受講生インタビュー

持ち前のコミュニケーション能力とPR塾で学んだ企画書で新聞連載や大学との連携事業獲得 「笑い」がツールのPRプロデューサー―左右田悦子(そうだえつこ)さん

「笑いの先生」として活躍しながら、起業塾を運営されている左右田悦子さんは、ご自身がメディアに取り上げられて認知拡大した経験を生かし、フリーランスや中小企業の広報PRの支援事業を立ち上げました。ご自身の経験だけでなく「PRの核心に触れる部分を学びたい」と入塾された左右田さんのPR塾活用法や、結果を出し続ける秘訣をうかがいました。

■PROFILE

元ファッションモデル。20代役者志望で上京後、モデルの仕事を生業としながら結婚出産。子供達の成長を間近で支える主婦業を軸として過ごす。その後祖母の介護を機に介護支援員となり「笑いヨガ」に出合う。笑う呼吸法がさまざまな社会課題解決に向かう可能性を体感し、2012年「笑い魂グループ」設立。PRにより依頼殺到の講座となり、セミナー講師として行政や学校、介護施設、企業研修など、認知症ケアや体幹トレーニングも取り入れ、約1350講座約3万人の健康意識に貢献。「笑い脳ですべてうまくいく」を出版。PRが自身の活動を後押しした経験から、広報が弱いフリーランス、中小企業のPRプロデューサーとして2021年株式会社設立。

HP : https://waradama.jp/

Facebook : https://www.facebook.com/etsukof2

縁の下の力持ちとして中小企業のメディアPRをしたい

-「笑いの力」を伝える活動や、「ライフプロデュース塾」などを運営されてきた左右田さんが、PR塾に入ろうと思われたのはどうしてですか?

実は、もともと個人的には有料の広告を出すことにあまり抵抗はなかったのですが、ライフプロデュース塾でお手伝いをしているフリーランスの方たちは、周知にあまりお金をかけず、無料のSNSでコツコツ周知したいタイプの方が多かったんですね。

ただ、やはり向き不向きがあったり、オンラインではなく対面でのお仕事だとSNSだけでは限界があったりするので、やはりオンラインでの周知と併せて、新聞記事など「他者が評価してくれる媒体」に出ることが大事ではないかと思いました。

それは、自分が10年前「笑い」を広めようと思った時に、最初は全然見向きもされなかったけれど、メディアに出るようになってからは、かなり認知されたという実感があったからなんです。

だから今度は私が縁の下の力持ちとして、ほかの方のメディアPRをしていこうと思ったのですが、本を読んだりYouTubeを観たりしただけでは、核心に触れる部分はやはり分からなくて。手探りでやっていてもなかなかうまくいかないとモヤモヤしている時に、以前から興味はあった郁ちゃん(代表の笹木郁乃)の無料オンラインセミナーを観て、「この人の言っていることは嘘がない。学ぶならココだ!」と直感的に思いました。でもかなり疑り深いので、実はそこから数カ月悩んで、締め切り2日前くらいにやっと思い切って申し込んだのですが(笑)

(笑いの先生としての活動)

-去年、株式会社を設立されましたが、それはPRプロデュース事業を視野に入れてのことだったのですか?

そうですね。中小企業の方とお話ししていると、広報部門があっても機能していないとか、そもそも「広報」という発想がなくて、私が個人で見よう見まねでやってきたレベルのことですら、やっていない会社が多いことに気づいたんです。

もったいないと思って「こういう方法があるんですよ」と、PRのことをお伝えしても全然響かないし、「そういうのは苦手なんで…」って敬遠されることも。それなら「私が代わりにやってあげたらいいんだ」と思って、会社を設立しました。

-実際に入塾されての第一印象はいかがでしたか?

「めっちゃ楽しい!自分の選択は間違ってなかった」と思いました。

カリキュラムや、プログラムの豊富さももちろんなんですが、郁ちゃんの惜しげもなくすべてをさらけ出す姿勢が素晴らしいですよね。

自分で苦しんで作ってきたからこそ、伝わってくる言葉だと思うし、常に「未来」を見ているからこそ自分がいままでやってきた「過去」の引き出しの中身は、惜しげもなく人に与えることができるんでしょうね。その人間力の深さに感動しました。

-PR塾ではどのように学ばれていますか?

「動画を観る」「講座に出る」「受講生同士でぶっちゃけフィードバックをする」…やりなさいと言われたことは、素直にやりました。

そして、とにかく人と比べないこと。「あの人すごいなぁ、私だめだなぁ…」ではなく、「あの人ができているなら、同じことを学んでいるんだから私にもできるだろう!」というマインドで、自分を信じ切って学んでいます。

持ち前のコミュニケーション能力とPR塾の企画書で掲載多数獲得

-3名のモニターさんと、ご自身のPRでテレビ、ラジオへの出演や、新聞社の取材、連載などの実績を次々と出されていますが、工夫されていることなどはありますか?

