受講生インタビュー

憧れの日経新聞にも掲載獲得!1858年創業の食品原料卸会社でBtoC向けの自社ブランドの立ち上げをきっかけにPRに関心をもちPR塾へ-中村拓さん

本日のゲストは山形県の食品卸会社の7代目、中村拓さんです。中村さんは、1858年創業という老舗の会社で、自社商品を開発、ブランドを立ち上げるにあたりPRの必要性を感じて入塾。かねてから掲載されたいと思っていた日経新聞にも掲載されました。卒業後も役立っているPR塾での学びについて語っていただきました。

-Profile-

(株)豊田自動織機勤務を経て、2013年に(株)丸太中村の取締役営業企画室長に就任。自社商品を開発、販売開始し、BtoBの老舗食品卸会社に新風を吹き込む7代目。

山形県山形市に1858年(安政5年)創業の(株)丸太中村 7代目。

2013年前に取締役営業企画室長に就任。

2020年秋、自社ブランド「美糖舎」を立ち上げる。「『原材料にこだわる』ライフスタイルを作る」をコンセプトに、食品卸会社として培ってきた知識と経験を消費に直接届けられるように。オリゴ糖、ほうじ茶やジャスミンティーなどの商品を提供。

(株)丸太中村  https://maruta-nakamura.co.jp/

美糖舎ショップ  https://bitoya.shop/

美糖舎楽天ショップ  https://www.rakuten.ne.jp/gold/marutanakamura/

BtoBのみからBtoCへと事業拡大の際、PRが必須と実感!

―中村さんは、前職の頃からPRについてご存知でしたか?

いいえ。豊田自動織機はBtoBでしたから、PRの必要性を感じていなかったんです。

―丸太中村に入られてPRの必要性を感じられたのですか?

いえ。私たちは、食品卸会社なので。卸会社って、PRをしないのが美徳というか、前に出ず目立たないのが美徳という風潮があったんですね。だから最初はPRについては考えていなかったです。

―そうなんですね?!山形さくらんぼテレビ出演、日経新聞掲載などの成果を伺いましたが、PRに力を入れようと思われたきっかけは何でしたか?

2020年秋に自社ブランド「美糖舎」を立ち上げたことですね。これまで企業に砂糖や小麦粉などの食品を卸していましたが、これに加え、私たちが長年培ってきた食品の知識を消費者の方に直接届けられるように、自社商品を開発して、BtoCも始めました。その頃ですね、BtoCという新しいことをするならPRは絶対必要だと思ったのは。

10年前の笹木との出会いが入塾のきっかけ。当時からPRの成果を見ていた!

―なるほど。中村さんはPR塾第15期生でしたが、PR塾はどのように知ったのですか?

実は10年くらい前に、ビジネススクールで笹木郁乃さんと知り合ったんですよ。笹木さんがエアウィーヴでお仕事を始められたころだったかな。笹木さんは、仙台出身で山形大学を卒業されているので、同じ東北出身者として親近感がありましたね。僕もそのころ豊田自動織機に勤務していたので、愛知にいましたし。ビジネススクールの仲間だったころから笹木さんがエアウィーヴのPRで活躍されているのを知っていました。私はPRっていう仕事があるんだな、くらいの知識でしたが。ビジネススクールを卒業してからも、笹木さんのSNSを見ていたので、PR塾のことは知っていましたよ。そんな時に出版された笹木さんの本「0円PR」を読んで、すごく良かったのですぐ申し込みました。

―嬉しいです!PR塾で学ばれて、印象に残った点を教えてください。

笹木さんと一緒に講師をされている、NHKのディレクターだった三木さんが担当されているプレスリリースの書き方と出し方の講義が特に、役立っていますね。その通りにしたら掲載されたので。PR塾のテキストは今でも時々見直して参考にしています。

―お仕事で多忙な中の受講でしたが、講座のスケジュールなどは問題ありませんでしたか?

15期は、コロナの関係で対面とオンラインのハイブリッドでした。私は遠方なのでオンラインで受講していました。仕事の関係でライブで参加できないこともあったのですが、後で動画でしっかり学べたので問題はありませんでしたよ。他の受講生の方々もみんな、自分のサービスや商品を通して社会に貢献したいとう純粋な気持ちで、必死に頑張られている方たちばかりで、刺激になりました。

憧れの日本経済新聞にも掲載!PRでブランドの認知を広め、地域に還元する

―PR塾での一番の学びは何ですか?

最初はPRの仕事について全然知りませんでした。営業の延長みたいなものかな、と。それが、学んだとおりにちゃんとすれば、メディアは取り上げてくれる、ということが分かりました。

PR塾に入っていなかったら、今でも、「―頑張っていれば口コミで広がっていく~」と思っていたかもしれないですね。地元の企業でもプレスリリースを持ち込めるところがあるなんて知らない人が多いです。PRでできることを知っているか知らないかで結果は大きく変わると思いますね。

―中村さんは、山形新聞掲載を皮切りに、山形さくらんぼテレビ「潜入!山形キラリ」という番組でも取り上げられたのですね。

2020年秋に自社ブランドを立ち上げたので、そのお知らせというかたちで最初のプレスリリースを書きました。書いたものを山形市の記者クラブに持って行ったら、山形新聞が取材してくれました。今度はそれを読んだ山形さくらんぼテレビさんが、番組出演のお話をくださって。

―日経新聞にも掲載されたと伺いましたが?

そうなんです!日経新聞は、私が好きな新聞なので絶対掲載されたいと思っていたんですよね。日経新聞の支局が近くにあるので、新商品を発売するタイミングでプレスリリースと商品を支局に持っていきました。

―わぁ、すごい。すぐに反応はありましたか?

いいえ。最初は、新商品の売り込みか、と思ったらしいです。でも話をしていくなかで弊社が安政5年創業の老舗BtoB企業で、今、BtoCの新事業を始めたという話に興味を持ってくださって、「掲載しようか」と言っていただきました。

―新聞やテレビなどメディアに取り上げられたことで変化はありますか?

外部からの目線を感じることで、社員が今までより外向き志向になりましたね。自分たちの商品、サービスで社会にどう貢献できるか、と自然に考えられるようになりました。存在を知られることでモチベーションも上がりました。

―素晴らしいですね!社員全員が、より社会性の意識を持つきっかけになったということですね。今後の目標はありますか?

自社ブランド、美糖舎のコンセプトは、原材料にこだわったライフスタイルの提案です。原材料が良ければ、絶対に美味しいし、生活も快適になります。こういった私たちのブランドが外に出ていって多くの人に知られることで、発祥地の山形も脚光を浴びるんじゃないかと。スターバックスといえばシアトル、私、好きなんですけどスノーピークは新潟県三条市。 我々のブランドが外に出ていくことは絶対地域に還元できることだと思っています。

―最後に、記事を読まれている受講生や、PRに興味のある方にメッセージをお願い致します。

PR塾での学び、例えばプレスリリースやSNSでの発信などの基本的なことをずっと続けていくことが大事です。PRって紙を1枚1枚重ねていくようなものだと思うんですね。1枚1枚継続して重ねていくことで、気が付いたら100枚分の分厚さになる。私たちもブランドの浸透はまだまだこれからです。飽きずに習ったことを続けていくつもりです。

―山形といえば美糖舎と認知され、地元に貢献される日も近い気がします。これからも応援しています。中村さん、ありがとうございました!

 

関連記事

もっと見る