コピーライター×PRで視座が上がり収入も安定。知られるべき商品やサービスが「どのように社会問題を解決するか」を伝えられるPRスキルで可能性が広がった-清水井友希(しみずいゆき)さん
フリーランスのコピーライターとして長年活躍されてきたPR VIP在籍中の清水井友希さん。単発仕事が多く収入が安定しないことと、広告にお金をかけられず、認知拡大を模索するクライアントさんの姿を目の当たりにしたことからPR塾で学び始めました。入塾まもなく作成したプレスリリースをきっかけに大手新聞社やテレビの全国放送などの取材が殺到し、現在では8件のクライアントを抱えるPRプロデューサーとして活躍されています。清水井さんはなぜこんなに結果を出せたのでしょうか。お話をうかがいました。
■Profile
PRプロデューサー/コピーライター/フラワーデザイナー
酒類メーカーを経て、コピーライター歴20年以上。モスバーガーの企業広告をはじめ、都内大手クリニックの採用サイト、スタディサプリ、GREE、Uber等のライティングを手がける。2008年からフラワーアレンジメントブランドtokohana主宰。コピーライター・フラワーデザイナーとしての経験や感性をベースに、かねてよりクライアントからのニーズを感じていたPRプランナーとして活動開始。広告と広報をワンストップでサポート。
URL
HP:http://www.tokohana.com
Facebook:https://www.facebook.com/tokohana.jpn
Instagram:https://www.instagram.com/yuki.shimizui.pr.copy
2本目のプレスリリースで大手メディア含む約20社の取材獲得
-PR塾に入塾された理由を教えていただけますか?
長年フリーランスでコピーライターをしているのですが、コピーライターの仕事は単発の受注が多くて、長期的な契約がなかなか取れないんです。なので、定期収入が欲しいと思ったのがひとつ。
もうひとつは、個人事業主やスタートアップ企業のクライアントさんに関わる中で、広告は打てないけれど、この活動や商品を知ってほしいというニーズが多かったので、PRもできるようになるといいなと思ったのが入塾の理由です。
-実際にPR塾に入って、どのように変化したか教えてください。
スキルが広がったというのはもちろんあります。
それに加え、PRは経営者さんや事業主さんに「どのようなビジョンでやっていくか」ということを深くお聞きして、二人三脚でやっていくのが一番大きな仕事なので、仕事として関わる度合いというかレベルが変わってきたかなと思います。
-かき氷店のPRを担当されていましたが、プレスリリースからどのような展開があったか教えていただけますか?
はい、かき氷店のリリースはまだ入塾したてで、2本目だったと思います。
初めは「かき氷店が オープンします。自分で人力発電します」という内容だけのタイトルだったのですが、節電が叫ばれる夏だったこともあり、先生方に「SDGsに絡めて“電力の大切さを知ろう”というイベントを企画したらどうか」とアドバイスされて。視点を変えてリリースを書いたところ、取材が殺到しました。
まずNHKさんに取材いただいたんですが、それがWeb記事化されたのを他のメディアさんが検索してくださって、大手新聞社、民放キー局など一通り取材に来ていただいたと思います。6月から9月までで20社くらいの取材があって、私も本当にびっくりしました。
-20社からの取材はすごいですね。その後かき氷屋さんはどのように変わりましたか?
当初はニュースの短い枠で放送していただいたのですが、それをメディアの方が見てくださっていて、結果として『ヒルナンデス』で 10分以上の特集になりました。さらにそれを見てくださったメディアさんが今年もかき氷の取材に入ってくださって…と、次々に連鎖しています。
まさか自分の携帯に電話が殺到するようなことがあると思っていなかったので、こういうのがPRなんだなって、洗礼を受けたというかびっくりしました。
また、オーナーさんの書籍出版の話が出ていたのですが、それに対しての後押しにもなりましたね。
知られた方が良い事業やサービスを「どのように世の中の役に立つか」という視点で伝えられるのがPR
-その他のクライアントさんの状況はいかがでしょうか?
そうですね、今担当している6件のクライアントさんは、メディアはそれぞれですが、100%の確率で掲載を獲得しています。また新たなクライアントさんも2社始まっているので、ちょっと頭の中が忙しいですが、頑張って取り組んでいます。
-ご自身が描いていた未来には、近づけていますか?
コピーライターだけではたどり着けなかった視点や収入には、おかげさまでたどり着けたかなと思っています。
社会の中でもっと知られた方が良い事業とかサービスってたくさんあって、そのメッセージを伝えるという点ではコピーライターも同じです。
でもそれが「どのように世の中の役に立って、社会課題を解決するのか」という視点でお伝えできるのがPR。本当に可能性が広がるスキルだなと思いました。
-たくさんの変化があったと思いますが、なぜそのような変化があったのでしょうか?
まずは、「やってみよう」ってPR塾に飛び込んだことが大きかったかなと思います。初めの勇気ですね。
入塾してからは、すごくしっかりしたカリキュラムとサポートがあるので、言われた通りに取り組んでいるだけで、今に至るという感じです。
例えば、お仕事の取り方とか契約の仕方とかっていうところも余すところなく教えてくださっていて、本当にその通りクライアントさんにお話しして仕事につながったということもあるので。
PR塾は学びだけでなくビジネスをする上でのご縁がつながる場所
-PR塾のコミュニティはいかがでしたか?
入塾した当初は、先輩方の活躍が眩しすぎて「私もこんなふうになれるのかな」って、ちょっと気後れしていた部分があります。でも、リアルの懇親会などでお会いすると、皆さんそれぞれ等身大の悩みも抱えながら頑張っているということが分かってホッとしました。
あとは期の近いメンバーとお会いする機会があると、本当にそれぞれ、PRプランナーとして活躍されていたり、自身のブランドをプロデュースしたいからPR塾で学ばれていたり、それぞれの視点で応援する関係になっていて。自社のPRをしたいけれど手が足りないからPRをお願いしたいということで、塾生同士でお声掛けをされている例などもありますし、ビジネスをしていく上でのいいコミュニティというか、ご縁ができたなと思っています。
-これからの夢や目標、さらに挑戦したいことなどありましたら教えてください。
「自分が役に立てている実感」というのは、この歳になるとすごく大事だと思うので、PRを必要とする方のお役に立てればいいなと。
また、どこでもお仕事ができるスタイルというのを確立して、ワーケーションで色んな場所を旅しながら仕事ができたらと思っています。
-PRとはどんな スキルだと思いますか?
商品やサービスなどの価値を再定義して、分かりやすく社会に提案するのがPRかなと思います。でもその価値は、経営者さん、事業主さんご自身ですら気づいていらっしゃらないこともあると思うので、ある意味コンサルティングにつながるスキルですよね。
-どのような方にPR塾を勧めたいですか?
PR塾は、スキルアップはもちろんなのですが、自分のやりたいことのイメージを、初めはわからなくても、仲間とお話ししながら見つけていくことができる場所だと思います。
スクールに入塾するというよりは、コミュニティに入るって考えていただいて、「新しい世界に飛び込みたい人」にぜひおすすめしたいですね。
-貴重なお話をありがとうございました。各地を旅をしながらお仕事される清水井さんを楽しみにしております。
※2023年6月26日取材当時の情報です。