受講生インタビュー

広報業務の外注を受けるもノウハウが分からず入塾 学びと自身の経験からメディア掲載多数を獲得し、新設株式会社でPR事業スタート-白岩ましろさん

ラジオ局出身のフリーアナウンサー白岩ましろさん。あるスタートアップ企業から外部広報の依頼を受けましたが、自身の経験則だけではなく具体的な「成果を出せる」ノウハウを身につけたいと、PR塾に入塾されました。早い段階からメディアアプローチで成果を出され、この春立ち上げた株式会社でPR事業もスタートさせた白岩さんに、PR塾活用方法や結果を出すコツをうかがいました。

◆Profile

株式会社MiKUMARi取締役。PRプロデューサー。京都出身、新潟県在住。ラジオが好きで、ラジオパーソナリティとして縁があった新潟県に移住。番組の出演、取材、制作を経験し、フリーアナウンサーに転向。フリーランス転身後に確定申告で大失敗し、FP資格を取得。その後、アナウンサーとして活動しながら、FPとしての講演や相談に携わる。

HP:https://mkmr.jp

Instagram:https://www.instagram.com/mashiro1988/

Facebook:https://www.facebook.com/mashiro.shiraiwa

マスコミの仕組みは知っている。でも具体的なPRノウハウは分からない

-これまでのご経歴と、現在のお仕事について教えていただけますか?

出身は京都なのですが、FM新潟に就職して、3年ほどラジオパーソナリティーをしていました。26歳でフリーアナウンサーとして独立。テレビやナレーションの仕事をしています。また、フリーになった時に、確定申告で大失敗したのを機に、ファイナンシャルプランナーの勉強をして資格を取得しました。

ファイナンシャルプランナーって、「銀行の」とか「保険会社」とか、バックエンドの商品ありきで活動されている方も多く、中立でお話ししてくださる方が私の周りにはいなかったので、正しいお金の知識を伝えたいと思ったんです。

この春、共同で会社を立ち上げ、人材育成事業・広報PR事業・ファイナンシャルプランニング事業の3本の柱で運営をはじめました。

-もともとマスコミの方なのですね。なぜPR塾に関心を持たれたのですか?

去年、あるスタートアップ企業の広報のお仕事をいただきました。マスコミにいたので、仕組みも、プレスリリースとはどんなものかも、経験則でなんとなくは分かっていましたが、スタートアップ企業でじっくり時間をかけていられないので、自己流で取り組んで失敗している暇はないと思ったんです。

そこで、PRノウハウやプレスリリースの書き方などを調べたら、情報は巷に溢れていました。でもたまたま見つけたPR塾のLPに「PRが売り上げにつながる」という内容が書いてあったこと、また郁ちゃん(代表の笹木郁乃)の実績がすごかったことから、売り上げに直結するイメージが湧きました。

LINEに登録して動画などを見た上で、割とすぐに個別相談を申し込んだのですが、テキストのボリューム、プレスリリースを書くだけでなくアプローチまでのノウハウがあること、実例が豊富なことなどをうかがって、自分がどう行動できそうか、成果へのイメージがとても湧きやすかったです。

また講師にも受講生にもメディア出身の方が多かってですし、「趣味の習い事」のようなコミュニティではなく、情熱をもって仕事としをしている方が多いというところも安心できました。マスコミに対する知識はある程度ベースがあるので、そこにプラスオンできるレベルかどうかというところで、「できる」と判断しました。

-信頼して入塾してくださってありがとうございます。実際に学び始めてみて、どんな印象でしたか?

率直に、入塾して良かったなと思いました。最初の本講義の内容が今まで関わったことのない「出版PR」だったので少し戸惑いましたが、逆に「アプローチで出版の道が切り拓けるんだ」と、知らなかった世界に気づくことができました。

また、本講義は4時間という長時間で最初はなれなかったのですが、郁ちゃんもかよちゃん(講師の三木佳世子)もあの熱量でずっとしゃべり続けるのは本当にすごいなと思いました。私自身、人前で長い時間話すという経験はしてきているので、どれほどエネルギーがいるかというのは想像がつきます。

それから、講師も受講生同士もあだ名で呼び合う「ぶっちゃけ」の関係、という文化を初めて体験して、とても良いと思いました。知らない人同士、オンラインだとよそよそしくなって本音が言えないことも多く、正直あまり好きではないのですが、PR塾の本講義や練習会の「ブレイクアウトルーム」は大好きです。私は最短で成果を求めたいので、みなさんぶっちゃけで、がっつりフィードバックしてくれるのがありがたいです。

手に入れたのは「メディアPRの手法」と「視座の高い仲間」

-最初から積極的に動かれていたイメージがありますが、どんな成果が得られましたか?

