受講生インタビュー

PR塾メソッドの本質を捉え、入塾半年でお客様の複数メディア掲載、自身の連載獲得、事業の売り上げ大幅アップを叶えた戦略人事コンサルタント-白井旬さん

沖縄を中心に全国で戦略人事コンサルタントとして活躍されている白井旬さんは、2冊目の著書出版を機にPR塾に入塾。専門家として連載を獲得されただけでなく、売り上げ拡大、お客様のメディア掲載、さらには人間関係づくりにもPR塾メソッドを活用されています。わずか半年で躍進されたその秘訣をうかがいました。

Profile

地域の中小企業を中心に「事業発展型組織&自走自律型社員づくり」の伴走型支援を得意とする戦略人事コンサルタント。株式会社 職場のSDGs研究所 代表取締役(NPO法人沖縄人財クラスタ研究会 代表理事)

数多くの企業でイノベーションを起こし、成果をあげてきたノウハウを「職場の基礎代謝®メソッド」として体系化。

2022年2月に上梓した【経営戦略としてのSDGs・ESG  “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す】 は、Amazonの中小企業経営カテゴリ―で3月20~22日の3日連続1位を獲得するなどサスティナブル経営のバイブル的な存在として活用されている。

職場のSDGs研究所HP:https://www.syokuba-sx-lab.com/

Facebook:https://www.facebook.com/shirai.jun

日経BizGateコラム:https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXZQOLM09A68009112022000000

本質的なSDGsに取り組めば、中小企業でも儲かることを伝えたい

-白井さんは、現在どんなお仕事をなさっているのですか?

12年前から沖縄で、事業発展型の組織と自走自立型人材を作る伴走支援をしています。

経営戦略の策定支援から、その戦略にもとづいて、どういう事業を展開するのか、その事業を担う人材をどう採用し育て定着させるのか、結果としてどのようにサステナブルな組織をつくっていけばよいのか、ということをトータルで支援しています。

-どのような経緯でこのお仕事をされることに?

旅行会社に7年勤めた後、転職し、東京に本社がある旅行業と宿泊業専門のITコンサル会社に勤めていました。しかし転職して7年目、沖縄の支店長をしていた時に、残念ながら会社が倒産してしまったんです。

仕事を失った2010年頃は、沖縄県が「観光業」と「IT業」を県の基幹産業にしていくという方針を決めた時期でした。県内で観光とITの両方に精通している人材で、フリーにしている人を探したらどうやら私一人しかいなかったということで、今代表取締役を務めている会社からお声がけをいただきました。

当時、観光もITも雇用環境と人材育成の改善が急務でしたので、倒産した会社で「観光とITの領域横断型インターンシップ」や「観光核人材育成事業」を行っていた経験などを買われ、平成24年(2012年)から開始される「県内企業雇用環境改善支援事業」及び、翌年からの「沖縄県人材育成企業認証制度」の事務局をお願いしたいと言われたのがきっかけでこの仕事をすることになりました。

-沖縄県から要望を受けてのスタートだったのですね。

はい。これまで人材育成を専門にやっていたわけではなかったので、大きな不安がありましたが、事業の発案者で「キャリア自律」として著名な慶應義塾大学SFC研究所の高橋俊介先生に背中を推される形で引き受けました。2013年当時は、官公庁が民間企業の人材育成にお墨付きを出すという事例がなく「沖縄県人材育成企業認証制度」が全国初だったので、大変注目されました。

事務局として企業にヒアリングやアンケートを行う中で、働きやすくて働き甲斐のある会社には特徴があることに気づき、それを体系化したメソッドが「職場の基礎代謝」です。

-「職場の基礎代謝」とは?

人の体には基礎代謝があり、睡眠不足や運動不足、不摂生などの“不”がたまると、代謝が落ちてパフォーマンスに影響します。そのように、職場にも「基礎代謝」に似た何かがあると考えると面白いのではないかと仮説を立てました。「不機嫌な上司」や「不明瞭な指示」、「仕事に対する不安感」、「評価に対する不信感」など、“不”が溜まると代謝が下がって、保有能力(スペック)は高くても、働く人の実力発揮(パフォーマンス)に影響するんです。

多くの方がお客様の“不”の解消に一生懸命で、自分や職場など内側の“不”はほったらかしにしがちなので、社内の“不”の解決をマネジメントに生かす手法として展開しています。

2018年には「生産性を高める職場の基礎代謝」という書籍を出版して、現在4刷1万部くらい売れています。

(左)著書タイトル「生産性を高める職場の基礎代謝: 社員の「不」を解消し、能力を引き出すヒント」(右)著書タイトル「経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社"になって地域×業界No.1を目指す」
(1冊目の著書(左)と2冊目の著書(右))

-それは素晴らしいですね。もう10年以上ご活躍されている中で、なぜ今PRを学ぼうと思われたのでしょうか?

