受講生インタビュー

塾での学び×自身の経験で無名なルーマニアワインの試飲会を企画。メディアの注目を集め有名雑誌に掲載-奥野美代子さん

PR塾VIPに在籍する奥野美代子さんは、多くの中小企業の経営指導を行ってきた中小企業診断士。前職でのマーケティングやPRの手法をより強みとして生かしたいとPR塾で学び、専門メディアも注目するイベントを企画してメディア掲載を獲得しています。その秘訣をお聴きしました。

Profile

クリニック・中小企業の魅力発信ブランディングコーチ。株式会社アイリスプランナー 代表取締役。
【マーケティングの力で夢を叶える】がモットー。あなたの魅力を理想のお客様に正しく発信し、ぜひと選ばれるブランディングをコーチングで実現。
デンマークの音響ブランド27年の「価値を伝えるマーケティング」の経験と中小企業診断士として250社以上の経営指導をもとに経営者の戦略コーチングと若手スタッフの育成を同時達成する独自の「魅力発信ブランディング」メソッドで自立するチーム育成を行う。

HP:www.irispl.jp

Facebook:https://www.facebook.com/okuno.miyoko

Instagram:https://www.instagram.com/okuno_irispl/

PRを強みにするため、時代に合った方法を学びたい

-奥野さんはこれまでどんなお仕事をされてきたのですか?

デンマークの音響ブランド『Bang & Olufsen』(バング&オルフセン)の日本支社設立時から、27年間マーケティングマネージャーを務めていました。ブランディングおよびリテールマーケティング全般の責任者として、メディアPR/カスタマーリレーション、店舗開発、店舗スタッフの育成まで幅広い業務に関わっていました。

3万人の熱いファン顧客を獲得してブランド確立には貢献できたと思いますし、2000年以降は、マーケティング予算の3倍のパブリシティ獲得を目的に、広告換算で年間7000万円前後のPR実績を上げたのですが、リーマンショックの影響で2009年に退職。その後、中小企業診断士の資格を取得して、経営コンサルタントを始めました。

-華やかな外資系企業のマーケティング担当から中小企業診断士に転身とは意外な気がしますが…。

当時55歳だったので、転職は難しいかなと思いました。また、PRやマーケティングの仕事はすごく好きなのですが、ブランドの名刺がなかったら、何の役にも立たないと思ったこともあり、自分自身がもっと世の中の役に立てることをしたかったんです。

中小企業診断士なら、ブランドマーケティングとか、カスタマーリレーションシップとか、自分がやってきたマーケティングの経験が生かせると思いました。また集客や認知拡大にはやはりPRが役に立つと思いましたが、私がやっていた外資系ブランドのやり方は人もお金もない小規模事業者には難しいと思い、もっと最近の現実に合った方法を学ばないといけないと思って、PR塾で学ぶことにしました。

-実際にPR塾で学ばれた印象はいかがでしたか?

実は私、2回PR塾で学んでいるんです。2019年はリアルの講座で、今とは違って3カ月のプログラムでした。コンテンツの多さとワークのスピードにとにかく驚きました。当時、他のビジネス講座も受けていたのですが、その中でもハードで、みんなよくついて行けるなと思っていました。社員としてのPRの経験はありましたが、自分自身のことでPR設計するのは難しかったですし、オンラインの経験や知識がまだ全然なかったので、SNSも本当に大変だったのを覚えています。

-ハードと感じられても再度受講されたのはなぜですか?

やはりPRは他の経営コンサルとはちがう私の強みだと思うので、これをお客様の成果につなげたいと思いました。一番自分がワクワクする部分でもあります。

私がやりたいのはPR代行ではなく、私と同じようにPRで夢を叶える人を増やすことなので、講座を開催したり、クライアントさんに方法を教えたりしていたのですが、なかなか思ったような成果が出ませんでした。

「知られていない」からこそメディアが知りたい情報だろうと思った

-現在はどのような形でPRをされているのですか?

