建設会社の広報立ち上げ。就業時間が限られたパートでもメディア掲載4件獲得-矢野成未さん
今回は、OJT式PR塾受講生の矢野成未さんにお話を伺いました。矢野さんは、福岡県北九州市の建設会社に広報として勤務されています。3人のお子さんがいらっしゃりパートでお仕事をされているにも関わらず、2枚のプレスリリースでテレビと新聞の取材を4つも獲得されました。今後も活躍が期待される矢野さんが、掲載に至った経緯などを聞かせてくださいました。
Profile
福岡県北九州市の株式会社重永建設の広報担当。
同社で以前は経理を担当していたが、立ち上げから広報を担当する。PR塾受講後すぐに書いたプレスリリースで2件のメディアに取材される。その後もう1枚のプレスリリースでさらに2件の取材を獲得。
プライベートでは、2歳4歳6歳の3人のお子さんのママ。育児と仕事の両立に励む。
重永建設HP https://www.select-home.net/
重永建設Facebook https://www.facebook.com/shigenaga.kensetsu
重永建設Instagram https://www.instagram.com/select_home/?hl=ja
勤務先の代表取締役も元受講生
―矢野さんは、建設会社で広報のお仕事をされているのですね。お仕事についてお聞かせください。
はい。福岡県北九州市の重永建設という建設会社で広報のお仕事をしています。代表取締役は女性で、10名の社員のうち6名が女性というちょっと珍しい建設会社なんです。
―確かに、建設会社のイメージでは男性が多そうですよね。代表取締役の重永さんは、PR塾の元受講生だったと伺いました。
はい。2020年の7月頃に、3カ月のPR塾を受講していました。(現在は1年間のOJT式PR塾のみ開講)私が産休後広報として会社に戻ることになり、代表取締役がPR塾を卒業したタイミングで今度は私がOJT式PR塾に入りました。
PRというスキルを身に付ければ、困ることはないから、と
―重永様からは、どんなふうに入塾を勧められたのですか?
女性って、出産や育児でキャリアが切れる場合が多いじゃないですか?だから、「成未さん自身、スキルを身に付けることを大事にしたほうがいいんじゃない?PRを身に付けて実績があったら、この先何があっても困ることはないから」とおっしゃられました。会社のため、というより私のためを思ってくださって。
―とても素敵な方ですね。
はい。とても有難いです。広報も私が入る前はなかったんですよ。代表取締役が営業の方と少ししていたくらいで…。私は産休前は経理として仕事をしていたんです。
―そうだったんですね。広報立ち上げとして、最初は不安がありましたか?
不安はありませんでした。でも広報の仕事について全く分からなくて…。プレスリリースという言葉も知りませんでした。知っていたのはインスタやFacebookの運用くらいです。未経験でとにかく何をしたらいいのか分からなかったのですが、素敵な会社なので、とにかく頑張ろうかな、と思いました。
―矢野さんには小さいお子さんが3人いらっしゃるのですよね?
はい、6年間で3回出産し、今一番下が2歳です。
―まだ小さいですね。
はい。だからPRの勉強を家でするということがまだできず、平日昼間に行われる本講義を仕事時間に受けさせていただいています。
―それはいいですね。集中して学べますね。そして書かれたプレスリリースで取材を獲得されたのですね?
PR塾に入る前に1枚プレスリリースを書いたのですが、それからは取材は獲得できなかったのですが、12月に書いたもので西日本新聞、J:COMチャンネル北九州に取材いただき、2月に読売新聞に掲載され、RKBの地方番組「タダイマ」で放送されました。
2枚のプレスリリースで取材4件獲得
―OJT式PR塾に入られて書いた2枚のプレスリリースで、取材を4つも獲得されたのですね。
テレビ番組「タダイマ」では、結構大きく扱っていただけたんです。弊社ではモデルハウスを提供して「パセージ」という子育て講座を開催しています。アドラー心理学に基づいた子育て教室なのですが、2枚ともこの「パセージ」についてプレスリリースを書きました。
―アドラー心理学はとても話題になりましたよね。子育てにも活かせるとは。面白そう!
私も受けたのですが、子育てに対する考えがガラッと変わりました。褒める代わりに勇気づけ、叱らない子育てです。
―建設会社さんがこんな子育て教室を開催されるなんて、意外です。
そうなんです。今はあいにく新型コロナウィルスの件で中止になっていますが、また開催する予定です。
開催されたらまた掲載されそうですね。ところで取材を獲得できたプレスリリースと、入塾される前に書かれたプレスリリースで、変えた点はありますか?
PR塾で習ったように封筒に記者さんの宛名まで書くようにしました。
―なるほど。詳しく調べて宛名を書かれたのですね。プレスリリースを書くのはどうですか?
私はもともと文章を書くのが苦手なんです。大勢の前で話すのもですが、表現するのが苦手。でもプレスリリースのひな型があったので、思ったより簡単に書けました。送付する前に、佳世さんに添削をしてもらって、コメントを頂いたとおりに変えました。添削が本当に勉強になると思います。文章の作り方や、表現の仕方が分かりました。
―PRのお仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
メディアの方から取材の依頼がきたとき、とても嬉しくて涙が出そうでした!やったらやった分だけ成果が見えるのがPRの好きなところです。成果がちゃんと出るというのがPR塾の凄いところだと思います。成果が出る講座って凄いですよね。
―PRのお仕事はお勧めできますか?
在宅でもできるお仕事だと思います。私は女性が多い環境で仕事をしているので恵まれていますが、子どもが小さいうちは、すぐ風邪をひいたりして働くお母さんは大変ですよね。家でお仕事をできたらそういう場合に安心だし、子どもが学校に行きだしてからも自宅で「おかえり」と迎えてあげられることができるのがいいな、と。
―矢野さん自身でもPRを学んでお仕事にされて、変化はありましたか?
私はずっと雇ってもらう人だと思っていましたが、PRを身に付けたら在宅で自分でもできそう、と自信になりました。
―今後の具体的な目標などはありますか?
今年の初めに立てた会社の目標が「メディア5社に取材される」というものでしたが、もっといけそう、と感じています。今年は創立50周年記念で様々なイベントを企画しています。地域貢献を掲げたイベントも多くて、「幼稚園に芝生をひく」とか。子育て講座以外のプレスリリースも書いて、取材を獲得したいです。
―本当、もっと獲得できそうですね。頑張ってください!