コツコツと“不”の解消に取り組む中で、3年前にSDGsと出会いました。SDGsは社会課題の解決で社会の“不”を解消するものなので、職場の“不”の解消と同時にやれば効率的だということに気づいたんです。

大企業なら、CSR推進室やSDGs推進担当など、選任の担当者を置けるかもしれないけれど、中小企業ではそうはいきません。既存業務にSDGsを足すと多くの場合、多忙(時間や心にゆとりが不足)を理由に後回しになってしまうので、職場の“不”の解消で負担を軽くして、心や時間に余裕ができたところでSDGsを推進するということを2019年10月に体系化しました。

それをまとめた本『経営戦略としてのSDGs・ESG経営~経営戦略としてのSDGs・ESG: “未来から愛される会社”になって地域×業界No.1を目指す』を出版することになったのですが、1冊目の書籍とは違う層の方にも知ってもらいたいと思い、PRを活用しようと考えたんです。

書籍には私たちが伴走支援させていただいている中小企業を中心に日本各地の様々な業種・業界の事例が40社くらい掲載されています。本が売れたらそのお客様の知名度アップにもつながるので、より多くのみなさまに広めたいと思いました。

 また、中小企業で「SDGsウォッシュ(なんちゃってSDGsや表面的SDGs)」が広がっている現状を変えたいというのもあります。多くの企業で既存で行っていることをSDGsの17の目標にタグ付けしてSDGs宣言をすることが目的になりがちですが、会社の持続可能性を高めるためにSDGsというツールを使うのが本来の姿です。ここ数年は、SDGsというバズワードが消費されている感がありますが、本質的なSDGsに取り組めば、中小企業でも事業の発展や採用・定着に繋がり、その結果として儲かりますよということを伝えたいというのも理由の一つです。

-より多くの方に届けたいという思いがあったのですね。PRを学ぶ方法はいろいろあると思いますが、PR塾を選んだ理由を教えていただけますか?

もともと本体がNPO法人なので、あまり広告宣伝費をかけられないというのがあります。また地域密着型の中小企業をターゲットにしているので、地域ごとの新聞社や放送局にきちんと情報が伝わって、まずは地域に情報が循環して、地域に愛される存在になるにはPR塾のメソッドが効くだろうと思いました。もちろんそこから全国で取り上げられればよりビジネスとしては良くなるのでしょうけれども。

『0円PR』(代表・笹木郁乃の著書)はもともと熟読していて、取り入れてみたら反応が変わるというのは感じていたので、今回出版のタイミングで、投資をして本家から直接学ぼうと思いました。

-実際のPR塾はどんな印象でしたか?

リアルタイムではあまり参加できていませんが、教材の中身がどんどんブラッシュアップされていくところが非常に良いと思います。基本的にはテキストを見てこんな感じじゃないかなと理解して、動画で確認する流れで学んでいます。

私は、大切なのは他者事例ではなく、その事例を通して「本質を理解すること」だと思っているのですが、PR塾のテキストや動画を見れば本質がしっかり分かります。自分で試行錯誤するという方法が、自分にはやりやすかったなと思います。

お客様がメディアに掲載され、自身は連載を獲得

-試行錯誤されて、ご自身の方法は見つかりましたか?

独りよがりなPRが多かったことに気づきました。PR塾では「世の中の役に立つ」「公共の利益になる」という視点が大切と伝えていますが、そこがうっかり抜けていたんです。ついお客さんのPRをしたいという思いが強すぎて、「この商品こんなにすごいんですよ」とか良い所ばかりを伝えてしまいがちでした。これがあることで世の中が良くなるとか、こういう社会課題が解決できるというところを外していたので、そこを意識したら反応が変わってきました。これは自分たちが手掛けている、職場の“不”の解消とか社会の“不”の解消にもつながっていました。

-実際にお客様の取り組みがメディアに掲載されたとお聞きしましたが、どのような工夫をされたのでしょうか?

