サロンを辞め、子育てしながら9名のチームを束ねるインスタ×PR事業を展開!-加藤みなみさん
今回は、OJT式PR塾受講生の加藤みなみさんにお話を伺いました。加藤さんは、Instagramを使ったビジネスプロデュースにPRを掛け合わせ、PR未経験からクライアントさんを次々と獲得しています。プライベートでは、3人の小さなお子さんを育児中。ご家族に起業を反対され思うように動けない時期もあったそうです。念願だったエステで起業されてからも学びを止めず、常に前進されている加藤さんが、インスタとPRの事業で9名のチームを束ね、活躍されるまでのご経験をお聞かせくださいました。
Profile
美的ビジネスプロデューサー
自身が起業する前に「女性なのに」「育児があるのに」という理由で身内に自由に働く事を反対された経験から。
『夢を叶えたい方や周囲のしがらみの中で前進できない女性の力になりたい』
との思いで、オンラインを活用し多くの女性の夢を実現していくためのビジネスプロデュースやメンタルサポートが大好評。
全国にクライアントを抱え多くの実績者を出している。
愛知県出身。
長男5歳長女3歳次女1歳の34才でエステサロンオーナーとして起業。
2018年サロンオープンから5ヶ月で売り上げ10倍。
サロン開業2年でマーケティングを学びコンサルタントの仕事も開始。
2020年にサロンを閉めてオンラインのみでの活動。
現在は、Instagramを使ったビジネス事業。
・Instagramの運用代行
・Instagramの講座
・メディアPR
・個別コンサル
https://www.instagram.com/minami.kato.salon
https://www.facebook.com/minami.kato02/
https://peraichi.com/landing_pages/view/minamiraiproject/
加藤みなみ 美的ビジネスプロデューサー (@Bi_Mere_aya) / Twitter
エステサロンのオーナーから、Instagramを使ったビジネスプロデュース事業へ
―加藤さんにはInstagramのスペシャリストとして、OJT式PR塾の講義でもコアな情報を皆さんにレクチャーいただいたこともありました。お仕事について、お聞かせください。
Instagramを使ったビジネスプロデュース事業とPRを行っています。現在は3社様と契約して行っています。
―InstagramとPRの掛け合わせですね。Instagramはどのような点が魅力ですか?
私は2018年2月にエステサロンで開業しました。それまではインスタを全く使っていなかったのですが、マーケティングの講座の中でInstagramについても学び、エステサロンのオーナー様に向けたインスタを始めたんです。ちょうどサロンオーナー様へのコンサルのお仕事を始めていたので。
そうしたら、半年でフォロワーも、コンサルのお客様もぐっと増えたんです。インスタだけでその1年で100万円くらいは売上が上がりました。インスタは、ビジネスに使えると自分で体感したんです。
―そうだったんですね。
私がコンサルをした方でも、ゼロから始めて1カ月で25人集客できた方もいます。
―凄いですね。
女性向けのビジネスにはインスタは絶対いいですよ。
―なるほど。インスタ、ビジネスにも利用価値大なのですね。ところで加藤さんは、OJT式PR塾に入られた頃は、エステサロンを経営されながら、エステサロンのオーナー様に対するコンサルも行っていた、ということですね?
そうです。ただ、やはり両方同時にしていくことは難しくて、2020年の12月、PR塾に入ってすぐにサロンは辞めました。
―そうでしたか。
もともと独身の頃にエステサロンに勤務していたことがあったので、独立してエステサロンをオープンしたいと思っていたんですね。開業当初は場所を借りてエステの施術をしていたので、車に折り畳み式のベッドやスチームなどの道具と、当時まだ1歳とか2歳の子供を乗せて通っていました。
―そんなことがあったんですね。PRを学ぼうと思われたきっかけは何だったんですか?
SNSだけでの集客は限界があるのかもしれない、と思ったんです。PRでもっと露出できる、もっと認知を広げられると思いました。何かを変えよう、と思ったタイミングだったんです。「これまでしたことのないメディアPRをしてみたら、私のビジネスはどうなるだろう?」と。
―PR塾のことはご存知だったんですか?
