受講生インタビュー

海外在住で「プロボノ」として活躍 PR塾卒業後もサポートプランを継続-中山雪さん

中山雪さん

中山雪さんは、OJT式PR塾受講中に夫の転勤のためアメリカへ移住。住み慣れない国でお子さん3人の育児をしながら、PR塾卒業後のサポートプランで継続して学び、「プロボノ」として活躍しています。海外にいながら日本とつながり続け、ずっとやりたかったPRに携わる日常について、お話を聞かせてくれました。

※プロボノ…仕事で身につけたスキルや経験を生かして、無償で支援する社会貢献活動のこと

Profile

フリーランスの編集・ライター兼PRプロデューサー。夫の海外転勤帯同のため、2021年8月よりテキサス州・オースティン在住。小5・小2・年少の母。趣味は書道、合唱、スキー。

Instagram

WAKUWAKUのタネ(クライアント)

キャリア戦略カレッジ(クライアント)

読売新聞掲載

嬉しさで震えた初めてのメディア掲載

―中山さんのお仕事についてお聞かせください。

主な仕事は主婦です。現在夫の海外転勤に帯同中で、小5、小2、年少の3人の子育てに追われています。まだこちらに来て6カ月くらいですが、思っていた以上に2言語の環境での子育てに苦戦しています。家族みんなの生活が落ち着くまで、しばらくは「プロボノ」という形で、応援したいプロジェクトの編集、ライティングやPRの活動を続けるつもりです。

―プロボノで、どんなことをされているのですか?

栃木県の女性県議の広報誌の編集や、ワーキングマザーのキャリア支援に力を入れている「キャリア戦略カレッジ」のPRを行なっています。私はこの講座の1期生で、これまでのキャリアの棚卸しをして、今後の働き方を掘り下げられ、同じような悩みを持つ仲間と出会うことができました。3期生の募集からPR(主に集客の仕組み作り、サービスの言語化、LP作り)のお手伝いをして、5期生まで満席にすることができました。当初は私と講師の2名体制だったPRチームにも仲間が増えて、今では私も含めて5名と講師2名で広報プロジェクトを進めています。日本にいた時は、お仕事として有償でPRサポートをさせていただいていたのですが、海外に来てからはボランティアとして関わらせていただいています。

もう1つは、キャリア戦略カレッジの卒業生のプロジェクトである科学実験教室「WAKUWAKUのタネ」のメディアPRです。今後もイベントを開催する時などにお手伝いする予定です。

―科学実験教室について、掲載を獲得されていますね。

PR塾を卒業した翌日の12月1日、クライアントから「東京新聞さんから取材依頼がきた」と連絡をいただきました。日本と時差があるため、朝目覚めて携帯を見たらそんな連絡が入っていて。嬉しさで震えたのは初めてかもしれないです。その後も、読売新聞に大きく掲載されました。

科学実験教室「WAKUWAKUのタネ」という理系のママたちによるイベントのPRをしたのですが、イベント終了後に主催者の女性たちにフォーカスして取材、掲載してくださいました。私が書いたプレスリリースを読んだ時に、「絶対取材して記事にしたい」と思ってくださったそうなんです。

―それは素晴らしいですね。

リリースを書いて、講師の三木佳世子さんに添削してもらったのですが、その時私は「何とか掲載されれば」くらいにしか思っていなかったんです。でも佳世さんが、「もっと主催者の思いが伝わるタイトルにしたほうがいい」とアドバイスをくださり、渾身の思いを込めました。やはり添削してもらうと違った視点が分かり、掲載につながりやすいと思います。

東京新聞掲載

掲載決定にクライアントや仲間とともに歓喜

掲載が決まった時は、クライアントや仲間が自分のことのように喜んでくれたのが本当に嬉しかったです。掲載後、仲間がたくさんSNSでシェアしてくれたこともあり、「WAKUWAKUのタネ」のInstagramアカウントのリーチ数が約18倍になったと聞いて、PRの力を感じました。ご本人たちのつながりから「ミヤラジ」という宇都宮のコミュニティラジオにも出演され、仲間で一丸となってPRに励んでいます。

―みんなで掲載を喜び、その後も盛り上げてくれたんですね。ところで中山さんは、どうしてPRを学ぼうと思ったのですか?

2020年1月に母が急逝し、絶望の淵にいました。その後コロナ禍となり、ライティングのお仕事も減り、世界がどんどん暗転していくような感覚がありました。  でも、母の死を通じて「やれること」だけでなく「やってみたいこと」に挑戦したいと改めて思うようになりました。私は第一子出産後、子どもが一番の宝物だと思って子育て中心の生活をしてきました。「でも、母にとっては、私も宝物だったんだろうな。だったら、私自身がやりたいことに挑戦することも大切なんじゃないかな」と思うようになったんです。広報は、会社員だった時にやってみたかった仕事なんです。

―以前からPR、広報のお仕事に興味があったのですね。

そうなんです。結婚前は、予備校や塾を経営している会社の広報部で働いていて、大学受験情報紙の編集長になった後、広告宣伝物のディレクションをしていました。当時、広報の仕事も自ら希望してやらせてもらっていたんです。好きなサービスを広める広報の仕事はとてもやりがいがあったものの、広報は東京でしかできない仕事だと思っていました。結婚を機に栃木に住むことになると、在宅勤務が可能だったにもかかわらず、在宅では広報として活躍するのは難しいと感じて諦め、退職してフリーランスの編集ライターとして活動していました。

―そんな経緯があったのですね。PR塾はどのように知ったのですか?