大きく分けて2つあると思います。ひとつは、メディアPRの様々な方法が学べたことです。

メディア掲載実績としては、数年前に事業継承して次世代へのリブランディングに取り組んでいる地元新潟のお茶屋さんが、ローカルテレビ局のニュースで10分くらい紹介されました。同じく新潟で子ども向けの「ミドリムシ」のサプリを販売している企業はWebメディアに取り上げられています。それから、PR塾生が社長を務めている「矯正用透明マウスピースを扱う会社」のPRをお手伝いしていますが、本の出版のプレスリリースをきっかけにWebメディアや雑誌に掲載されて、Yahoo!にも転載されました。社長がWebメディアの連載なども獲得しています。

また、マスコミ向けの「マウスピース矯正の勉強会」を開催したところ、テレビ、新聞、業界紙、Webメディアなどから記者の方が参加してくださって、今後につながりそうです。

(お茶屋さんの取材風景)

-素晴らしいメディア掲載実績ですね。もうひとつは?

視座の高い仲間に出会えたことです。

塾生同士のつながりも大事にするようにしていて、毎週1回、仲間と定例の「報告会」を開催しています。お互いに相談したり、ヒントをもらったり、それぞれつてをつないでコラボ企画を考えたりと、お互い刺激にもなりますし、活動も広がっています。

また、先ほどもお話ししましたが、塾生のPRをお手伝いするようになって、新潟にいながら東京の会社のPRができるという経験もさせていだいていますが、同じPR塾で学ぶ受講生同士「共通言語」があるので、仕事もしやすいです。

-なるほど成果は「メディアPRの実績」と「仲間との出会い」ですね!その成果を出すために、工夫されたことなどはありますか?

本講義の時間は死守しておりますがメディア交流会にも毎回参加して、1分プレゼンに出るようにしています。もちろんプレゼンから取材につながれば一番ラッキーですが、直接取材につながらなくても、まずプレゼンの練習になりますし、他の人のプレゼンを聴くととても勉強になります。知らない情報が飛び交うので、「こういう取り組みを始めた人がいるのか」とか「コラボできそうだな」とか、ネタ探しにもなります。

メディアアプローチでは、ここのメディアに合わせて文章を作ったり、お手紙を書いたり、アプローチの仕方を変えるようにしています。自分がメディアにいた時に、情報提供メールやプレスリリースをたくさんいただきましたが、担当している分野に合わなければただの無駄情報になってしまうのも目の当たりにしてきました。なので、いかに親和性があるかを意識するようにしています。

また、自分が「取材してください」って言われるがあまり好きじゃなかったので、さりげなく「こんなことしています」「こんなのが流行っています」ってさりげなく伝えるけれどゴリ押ししないというのも心掛けていますね。メディアの人間は、面白いと思ったら押さなくても食いつくというのは分かっているので。あとはやはり、Slackの添削や質問がとても役に立ちました。「どうしようか」と迷ったらすぐ質問するとか、リリースも素案ができた段階で添削をお願いすると、早く完成形にできるので。また、Slackはデータベースとしても活用していて、企画書やPR設計など、PRの資料を作りたいと思った時に検索して参考にしました。

地方からでも全国に通用する自信がついた

-学んだ知識とご自身の経験を上手く生かして成果を出されていることが良く分かりました。PR塾で学んでご自身が変わったなと思うところはありますか?

地方在住者あるあるかもしれませんが、私は新潟でのキャリアしかなかったので、東京や全国区の仕事に少し引け目を感じてしまうところがありました。でも、東京の会社のPRを経験して、全国でも通用するスキルだと自信がつきました。

全国レベルのメディアも、地方メディアも、規模違うかもしれないけれど、制作しているのは「人」だし、「いいものを作りたい」という思いは一緒なんですよね。感覚的なものや、経験則として持っているものはズレていないということが分かったのは嬉しい気づきでした。

また、一年という限られた期間の中でどれだか学べるかと考えたら、「迷っている時間が無駄」「成功法則をどれだけ早く見つけるか」という視点で考えるようになりましたね。

(ご自身のお写真)

-全国で活躍する自信を持たれたのですね。今後の夢や目標を教えていただけますか?

まずは、今年3月に立ち上げた会社を軌道に乗せたいと考えています。そして、応援しているサッカーJ1「アルビレックス新潟」のスポンサーになりたいと思っています。

社会人になってからずっと新潟で過ごしていて、アルビレックスは何度も取材させていただいたご恩もありますし、個人的にもアウエー戦にいくくらい好きだったので応援の気持ちを何らかのかたちで表したいとずっと思っているんです。またPRの仕事は本当に好きなので、さまざまな分野のクライアントさんをPRしたいです。例えば、ITやテクノロジー関係など、これからの時代を創っていく分野や、ムーブメントを巻き起こす裏側に関われたらと思います。

また、地元京都を含め、関西方面のお仕事ができたらとも思っています。京都だったら伝統のものと、新しいテクノロジーの掛け合わせなども面白そうですよね。

-夢が広がりますね!最後に、入塾を迷われている方に、メッセージをお願いします。

スキル、仕事、人脈、すべてにおいて想像以上の広がりがあります。自分が一歩踏み出して動けば、大きなリターンがある環境だと思います。個人的には、支払った費用以上に得るものや人とのつながりが大きかったです。迷っている時間がもったいないですよ。

-貴重なお話しをたくさんありがとうございます。新潟から全国で活躍されるのを、心より楽しみにしております。

※2023年6月7日取材当時の情報です。

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