受講生インタビュー

広報PR専門の中小企業診断士として、セミナー登壇や専門誌で連載獲得―米澤智子さん

地方銀行時代の悔しい経験から中小企業診断士の資格を取得。転職にも成功し、やりがいのある仕事に就けたものの、不妊治療との両立に悩み続け、「独立」の道を選択。妊娠中にPR塾に出会い、入塾翌月にはYahoo!ニュースなど3件の取材獲得。現在は「広報PR」の支援ができる中小企業診断士として、セミナーに登壇したり、専門誌で連載もスタート。新たな支援領域を獲得した米澤さんに、PR塾に出会ってからのご自身の変化を中心に伺いました。 

PROFILE

 中小企業・フリーランス専門PRプロデューサー/中小企業診断士 

大卒後地方銀行入行。融資先の中小企業に何もアドバイスができなかった経験から中小企業診断士の資格取得を決意。平均合格率4%の試験を勉強期間1年で2016年に一発合格。

東京都の公的支援機関勤務時は、商店街の小さなお店や町工場の経営支援に累計約200件従事したほか、約50社が出展する展示会の運営業務にも携わり、約1,800人の来場者を記録。

中小企業診断士として独立後は、ソーシャル・ビジネスを中心とした小規模事業者の事業計画策定・広報PRをサポートするほか、経営者インタビュアーとしてビジネスメディア向け記事執筆にも携わる。 

URL

HP:https://progettista.biz/

Facebook:https://www.facebook.com/otakiyaki

本屋うさぎ道インスタグラム https://www.instagram.com/librairie_lapin/

(商工会議所で実施したセミナーの様子)

不妊治療とキャリアを両立させるために独立を決意

‐これまで経験してきたお仕事について教えて下さい。

 大学卒業後、地元の地方銀行に就職しました。主な仕事は中小企業の債権の回収の取り立てで、返済のめどがつかない経営者にお伺いし、融資契約の変更手続きなどをすることが主な仕事でした。思うように利益を上げられず苦しんでいる経営者の方を前にして、経営改善のアドバイスもできず力不足を感じながら数年間を過ごしました。

 その後本部へ異動になったあとも、中小企業の経営改善のお手伝いができるようになりたいとの思いは消えず、2016年に中小企業診断士の資格を取りました。

 資格取得後は東京都の公的支援機関に転職し、そこで、念願だった商店街の小さなお店の経営支援に携わり、充実した日々を過ごしていました。また、副業で中小企業経営者のインタビューライターとしての活動も開始し、これまで20記事以上の執筆実績があります。

 しかし、プライベートではその頃から不妊治療を始めたんですが、通院や治療の影響による体調不良で仕事を度々休まざるを得なくなり、両立に困難を感じて退職しました。その後別の企業に転職したのですが、そこでも治療との両立が難しく、「働き方を根本から見直そう」と、2021年9月1日に中小企業診断士として独立しました。しかし、その後ほどなく妊娠がわかり、独立したものの、「出産したら仕事はどうしよう」と悩んでいましたね。

‐PR塾のことはどこで知ったのですか?

 ほんとうに偶然でした。妊娠中、いつも行く本屋さんで、たまたま笹木さんの著書を目にしたんです。それまで「PRはメディアと交流がある特別な人ができる仕事」と思っていました。でも本を読んで、「PRはメディアとの人脈がなくてもできる」「PRには効率的なやり方がある」と知り、これは、私が中小企業診断士として支援している中小企業のみなさんに役立つものだと直感しました。中小企業の経営者の方々から日々ご相談を受ける中で、ほぼすべての企業が何かしら「広報PR」に課題があることも感じていましたので、これから中小企業診断士としての支援軸を「広報PRにしよう」と決意しました。

‐入塾の一番の決め手になったのは何でしたか?

 PRという仕事が収入の柱となり得ると感じられたことです。私は中小企業診断士として独立したものの、当時は定期収入につながる案件が1つしかありませんでした。また、入金までのサイクルが長い仕事が多いことなどもあって、確実に定期的な収入につながる事業の軸をどうしようか、ちょうど悩んでいたのです。産後はしばらく仕事ができないので、その期間になにか勉強できることを探していたところでもありました。PR塾は、その点動画で学べて、産休中の時間を有意義に使えると思いました。

(うさぎ本だけ集めた1棚本屋「本屋うさぎ道」)

メディア視点を素早くとらえ、入塾2ヵ月目にメディア取材3件獲得!