直近で掲載されたのは、熊本県のお客様(企業)が行ったSDGsの研修です。普通は企業の社員研修にメディアの取材は来ないですよね。

そこで、「地域の起業と連携するために、本来は非公開の講座を公開講座にして、熊本県全体に広げたい」という視点と、「熊本県のSDGs認知度ランキングは圧倒的に1位になったので、次は質を高める取り組みへステップアップを図る」という視点からプレスリリースを作成しました。

結果として、複数のテレビ局や新聞社に取り上げられ、Yahoo!ニュースにも転載されたので、お客様にも喜んでいただけましたし、この研修をきっかけに、熊本県内で3社ほど新たにコンサルティングのご契約をいただきました。

(2022年11月8日付 日刊自動車新クライアント企業掲載)

-ご自身のインタビュー記事も掲載されていますよね。

はい。PR塾に入った時にはすでに2冊目の本は出版した後だったので、直接的な出版PRはしていないのですが、PR設計の「USP(他にない強み)」の部分が大切ということだったので、まずSDGsに関連する本を80冊くらい読みました。そこで、SDGsをテーマにした本の中に、➀中小企業がターゲット、➁組織開発に生かすという視点、➂SDGsだけではなくESG-という視点のものはなかったので、これらを掛け合わせたらエッジが立つのではないかと思いました。

メディアアプローチはしなかったのですが、この3つの強みの掛け合わせの視点でFacebook広告を出したら、日経新聞の記者の方からお問い合わせをいただいたんです。

日経新聞系Webメディア「日経BizGate」に前・後編でインタビュー記事が掲載され、さらに【サバイバル経営Q&A】というコーナーでの連載も決まり、今2週間に1回記事を書いています。

また、メディア掲載ではないのですが、新たな出版企画で3冊目と4冊目の出版依頼もいただき、2023年2月には「SDGs・ESGカード」(デライトコンサルティング社との共同企画)をリリースする予定です。

「自分は何者か」を表現できたら売り上げも大幅に上がった

 -メディア掲載以外に、PR塾で学んで変化したことはありますか?

PR塾に入ったことで、自分の発信力に関するOSが最新版にアップデートされて、土台が整ったので、今まで持っていたけれど実力として発揮できていなかったノウハウやスキルが、上手く機能し始めたという感覚があります。まさに「“不”の解消」です。

また、自身のPR設計を作る中で、「何ができる人なのか」ということを、分かりやすく表現できるようになった結果、契約の単価が上がり、長期契約も増えました。これまでは官公庁の仕事がメインで、民間企業との契約は合計で年間約1000万円だったのですが、PRの効果を実感してから半年ですでに5倍ほどになっており、2024年には1億を狙えるところまできています。

-売り上げに直結しているのですね。驚きました。今後叶えたい夢や目標を教えていただけますか?

沖縄の人材育成は、一周遅れのトップランナーって言われているんです。

日本の社会は従来「製造業・男性中心・仕事第一」が主流の軸になってきましたが、沖縄は昔から「サービス業・女性活躍・人生第一」というのが文化として根付いています。今の時代は、この沖縄でずっとやってきたことが先端になりつつあるので、この沖縄のメソッドを全国に展開できたらいいなと思っています。

現在、私たちが作った民間の資格制度である「職場の基礎代謝®改善ファシリテーター」と「職場のSDGs推進コンサルタント」の有資格者が全国21都道府県に約150人います。

今後はまず有資格者を全47都道府県、それぞれ8~10人ずつ(約400名)くらいに増やしたいと考えています。全国約400万社ある中小企業の中で、従業員数が30名以上の中小企業は全国に約4万社あるのですが、そのうちの1%ずつ(400社ずつ)でも毎年変わっていけば、幸せな人が増えると思っています。

-素敵な未来ですね。最後に入塾を迷われている方へ、ひとことメッセージをいただけますか?

PR塾のコンテンツは、「ライフ」と「キャリア」両方に生かせます。

この本質を理解したら、仕事としてのPRのスキルだけでなく、子育て、パートナーシップなど人間関係にも活用できる、非常に汎用性が高いメソッドだと思います。

自分の思いを伝えようとするとついつい「こんなにすごいよ」とか「こんなにやっているのに」というプッシュ型の表現をしがちですが、「相手に合わせて表現を変える」とか「相手の求めているものは何か」を意識することで、人間関係にトータルで活用できると思いますので、ぜひ入塾してください。

-人材育成の専門家ならではの視点ですね。ありがとうございます。今後のご活躍を楽しみにしております。

※2022年12月11日取材当時の情報です。