受講生インタビュー

PR塾受講中に結婚、引っ越し、独立-企業のブランドマネージャーから自分自身のブランド立ち上げへ―鈴木咲絵さん 

鈴木咲絵さん

受講生の鈴木咲絵さんは、薬局のプライベートブランドのブランドマネージャーとして、発足して間もないブランドの認知拡大のために、PR塾に入塾しました。数々のメディア掲載を獲得しましたが、最近夢に向かって一歩踏み出したそうです。PRを学んでからの今後の展開や、広告代理店出身だからこそわかるPRの魅力なども聞かせてくれました。

Profile

大手広告代理店にてWEB広告営業兼ディレクターを務めた後、食品・化粧品・薬局事業のマーケティング・PR・広報業務、新規事業立ち上げに携わる。2022年に独立し、福岡へ移住。「事業を成長させるコミュニケーション設計」をモットーにPRマーケティング支援を行う。

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YOUTRUST

コロナ禍で広告の予算が大幅減 PRに力を入れるためにPR塾へ

―鈴木さん、まずは今のお仕事について聞かせてください

少し前まで薬局のプライベートブランドのブランドマネージャーをしていました。最近独立したんです。自分で行いたい事業があるので、その準備とPRを行っています。

―薬局の本部のお仕事は退職されたのですね。

そうなんです。実は、仕事だけではなくプライベートにも変化がありました。今年2月に結婚し、4月に埼玉から九州に引っ越しました。

おめでとうございます。では、最初に数々の掲載を獲得された薬局のプライベートブランドのお仕事について教えていただけますか?

はい。「病気になる前から、不調をケアする」というブランドコンセプトでスキンケア商品やお茶を開発、販売していたのですが、その中で私はブランドマネージャーとして、マーケティングや広報、PR、SNS、広告を担当していました。

―さまざまなことをされていたのですね。

そうですね。私を含め6名の小さなチームでブランドに関わる全ての業務をしていたので、広く担当していました。実は、コロナ禍で広告予算が大幅に削減されたことをきっかけに、PRに力を入れることになったんです。私個人のPR力が試される局面になり、なんとか力をつけたくてPR塾に入塾しました。

―そうだったんですね。その結果、様々なwebメディアや女性誌に掲載されましたね。

はい。昨年12月に新商品が発売された時に少し予算を頂けたので、PR広告等、一連のプロモーションを計画しました。PR施策の1つとしてメディア向けの新商品発表のイベントも開催したんです。私は企画が得意なので、苦手な部分は他の方々と協力しました。コラボ商品だったため、提携先企業の担当の方や、女性誌にネットワークのある、個人でPRをしている方にも協力してもらったところ、希望の女性誌に掲載され、web版からYahoo!ニュースやスマートニュースに転載され、大きな反響がありました。

「LEE」掲載
「LEE」掲載

メディア向けにイベントを企画 掲載記事の反響が大きく売上に直結

―企画があたったのですね。

とくにYahoo!ニュースはたくさんの方が見てくださり、150件以上ものポジティブなコメントがついたんです。しかも掲載後、ECサイトの売上が爆発的に伸びたんです。

―それはすごいですね。

PRの力を初めて実感しました。薬局に勤務する以前も、大手のメーカー数社でマーケティングの仕事をしていたので、PRも経験がありました。それらの企業は知名度も予算もあったので、外部のPR会社に実働を委託していたんです。私自身は全体の企画を行っていて、直接メディアアプローチをすることはほとんどありませんでした。その頃は、PRが直接売上に結び付いたという経験はなかったです。

―さまざまなお仕事をされてきたのですね。

元々は広告代理店に勤務していたので、広告の知識にPR塾で学んだメディアPRとSNSを掛け合わせて施策を行ったことで、成果を出すことができました。

―PRと広告の違いはどんな点でしょうか?