‐PR塾に実際に入ってみて印象はいかがでしたか?

  モチベーションが高い人が多く、せっかくPR塾を受講しているのだから、受講中にメディア掲載を獲得したいと思いました。添削に出されている皆さんのプレスリリースやアドバイスを見ることで、自分が書くリリースやメディアアプローチの参考にもなり、講義以上に学びが多いですね。 

‐PR塾でお伝えしている「メディア視点」をとらえたプレスリリース作成のポイントを、すぐに理解いただけたのですね。

 メディアアプローチで作成する「プレスリリース」や「企画書」ですが、作り方が中小企業診断士として作成支援をしている「事業計画」の作り方と同じなんです。

 事業計画は、融資や補助金申請といったシーンで作成します。作り方は、まず事業の概要を端的に述べて、何をする事業なのかを説明します。その後は社会情勢やマーケットなどを説明し、その事業がマーケットとしてふさわしいということを証明します。また、その事業が他の類似事業とどう違うのかといった差別化要因もいれます。

 PR塾の講義でも、プレスリリースや企画書をつくる視点として「社会性が大事!」と繰り返し教わっています。特に社会情勢については、中小企業診断士として、官公庁が出した白書など公的なデータを探してくることが多いので、これもプレスリリースや企画書での「社会性」との結びつけづくりに役立っています。差別化要因は、まさにPR塾で度々でてくる「USP」そのものです。

 PR塾の講義を聞いて「そうか、事業計画と同じように書けばいいんだ」と気づいたので、プレスリリースや企画書づくりはすごく難しいように感じていましたけれど、未経験の私でもできそう!と思いました。

 ただ、私がつくるリリースは、どうしても事業計画のように固い説明になりがちなので、Slackでの添削では、もっと端的に説明すべきところや、私が気がつかなかった切り口・タイトルのキーワード選びを助けていただき、大変役立っています。

‐2月に入塾。5月には出産も控える中、成果につなげるために、どんな工夫をされましたか?

 出産前後は体調の急変や育児に備えて、お金を頂いてクライアントの支援をすることはいったんお休みしようと決めていました。なので、まずは自分が趣味でやっているうさぎ本専門の本屋「本屋うさぎ道」を、PR塾で学んだ内容のアウトプットの場として活用してみることにしました。

  まず、PR塾の授業コンテンツを見ながら学習し、ちょっとした悩みでもSlackで質問し、アドバイスをもとにすぐ動いてみようと心がけました。毎月の本講義での学びも、できるだけアウトプットしようと決め、例えば「本屋うさぎ道」や自分自身のSNSのプロフィールを講義の内容を反映して変えてみたり、発信内容を工夫したり。出版するつもりはなくても「自分がもし出版したら、どんな本をつくろう?」と考え、出版企画書を架空で書いて添削してもらったりしました。

‐「本屋うさぎ道」では、すぐに取材を獲得されておりますね!

 3月3日が「うさぎの日(非公式)」であることを知ったことで、その前日の、3月2日にイベントを開催することにしました。ニュースリリースを10件送り、結果3件のメディアに取材してもらい、すべて掲載いただきました。webニュース2件はどちらもYahoo!ニュースに転載され、そのおかげもあって、インスタグラムのフォロワーが7倍近くに増えました。Twitterも、それまでは数十人くらいだったんですが、今では600人近くの方がフォローしてくれるようになりました。

 「本屋うさぎ道」は、ただただ「うさぎが好き」という気持ちでやっていたお店ですが、メディアに掲載された後は、日時を予約して遠方からお越し下さる方も増え、「来店しました」とInstagramやTwitterでシェアいただけることもあります。うさぎのイラストレーターさんと交流がはじまるなど、社会の課題解決とまではいかないかもしれないけれど、「誰かの役に立てているんだな」と実感する日々です。      

 メディアにタイムリーに取材してもらえたことで、「うさぎの本屋、といえば“本屋うさぎ道”」というブランディングもできつつあるのが嬉しいです。また、この取材獲得をきっかけに他の取材依頼にもつながりつつあり、PR塾で教わった「シャンパンタワー」の効果を実感しています。

(商工会議所で実施したセミナーの様子)

セミナー講師として登壇、専門誌で連載もスタート!