まずは、お客様自身が気づかれていない魅力や、叶えたい目的を明確にするヒアリングに集中しました。

そして、とにかく電話でメディアにアプローチをしました。電話をすることに抵抗があるという方もいらっしゃるけれど、私は自身が取材をしてもらった経験から「情報を待っているメディアの方もいる」ということを知っていたので、100発のうち1発当たればいいくらいの気持ちで、電話をかけまくりました。

ヒアリングでクライアントさんが乗り移るくらいしっかり共感してから電話をかけて、「取材してほしい…」ではなく、「この情報はすごく社会貢献性が高くて、メディアが取り上げたら、たくさんの人の役に立つんです!」という熱意を持って、押し倒しそうになるくらいの勢いで思いを伝えたのが良かったのかなと思います。

(朝日ぐんまの記者さんと)

-ご自身の言葉で語って熱意を伝えることができるというのは、左右田さんの大きな強みですね。

そうかもしれないですね。ただ、これは、今までもやっていたことの延長線上のことで、PR塾に入ってすごいなと思ったのは「企画書」です。

これまではチラシをつくって直接持って行ったり、送ったり、口コミでお仕事をいただいたりしていて、企画書を書くという発想もなかったんです。

教わった通りに企画書を書いて、大学の教授にお渡ししたら、私という人間の想いやつくりたい未来がわかりやすいということで、この時代のストレスマネジメントの研究で「笑いがどれだけの効果がでるか?」というエビデンスや論文を作るために、講師としてお手伝いさせていただくことになり、驚きました。

また、クライアントさんや、自分自身の新聞での連載も決まりましたし、電話でメディアの方にアプローチするときも、相手によっては語るよりも、企画書をお送りした方が有効なこともありますよね。お忙しい方が多いですし。

この企画書のテンプレートこそ本当にギブの精神だなと実感しています。どこにチャンスがあるか分からないので、今では外に出る時は犬の散歩の時でも、自身とクライアントさんの企画書やプレスリリースなどは必ず持ち歩いているんですよ。

-犬の散歩の時にもですか?素晴らしい心がけですね。実際にメディアに取り上げられることで実感された変化はありますか?

メディアに取り上げられることによって、まず自分の中身が整理されると思うんです。使命がハッキリするというか。そして、世の中の方へ影響としては、やはり信頼度が増しますよね。実際にお申し込みやお仕事をいただくことが増えます。やはり自分も頑張って発信はしていますが、メディアが取り上げてくれる力の大きさを感じました。

また、成果をPR塾のSlackに報告することも、原動力になります。言語化することは自分へのご褒美ですし、ほかの受講生と大変さを共有することもできますよね。

(朝日ぐんまに掲載された記事)

-Slackも積極的に活用されていたのですね。

はい、皆さんのプレスリリースの添削や、成果報告を観ることで、数多くのデータを得ることができるのもすごく勉強になります。

スラックでつながった受講生の方とご縁で、ラジオ出演が決まったこともあって、こういった出会いもありがたいと思いました。

「笑い」×PRで幸せな人を増やしたい

-今後叶えたい夢はありますか?

抽象的な夢としては、自分自身、生きるか死ぬかのつらい思いをしたことが何度もあるので、つらい思いをしている人を救える人たちを、もっともっと世の中に増やせるような、一人ひとりの幸福度を上げるためのPRをしていきたいです。

数字的には、まず会社を一億円規模にしたいと思っています。

明日死んでも悔いはないくらいの気持ちで、意味のあることをやりたい。私や私の会社に出会ってくださった方が、それをきっかけに売り上げをあげて家族に貢献できるとか、叶えたかった目的を達成して、人生が開けていくとか、その人に喜んでもらえることがしたいんです。そのツールとして「笑い」があります。笑いは目の前の人を変えることができるので。

あとは、全国紙やテレビでタレント性がある「笑い先生」としての地位も獲得していきたい。欲張りですかね(笑)PR塾で学ぶことで、さまざまな活動が点から線で繋がって、面になった感覚なんです。

-すべての活動は、根底にある「笑い」で繋がっているのですね。最後に、入塾を迷う方へメッセージをお願いします。

未経験の世界に足を踏み入れるのは不安だと思いますが、興味を持った時点でもうスタートしているんです。不安を持つことは悪いことではないので、他と比べるなどして不安な部分への答えを探してみると良いかもしれません。

PR塾は、講師の皆さんが本当に一人ひとりを思って言葉をかけてくれますし、サポート力が素晴らしい。講師も受講生もニックネームで呼び合うやり方からして、利他というか、その人をしっかり見るという心の現れだと思います。

私も迷ったけれど、選んでよかったというのが真意なので自信を持ってお勧めします。

「今」の行動が、来年、再来年のあなたをつくります。時間=命なので、迷っている時間はもったいないですよ。ぜひ仲間になりましょう!

-ありがとうございました。左右田さんならではの「笑い」×PRプロデュース、これからのご活躍も楽しみにしております。

※2022年10月21日取材当時の情報です。