広告はお金をかければ露出できますが、PRはメディアに掲載いただかないと露出すらできない。難しさはありますが、実際に購入につながるのは、PRからのメディア掲載だと感じます。またPRは、最終的に届けたいお客様とメディア双方の気持ちを汲み取って行うので、人間力が勝負の仕事だと思います。その点が面白いところでもあります。

―人間力ですか?

大手で経験した仕事とは異なり、薬局ブランドでのPRは、メディアアプローチもInstagramでインフルエンサーにコンタクトをとることも、SNSでのファンの方とのやり取りも、全部自分たちで行っていました。すべて相手の気持ちを汲み取ってサーブとして言葉を紡ぎ、関係性を深めたという体験です。でも私、本当はコミュニケーションが苦手なんです。PR塾の本講義で他の受講生の方たちとアウトプットをするのも苦手だし、メディアの方に電話をするなんて、以前は考えられませんでした。今回は、仲間とお互いに勇気づけ合いながら、一緒に行動したからこそうまくいったと思っています。いろいろな人にブランドで作り出したい未来を話す中で、人をつないでいただくことも多々ありました。思いを伝えていくためには、苦手だからと避けずにコミュニケーションをしていくことが大切だと思いました。

―コミュニケーションが苦手でもPRはできるんですね。

このブランドを通してたくさんの人の健康をつくり出したいという思いが強く、覚悟を決めて行動しました。SNSでもファンの方との双方向のコミュニケーションが必要だと分かり、苦手を乗り越えて行った結果、予想以上の結果が出せました。

「日経スタイル」掲載
「日経スタイル」掲載

時間の自由がきくフリーランスなら事業の立ち上げと両立が可能

―会社の売上にも貢献され、惜しまれたと思いますが、独立することにした理由は何ですか?

立ち上げたい事業があるので、会社員として仕事をしているとどうしても自分の事業にかけられる時間が少なくなると思ったんです。今、2社からPR案件のお話をいただいているので、企業のPRサポートをしつつ自分の事業の立ち上げをする予定です。

―もう既にクライアントさんがいらっしゃるんですね。

独立前から将来のビジョンを話していたら、頂けたお仕事なんです。とても熱い思いを持っている企業なので、PRでサポートできるのがとても楽しみです。

―新生活、楽しみですね!少しPR塾についても聞かせてください。PR塾で気に入っていただけている点はどんなことでしょうか?

PR塾が実践型の講座で、まさに「OJT式」という点がいいと思っています。本講義内でリリースや資料などが作れ、ブレイクアウトルーム(Zoomで少人数の部屋)でその場でフィードバックがもらえる点も嬉しいです。そして、笹木郁乃さんのお仕事にかける姿勢が好きです。社名のLITAにあるように、人に提供し貢献していく素敵な方だと思います。

―ありがとうございます。では、最後に鈴木さんの目標や夢を聞かせてください。

企業のマーケティングやPRサポートに加え自分の事業を立ち上げることです。やりたい事業というのは、1食に必要な栄養素を摂れる完全栄養食の開発と販売です。実は私、広告代理店で働いていた時に過労で体調を崩し、流動食しか食べられなくなった時期がありました。唯一食べられた栄養のあるものが、ドロドロに煮込んだカレーだけだったんです。その時に、「必要な栄養を満たしていて、手軽に摂れるレトルト食品があればいいのに」と思いました。6年ほど考えていましたが昨年、「この事業を通して、誰もが健康で自己実現に向かえる社会をつくろう」と決意し、動き始めました。

―そのようなご経験があったのですね。

はい。もうひとつは、フリーランスとしてマーケティングやPRで企業をサポートすることです。思いのある人や企業が世の中に出ていくお手伝いをしたいと考えています。

―PRは、ご自身の事業にも使えるテクニックですね。

そうなんです。これまでは、既に立ち上がっているブランドのPRを行っていましたが、もしブランド構築時にPRの考え方を取り入れていたら、得られた効果は違ったと思います。自分の事業では、初期の段階から生かしたいと思います。

―夢と希望がいっぱいの鈴木さんの新生活、スタッフ一同応援しています。

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