受講生インタビュー

駐在妻で専業主婦歴15年。起業1年後に株式会社設立、2年目に革新的な抹茶マシン CUZEN MATCHAをメディア常連に ―塚田志乃さん

今回は、OJT式PR塾の受講生、塚田志乃さんにお話を伺いました。

塚田さんはアメリカで先行発売され、ハリウッドセレブたちに人気の抹茶マシンCUZEN MATCHAの日本発売ローンチを自社の株式会社VANSOで受託。ローンチの一環として担っているPRで、32本という多数のメディア掲載を獲得されています。メディア掲載のシャンパンタワーを実感された塚田さんに、PRを含むお仕事のこと、専業主婦から起業した経緯などを熱く語っていただきました。

Profile

広報・PRプロデューサー

株式会社 VANSO 代表

夫の海外赴任に帯同するため、専業主婦となり15年間で8度の引越しを繰り返す転勤妻に。 3人の娘を育てていく上で、まず自分自身が、夫や家族のために自分をないがしろにする母・妻という女性像ではなく、自分で自分の人生をハンドリングする一個人でありたいと考え、起業。 枠にとらわれることなく、新しい価値を創造する人を応援したい!と、まだ組織化する前のひとり経営者やスタートアップ、個人事業主の夢・目標に伴走する株式会社VANSOを設立。

サービスのUSPを言語化し、商品の核を明確にする伴走セッションは1年で100件以上実施。人気の長期伴走サポートは、キャンセル待ちが続く。 情に厚く、献身的なサポートが人気。

Facebook https://www.facebook.com/shino.tsukada

Twitter https://twitter.com/shino_vanso

Cuzen Matcha https://jp.cuzenmatcha.com/

子どもが教える学校 https://kodomosensei.com/

メディア掲載32本(10月半ば現在)!CUZEN MATCHAがメディアのお馴染みに

―塚田さんがPRをされているスタイリッシュな抹茶マシン「CUZEN MATCHA」のメディア掲載は、OJT式PR塾でも話題になっていますが、今どれくらい掲載されているのですか?

明日テレビ朝日の「グッドモーニング」で取り上げられるのですが、先ほど数えたらWebが13本、新聞4本、テレビ8本、雑誌5誌、フリーペーパー1本で取り上げていただいています。

―わー、凄いですね。

「メディア掲載のシャンパンタワーってこういうことね」と感じています。一番最初の掲載は、OJT式PR塾のメディア交流会でプレゼンを行った経済界Webさんです。

CUZEN MATCHAは7月21日に日本で発売を開始したのですが、経済界Webさんにはその大分前、4月に創業者の起業ストーリーにフォーカスした記事を掲載していただきました。そこから最初はWeb媒体が多く、先行予約を開始した6月頃からぐっと新聞やテレビでの掲載が増えました。実は、メディアのほうから取材のご依頼をいただくことが多いんです。

家庭で、ボタン一つで抹茶ドリンクを気軽に楽しめる商品としては他に競合がなく、USPがしっかり立っていることに加え、日本でも抹茶ブームがきていることが追い風になっています。

―凄いですね!CUZEN MATCHAは塚田さんのご主人の会社で製造、販売されているのですね。

はい。夫がまずアメリカで販売を開始した商品になります。アメリカに続き、日本で販売を開始するにあたり、私が立ち上げている法人である株式会社 VANSOで、日本展開を受託することになりました。

私は私の会社、株式会社VANSOとして日本発売のためのローンチなどを担当しています。その一環としてPRも行っています。

―素敵ですね。メディア取材はどのように行われているのですか?

取材は、わたしが取材現場へ抹茶マシンとパソコンを持参し、デモンストレーションを行いながら、ZOOMでアメリカにいる夫と繋ぎ、取材を受けるようにしています。

―ご主人と素晴らしいコンビネーションですね。PR塾で学ばれていることは、どんな風に役立っていますか?

以前プレスリリースを書いたことはあったのですが、こちらが伝えたいことを書いていました。それは今から思えば一方的な宣伝のようなものでした。プレスリリースは、メディアの方たちがほしい情報なんですよね。PR塾に入ってからプレスリリースを書き直したんです。

それと、プレスリリースの一斉配信サイトも利用しているのですが、そこでメディアの方に見つけていただくには、キーワードが大事だということも実感しています。

“MATCHA”とアルファベットで書いても検索に引っかからないんですよ。それを“抹茶”と日本語にしたら、「プレスリリースを見た」とメディアの方からご連絡をいただけるようになりました。

―なるほど。キーワードも大事なんですね。では、ここから少し塚田さんご自身のことも聞かせていただけますか?

専業主婦時代の塚田さんとお子さんたち
専業主婦時代の塚田さんとお子さんたち

海外在住に帯同する専業主婦から起業。1年で株式会社に

私は、昨年(2020年)VANSOという、個人事業主さんや一人ビジネスをされている方に、コンサルではなく実働を行い伴走する事業で会社を立ち上げました。2019年までは、夫の転勤で日本やアメリカの様々な場所に引っ越しばかりで15年間専業主婦だったんです。

―15年間専業主婦をされていて、2年前に日本に帰国、すぐに起業されて1年後には法人に、ということですね?