‐米澤さんご自身のご活動も、講師としてセミナーに登壇されたり、専門誌での連載も始まるなど、どんどん広がっておりますね!

 ありがとうございます。中小企業診断士としては商工会議所でSDGsと広報PRに関するセミナー講師を務めました。このセミナーもプレスリリースを送った結果、webメディア「BizHint」に取材をいただき、セミナーレポートとして公開されました。また、中小企業診断士向け専門誌で、SDGsと広報PRをテーマに連載が決まったところです。

Facebookでも「PR塾で学んでいる」という発信を続けたところ、PRに関する相談をいただけるようにもなりました。 

‐PR塾に入って一番変わったのはどんなことですか?

「米澤さん=PRが専門」というブランディングにつながっていると感じます。

 私のこれまでのキャリアは、銀行・公的機関・投資型クラウドファンディング会社です。これだけ見ると「お金周りに強い人」というイメージがあったのか、入塾前は補助金支援など数字づくりに関する支援のご相談をいただくことが多かったです。

 私自身も「米澤さんといえば●●」といったような、軸となるジャンルも自分の中で定まっていなかったことから、ご相談いただく案件も様々でした。

 

 しかし、私がやりたいことは「まだ世の中に知られていない中小企業の素晴らしい商品・サービスを世に広めること」です。また、私が得意なことは「その商品・サービスの素晴らしさを、それを知らない人にわかりやすく説明する」ことです。

 PR塾に入塾して、改めて自分のやりたいことと得意なことをかけ合わせると、私が最も提供価値が高くなるのはPRだということに気づきました。

 PR塾で学んだことを活かし、PR塾での学びや掲載実績などのSNS発信を続けることで、「中小企業診断士の資格を持つPRの人」としてブランディングができ、仕事でご相談いただく内容がPRに関することに変わったのが一番大きな変化です。

 私がやりたいことと得意なことを掛け合わすことができる領域を見つけたことで、仕事も楽しくやることができ、またお客様へご提供できる価値も高くなったと思います。

 また、「PRプロデュ―サーとしての仕事獲得」の講義で「期待値をあげていく」と学んでから、私の中のマインドが大きく変わりました。それまでは、自分の経験の少なさから自信がないようにお客様にお話することもあったのですが、それはお客様に対して失礼だと、大きな気づきを得ました。もちろん、お客様からの期待以上の価値をご提供し、自分も成長をしていかないといけないですけど、それからは臆さずPRできるようになってきて、仕事にもつながっていると感じています。

(「本屋うさぎ道」が入居するブックマンション「LOCAL BOOK STORE kita.」)

‐今後叶えたい夢は何ですか?

 PRでSDGsに貢献することです。中小企業はすばらしい技術や商品・サービスを持っているのに、世の中に知られているのはごくわずかです。また、中小企業は地元の雇用を生むという点やその商品・サービスでSDGsにも貢献しているものの、発信の仕方がわからない、また発信できる人がいないという悩みを多く抱えています。SDGsに貢献している良い商品・サービスがもっとPRの力で認知度をあげることができれば、より良い社会の実現にもつながると信じています。

 ‐そのために、事業はまもなく法人化されるそうですね。

 はい。11月の会社設立に向けて今、準備の真っ最中です。社名として予定している「social impact PR」はPRのチカラで社会を良くする、インパクトを生むような商品・サービスの力になりたいという思いを込めています。

‐最後に、今、PR塾へ入ろうか迷っている方へ声をかけるとしたらどんなことを伝えたいですか? 

「迷っている時間がもったいないです!」とお伝えしたいですね。PRはどの業種にも活きるスキルです。PRを学ぶことで、自分が想像を超えるような成長ができるかもしれません。

 -ありがとうございました!米澤さんのこれからのご活躍を楽しみにしております!

※2022年9月29日取材当時の情報です。