PR塾は、2020年春頃に偶然見たFacebookの広告で知りました。笹木郁乃さんが、広報は地方にいても、コネがなくてもできるとおっしゃっていた点に強くひかれ、「可能性を広げるなら今だ!」と思い飛び込みました。

―OJT式PR塾だけではなく、その前の在宅PR塾でも学ばれたんですよね。

PR塾に入る前は、ブランクがあったため自分にまったく自信がなく、在宅PR塾の、未経験者向けの「お仕事コース」からスタートしました。(※現在このコースはありません)実は無料体験を受けたものの、1度見送ったんです。でもどうしても気になって2期の募集の際に思い切って申し込みました。

当時は、3カ月のお仕事コースの後、プロコースで学ぼうと思っていましたが、卒業した時にOJT式PR塾が開校し、3カ月ではなく1年コースになりました。渡米の可能性が見えていたので継続が難しいと思い迷いましたが、お仕事コースを卒業した段階では中途半端だと思い、かといって帰国してからでは遅いと思い、「今しかない」と入塾しました。思いきって入ってよかったと思っています。

PR塾は実力をつけるために必要なことが考え抜かれて作られた講座

―PR塾で気に入った点を教えていただけますか?

5つあります。1つは、PRをしたい人にとって、実力をつけるために必要なことが徹底的に考え抜かれて講座が作られているところです。郁乃さんの成功体験だけに基づいているのではなく、誰でもできるように落とし込まれていると感じます。2つ目は、出し惜しみがないところ。郁乃さんは講義でよくご自身の経験や、「こうしたらこうなった」ということを詳しくお話ししてくれました。3つ目は、常に進化し続けているところ。私たちが利用しやすいように、常に良い変更がなされ進化していると感じます。4つ目は、受講生の皆さんがPRしているサービスは「社会を変える」気概のある素晴らしいものなので、一緒に学ぶことで視野が広がりました。様々なサービスや商品、活動をPRでサポートしている人がいて、皆さんがされていることを聞くだけでとても楽しかったです。最後は、郁乃さんをはじめ、LITAの皆さんも受講生も、“give”の精神の方が多いところです。惜しみなく情報を提供してくださる温かい方ばかりだと思います。

また、メディア交流会を通して学ぶだけではなく実践が積めることもよかったです。私自身は活用しきれませんでしたが、学べたことはたくさんありました。

―11月末に卒業してからはサポートプランに入ってくださいましたね。(サポートプランについてはこちらの記事で詳しくお伝えしております)

渡米準備と渡米直後は生活するのに精一杯で、学びを断絶せざるを得なかったので、「知識は一通り学んだけど、実践するにあたってもうちょっと質問したい」私にとってサポートプランは非常にありがたかったです。実際に、動けば動くほど質問したいことが出てくると思いました。卒業した翌日に取材依頼の連絡をいただき、取材後の対応など、聞きたいことがたくさん出てきたので、Slackで質問できるプランを申し込んでいてよかったです。Slackで質問した結果、取材当日から取材後の対応まで遠隔で問題なく行うことができました。PRのすべての工程が遠隔なのは寂しいと思う時もありますが、遠隔でもできることはたくさんあるなと感じています。

―サポートプランがお役に立っていて嬉しいです。

はい。それから、「メディア掲載されました」という私のFacebookの投稿を見て、知人から「PRってどんなもの?」と問い合わせをいただき、今、その方の企画書の準備中です。

そして、卒業生サポートプランの方のための勉強会の存在もありがたいです!本当に、「待っていました!」と感じました。PR塾を卒業すると、毎週のようにあった講義や交流会が急になくなるので、とっても寂しいんです。Slackだけでなく、直接報告できる機会があってとても嬉しかったです。

―ありがとうございます。PR塾で学んでいることは、海外生活に生かせていますか?

まだ6か月なので、こちらではまだまだ何かを始めるには至っていません。ですが、海外でもこうして日本とつながってプロボノとして活動できているのは、PR塾で学んでいるからだと思います。もしPRを学んでいなかったら、自分に自信を持てないまま時間だけが過ぎていったんじゃないかと思います。

―中山さんの今後の夢や目標を聞かせてください。

まだこちらの生活で精一杯でやりたいことがはっきりしていませんが、当面、今ご縁をいただいている「キャリア戦略カレッジ」、「科学実験教室WAKUWAKUのタネ」などのプロジェクトを、アメリカに住みながらも遠隔でサポートさせていただき、実績を積んでいきたいと思っています。この生活もきっといつかPRの肥やしになると思って、コツコツと今できることを積み上げていきたいと思っています。帰国後はアラフィフになりますが、今後もPR専門の編集ライター&PRプロデューサーとして活動できるようキャリアを作っていきます!

 ―ありがとうございました。海外にいても共感する応援したい方たちをPRでサポートしながら、ご自身のキャリアも積んでいる中山さん、応援しています。

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