はい。そうです。引っ越したら、まずは子どもが環境に慣れるのが一番大事。やっと落ち着いて自分のことを、という時にまた、転勤で…。自分のことが全くできないフラストレーションや、住む場所も選べない無力な自分にずっと腹立ちを感じていたんです。

―そうでしたか。ご主人の転勤が多いとご家族も大変なんですね。でも15年の専業主婦時代を経て起業され、すぐに会社にまでされたなんて凄いですね。

2019年は大きな変化の年でした。それまでサラリーマンだった夫も退職をし起業。私も、アメリカから帰国したタイミングでやりたいことで起業をすると決めました。

ただ、最初は何がやりたいか、何ができるかは分からなかったんです。起業塾に入り、周りの起業家の方たちを見ていて、私には突き抜けた才能や強烈な個性はない。でもオールラウンダーとして、全体を見回して今なにが必要か?を判断して、臨機応変に対応できる強みや、メンタル的に安定している強みがあると分かったんです。

それまでは、15年間続いた専業主婦時代は、ブランクだと思っていたんですね。でも振り返ってみると私は、夫や子どもたちにずっと伴走してきていました。ブランクなんかじゃなかったんです。度重なる転居、しかも海外赴任を何度も繰り返すうちに、環境の変化に適応する能力も高まったし、どこでもやっていけるコミュニケーション力も上がったと思います。

そんな強みを活かして、一人で多くのことを対応しなくてはならず、不安を抱えていたり、猫の手も借りたいひとり経営者さんに伴走するサービスを提供しようとVANSO=伴走業を始めました。

―熱い想いがあっての事業なのですね。

はい。コンサルではなく、一緒に中に入って実働をさせていただいています。コミュニティーの立ち上げをしたり、必要であれば事務作業などのタスクもしますし。クライアント様に必要なことを見つけて行っていますね。

一人で事業をされていると、 どうしても目先の課題に意識がいってしまいがちなので、「なんのためにこのビジネスをするのか?」の根っこの部分や、中長期のロードマップを定期的に確認できるよう視点をふるのも伴走者の大切な役割だと思っています。

しっかり関わらせていただくだけに、クライアント様は、私が共感できる事業をされている方と決めています。

―起業家さんたちにとっては、とても心強いですね!そんな中でPR塾のことはどのように見つけてくださったのですか?

もともと私は、大手飲料メーカーで宣伝や広報の仕事をしていたので、メディアの力を使ってできること を、比較的理解していたと思います 。

とはいえ、多くの広告費を使っている大手企業と個人事業やスタートアップではメディアからの扱いや、社会認知度が大きく違いますよね。  特に起業家さんたちは最初はSNSやHPを立ち上げてWebマーケティングから頑張られるのですが、どうしても立ち上がりがゆっくりなんですよね。

そしてSNSだけでずっとやっていくには、ジレンマを感じていました。私も自分が共感できる事業のサポートをしているので、クライアント様の想いを多くの方に早く届けたくて。どのようにもっと貢献できるか考えていた時に、郁乃さんの発信を見て、入塾を決めました。

―クライアントさんにさらに貢献するためにPR塾に入られた、素晴らしいです。PR塾で具体的に気に入ってくださっている点はどんなところでしょうか?

一つは横の繋がりができたことです。PR塾の仲間って皆さん自立されている方々ばかりですよね。それぞれに走っていて。やるべきこと、行動をおこしていて、馴れ合いな関係性は全くないけれど、実績が出たら一緒に喜び合うし、フラットな関係性で、応援しあえ 誰かのためにと情報も出すし、ポジティブオーラが出ている人が多いと思っています。

そして郁乃さんの経営者としての在り方。利他(LITA)の精神そのもので、人としての在り方が素敵だなと思っています。私たち受講生のことをいつも一番に考えてくださっている……。

サポート体制も素晴らしくて、サポートの皆さんのチームワークの作り方も素晴らしいと。受講生のためにと熱い気持ちでPR塾を運営され、構築しようとされている姿に感動しますね。

塚田さんが株式会社VANSOでPRするCUZEN MATCHA
塚田さんが株式会社VANSOでPRするCUZEN MATCHA

より大きな貢献ができるディレクション業に進みたい!

―ありがとうございます。塚田さんの今後の目標をお聞かせください。

会社をチーム化して、クライアント様たちにもっと貢献できるようにしたいですね。私は人とコミュニケーションをとって、ヒアリングをするのが得意なんです。私が全体を見まわしてディレクションの仕事をし、何名か一緒に実働してくださる方がいればもっと大きな貢献ができると思っています。

事業の立ち上げ直後からお手伝いさせていただいているクライアント様で、10代の子どもたちにプレゼンテーションを教えている方がいらっしゃいます。

オンラインでプレゼン講座をし、そこで作り上げたプレゼンテーションを、集まった大人に発表する「子どもが教える学校」という活動なんですが。 最初は 人前で発表するのが苦手だった子どもでも、講座を受けていくに従って、楽しく 自分のテーマについて、自分の言葉で 話せるようになるんです。

たった1ヶ月ほどの取り組みで、子どもたちは大きな成長をとげる。毎期、わたしは感動で涙してばかりの素敵な学びなんです。その方が10月23日に「 10歳から知っておきたい 魔法の伝え方」という、相手に伝わる伝え方のコツが詰まった本を出版したので、その出版PRを頑張りたいですね。

それと、CUZEN MATCHAも 新たな取り組みや、新商品発売などが控えているので、メディアアプローチもしていきます。

―ありがとうございました。

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