ルーマニアワイン試飲会の様子
(2022年10月 ルーマニアワインVINARTEプレス試飲会)

今年の2月から、ルーマニアワインのインポーターのPRを始めました。

初めはPRの方法を教えながら、クライアントさんにも一緒にやってもらっていたのですが、日本国内のホームページもない状態だったので、プレスリリースを書いても反応がなく、まずはHPを整える必要があるとコンテンツ出しを行いました。

でも、作成まで時間がかかりそうだったので、私が自分でルーマニア本国のHP、SNSから情報を集めて日本語の原稿を作り、ひと晩でFacebookページを立ち上げました。

その上で、個別にアプローチするよりプレスの方に集まっていただく方が効果的に周知できると思ったので、10月にプレス向け試飲会を企画しました。これは以前の会社でよくやっていた方法です。ワインエキスパートの方にもご協力をお願いして、実際に試飲しながら、ルーマニアワインについてお話しできる場を作ったんです。

ワイン専門誌の編集者や、メジャーなメディアの方々にブランドのことやルーマニアワインのことをお伝えして、逆に知りたいことも質問していただき、しっかりコミュニケーションをとったところ、早速「モノ・マガジン」で紹介されました。

-すぐに結果に結びついたのですね。

はい、ルーマニアワインは「知られていない」からこそ、特に専門誌の方こそ知りたいだろうと思って「あなたの知らないルーマニアワインの魅力をお伝えします」というスタンスで、専門知識のあるワインエキスパートの方も巻き込んで開催したのが良かったのだと思います。

他にも興味を持ってくださっているメディアがあるので、これからもアプローチを続けていきます。

(モノマガジン 2022年11月16日号に掲載(インポーターとワインエキスパート))

-現在もPR塾VIPで継続して学ばれていますが、PR塾の魅力は?

メディア交流会とSlackです。

メディア交流会はメディアの方からのフィードバックもありがたいですし、プレゼンが上手な方が1分で伝える情報量ってすごく多いので刺激になります。

Slackは情報の宝庫ですよね。自分の知っているメディアは限られているので、他の方の進捗や成果の報告が参考になりますし、プレスリリースの添削も、自分の添削はもちろん、他の方の添削が勉強になります。

-PR塾で学んで、ご自身が一番変化を感じられていることを教えてください。

最近PRアンテナが立っている気がします。中小企業の経営者の方とお話しする機会も多いのですが、会う人、会う人「これもっとPRできそうだな…」と思うんです。私の意識や視点が変わってきているんだと思います。

広報人材の育成で企業やクリニックに貢献したい

-常にPR視点でお話を聞かれているのですね。今後叶えたい目標や夢はありますか?

今までは個人事業主のPRが多かったのですが、もう少し規模の大きい企業のPRをしたいと思っています。そこのマーケティングスタッフを育てながらPRで成果を出すということをやってみたいんです。例えば半年はPR代行して、残りの半年は人材を育成するとか、SNS広報の担当者を育てながら、経営者のコーチングをパックにした講座なども考えています。

独立した時「小さな組織で影響力がある人」の役に立つ仕事がしたいと思い、思い浮かんだのは前職のお客様でお会いすることの多かったクリニックの開業医でした。その“参謀役”のようなコンサルタントになりたいと、医業経営コンサルタントの資格を取り、医療・健康・美容系の分野で経験を積みました。 

外資系のPR時代、社内の人に色々話を聴いたり、社外の関係者やお客様に話を聴きに行き、その情報をまとめてニュースレターを出したりということをしていたのですが、今思うとこれは、社内の人にも「あぁ、うちの会社はこんなことをしているんだ」ということが伝わり、インナーブランディングにつながっていました。

同じように、クリニックでもSNSやHPを作って広報担当者を育てていくと、先生とスタッフのコミュニケーションにもつながり、情報が地域の人にも伝わり、気づいたら人も育っているし、患者さんも増えているし、採用にも困らない…という願いが叶うと思うんです。

そんな笑顔が溢れて、自立したチーム力で地域貢献するクリニックを増やしたいです。

開業医をサポートする総合情報誌「BAMBOO」2022年9月号
(2022年9月 自身が専門家として、クリニック専門誌『ばんぶう』成功する新規開業の戦略特集の取材を受ける)

-最後に、入塾を迷っている方にひとことアドバイスをお願いします。

PRを教えてくれるところは色々ありますが、コンテンツが充実していることと、一方的な情報発信ではなく、仲間と切磋琢磨し実践できる仕組みがあるのが、他のところとPR塾との違いだと思います。今はプレスリリースを書いているのが「誰か」ということを、まずネットで検索される時代なので、メディアアプローチだけでなくSNSをしっかり教えてくれるのも強みです。ぜひトライしてみてください。

-ルーマニアワインも、広報人材の育成も、今後が楽しみです。貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

※2022年12月12日取材当時の情報です。