のライブ配信などがあり、PRについて本や配信で学ばせていただいていました。

「女性活躍推進大賞」を受賞-プレスリリースで雑誌やWebの連載獲得

―笹木のことは致知出版社さんのPRで知りましたか?

以前から郁乃さんの存在は知っていました。「HAPPY WOMAN FESTA」という、3月8日の国際女性デーに毎年開催されているイベントがあります。私はそこで毎年登壇させていただいていたのですが、2018年に郁乃さんがPRプロデュースをされていて、そこで、PRという職種があるのだなと初めて知りました。その時は、郁乃さんと直接お話できなかったのですが、とても華奢な高いヒールの靴を履いて颯爽と歩いていて、素敵だなと思っていました。

PR塾に入る後押しになったできごとはありますか?

東京都の「女性活躍推進大賞」という賞に、PRの一環として、応募したんです。その時に、PRは体系立てて学ばないと、感覚で書類を作成して受賞できても長続きはしないぞと感じ、PR塾に入ることを決めました。

―その後PR塾に入られ、どのようにお仕事に活用されていますか?

PR塾に入ってすぐに、「女性活躍推進大賞」受賞のお知らせがあったんです。そして入塾して最初の講義がプレスリリースだったので、「これを生かさない手はないぞ!」と思い、受賞についてのプレスリリースを書きました。

―おめでとうございます!

ありがとうございます。東京都につないでいただき、「女性活躍推進大賞」受賞に関して、テレビ朝日に取材いただき、お昼の番組の特集で放送されました。また、プレスリリースを書いたことにより、保育雑誌「MIRAKUU」や子育てサイト「マイナビ子育て」で連載させていただけることになりました。講演のご依頼も増えており、先日は全国私立保育連盟のオンラインセミナーで230人くらいの方の前でお話させていただきました。

PR設計を学んでいたからメディアに思いが伝えられた

―専門家としてのご活躍、素晴らしいですね!PR塾で学んだことは、実際にどのように役立ちましたか?

特にPR設計が生かせていますね。PR設計を学んでいたから、テレビ取材の際に、メディアの方にこちらがPRしたいことをアピールすることができ、その結果、テレビ都合ではなく、こちらが取り上げていただきたいことが放送されました。実は、これまでもテレビに出演したことはあったのですが、テレビ都合の放送になってしまい、納得がいかなかった経験があります。PR設計を学んだことにより、伝えたいことがはっきりしたから、メディアの方に強調してほしい部分などをきちんと伝えられました。また採用や園児の獲得にもPR設計を活用できています。

―では、最後に野上さんの夢を聞かせてください。

私のミッションのひとつは、保育士の地位向上です。保育士は、子どもたちにとっては憧れの職業であるにも関わらず、大人になったら、企業に勤めるほうがいいという人が多いです。とても専門性があり、価値がある仕事ですが、特に育児の経験がない方たちには理解されにくい点もあります。「子どもと遊んでいるだけでしょう」と言う人もいまだにいるのですが、それは業界全体として保育士の専門性と価値をPRできていないからだと思います。思っているだけではだめで、PRを使って行動していかないと知ってもらえないので、専門性を情報発信して、なり手を増やし、働き方改革を業界全体に推進することで、働き続けられる保育士を増やしていきたいです。

―ご自身もお二人のお子さんがいらっしゃる野上さん、お忙しい中でも時間を捻出しながら本講義にもできる限り出席されているそうです。今後もさらなるご活躍、楽しみにしています。