はい。笹木郁乃さんのことは、学んでいたマーケティングの講座の方のお話にも出ていて、大分前から知っていました。
―そうだったんですね。
家族の反対を乗り越えて起業。エステサロンオーナーから夢を叶えたい女性たちを応援するインスタ×PR事業へ
PR塾にはエステサロンのオーナー様に対するコンサルとして、自分を売るために入ったんですよ。でも、PR塾で自分以外の人や企業をPRする方法もあると学んで、「私、人をサポートすること好きかな?」と思って体験してみました。
―なるほど、ご自身のPRから他社さんのPRへ。
そうですね。PR塾に入って一つ分かったのは、経営者の方は忙しくて、インスタの運用の方法を教えてもらうより、誰かに任せたい、と思っていらっしゃる方が多いということです。
インスタのやり方を教える講師の方はたくさんいるのですが、運用の代行をしている人は少ないので、私のポジションはここだ!と思い、この5月から始めました。(取材時9月)
―コツコツと運用するのは大変ですから、任せられたらいいですよね。
はい。それで、私が「ここの会社の運用をしたい!」と思う会社に、メディアPRの仕事も含めて提案しました。
―気になっている会社があったんですね。
はい。地元愛知県で託児所付きのレンタルスペースをされている企業さんなので私自身がとてもお世話になったんです。
「アッチコッカ」さんというのですが、子供が5歳、3歳、1歳と小さくて、一番下の子はまだ保育所にも預けていなかった頃、「アッチコッカ」さんの託児所に預けてレンタルスペースで仕事をしたり、考えたりしていました。あの場所があったから、今の私があると思っていて。もっと多くの方に知ってほしいと思ったんです。
―ご自身が利用者だったんですね。それは説得力があります。
メールをお送りしてすぐに資料を持って提案に行き、契約していただけました。
―この間朝日新聞に掲載されたのは、このレンタルスペースですよね。
そうです!こんなに大きく掲載されたんですよ!(実物を見せていただく)
―おめでとうございます。良かったですね。
ありがとうございます。
実は私は、エステサロンを開業するまで6年くらい、夫と夫の家族に反対されて起業ができなかったんです。もともと独身時代にエステサロンに勤務していたことがあって、独立してサロンをしたいと思っていたのですが。子どもが小さいうちは……と、反対されてできませんでした。
PRを担当させていただいているワーキングスペース「アッチコッカ」さんは、女性も家族に罪悪感を感じることなく、自分らしい仕事ができるように、という想いで始められていて、とても共感していました。
私自身の経験から世の中のジェンダーの問題は痛感していて、変えていきたいと思っています。
一時は事業を辞めようと思ったことも。9名のチームを率いるまでに!
―なるほど、ご家族の反対を乗り越えてのことだったんですね。
はい。朝日新聞には、私も掲載されたのですが、最初は全然そんなつもりはなくて。
代表が取材を受けているときに、「このワーキングスペースを利用されて、実際に変化された女性はいますか?」と記者さんに質問されて、代表から依頼されて私も一緒に取材していただくことになりました。
―加藤さん、適任でしたね。
取材してくださった記者さんとも個人的に繋がることができ、新たなプレスリリースをお送りしたところ、取材してくださりそうな気配です。
―メディアの方とのコンタクトもできてきたんですね。ご家族はどうですか?
今は私の収入が、お小遣いではなく、家計の一部になっていることもあり、今は夫も理解して、応援してくれています。
―ほんとに良かったですね。その後はとんとん拍子に他社さんと契約できたのですか?
インスタで運用の代行しているという投稿をしたら、女性起業家さんからメッセージをいただいて、またお仕事の契約をいただけました。
あとは、趣味程度でときどき投稿しているFacebookからもお仕事の依頼をいただいて、現在進行中の3社を含め、これまで5社と契約していただきました。
―エステサロンオーナーさんのコンサルから、業種関係なくいろんな企業のインスタ運用とPRをされるようになったのですね。
はい。5月に始めた事業ですが、実は3カ月くらいで一時辞めようとおもっていたんです。郁乃さんにもご相談したのですが…。
当時一緒に事業をしていた方が、ご自身のビジネスに注力したいから、と辞めることになってしまったんです。クライアントさんには喜んでいただいていたし、成果も出ていたのですが、私一人では続けられなくて。
―それは大変でしたね。
他の方にもご相談したら、別の人を探せばいいと言っていただいて、声をかけたら思っていた以上に助けてくれる方が現れ、今はデザイナーさんなど私を含めて9人でインスタの運用とメディアPRを行っています。リリースは私が書いています。
―新しい仲間が集まったんですね。
私は、郁乃さんと佳世さんのような関係に憧れていますし、近いうちに事業を会社にして仕事をしていきたいと思っています。
今、業務委託というかたちで繋がっているチームの方もいい方たちなので、もっと深く関わってほしいですし。
一番近くで秘書的な業務をしているのは、妹なんですよ。妹は仕事もあるのですが、私の仕事1本でやっていけるなら、仕事を辞めると言ってくれています。早くそこまで軌道に乗せたいです。
―今後の目標を教えてください。
先ほども言いましたが、郁乃さんと佳世さんのような関係に憧れているので、妹と一緒に事業を法人化し、もっと多くの企業様と長期間の契約して、PRとインスタ運用のお仕事をしていきたいです。
コンサルは今も継続しているのですが、私は契約を引き延ばすのではなく、ある程度できるようになられたら、ご自身で進められるようにサポートを終了しています。せっかく深く関わることができても、そこで終わってしまうのを寂しく感じていたので、PRとインスタの運用ならクライアント様と長い期間関われるという点でも私に合っていると感じます。
6年間、育児のため起業ができなかった間も、セミナーなどで様々なことを学び、講師の方など知り合いを増やしてきました。その頃知り合った方たちにもアピールして契約をとりたいですね。今、一緒に仕事をしてくれるチームもできてきて、「これならできる!」というイメージができています。
―ありがとうございました。
(2021年10月取材当時の内容です)